「うどん」を食べる頻度は週1以上が3割で、月1以上だと8割超えの人気!米高騰や猛暑が背景か!?2割が「最近、食べる頻度が増えた」と回答
株式会社mitoriz(本社:東京都港区、代表取締役社長:原田光幸)は、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®(以下、POB)」の会員2,993人を対象に「うどんに関する調査」を実施しました。
最近、ご当地うどん店の東京進出や米価格の高騰を背景から、うどんへの注目度が高まっています。こうした中で、うどんが好まれる理由や食べる頻度、外食うどんの価格に対する意識などについて調査しました。
《調査サマリー》
・うどんは88.3%が「好き」と答える人気食、「好きではない」はわずか3.7%
・うどんが好きな理由トップは「手軽に食べられる」57.9%、「味」が50.7%で続く
・27.8%が「週に1回以上」うどんを食べている、月に1回以上の比率は82.5%
・食べる頻度は20.4%が「増えた」と回答、増加の背景に「記録的な猛暑」や「米の高騰」
・うどんは「自宅で調理して食べる」が66.5%で主流、うどんのタイプは冷凍・生麺が人気
・外食うどんの「妥当な価格」は400~599円が最多で、ワンコインの価格帯が理想
うどんが「好き」と88.3%が回答、「好きではない」はわずか3.7%と幅広い年代で不動の人気ぶり

「うどんが好きか」を調査したところ「好き」(67.4%)と「やや好き」(20.9%)を合わせて9割に迫る88.3%が「好き」という結果となりました。年代別にみても全年代で「好き」と回答した割合は66~70%となっており、年代を問わず人気のある食品であることがわかりました(図表1)。
うどんが好きな理由トップは「手軽に食べられる」57.9%、「味」や「のどごし」も上位に

うどんを「好き」「やや好き」と回答した2,645人に対して、その理由を尋ねたところ、最も多かったのは「手軽に食べられる」(57.9%)という利便性に関する回答でした。次いで、「味がおいしい」(50.7%)、「食感やのどごしがよい」(47.2%)など、味覚面の評価も高くなっています。また「消化にやさしい」(29.9%)、「体にやさしい」(21.9%)といった健康面への配慮や「アレンジしやすい」(24.4%)、「具材との相性がよい」(23.4%)といった調理の自由度に関する理由にも一定の支持が集まっており、うどんの多様な食べ方や柔軟な活用性が評価されていることが分かります(図表2)。
週に1回以上うどんを食べる人は27.8%、月1回以上の割合となると8割を超える

「うどんを食べる頻度」を調査したところ、最も多かったのは「月に2〜3回」(32.7%)で、次いで「週に1〜2回」(24.6%)、「月に1回程度」(22.0%)が続きました。「週に3回以上」と回答した人は3.2%と少数派でしたが、これらを合わせると全体の82.5%が「月1回以上」のペースでうどんを食べています。「週1回以上」で食べる人も27.8%と4人に1人以上が比較的高い頻度でうどんを食べていることが分かりました。一方で「全く食べない(ここ数年食べていない)」は2.1%(64人)にとどまり、最も少数派となりました(図表3)。
うどんの喫食頻度は20.4%が「増えた」と回答し増加傾向に、理由は「猛暑」や「米の高騰」

最近の「うどんを食べる頻度の変化」について調査したところ「増えた」(6.8%)と「やや増えた」(13.6%)と回答した人は合わせて20.4%となり、「減った」(2.6%)と「やや減った」(7.9%)を合わせた10.5%の約2倍にのぼりました。「変わらない」と答えた人が最も多く69.1%となり、全体としては安定的な消費がうかがえるものの、うどんを食べる頻度は増加傾向にあると言えそうです。
「増えた」「やや増えた」と回答した596人にその理由を自由記述で尋ねたところ、最も多かったのは季節的な理由で「暑いので冷たくのど越しの良いうどんが食べたくなる(40代・女性)」「暑い日が続いていて、さっぱり食べられるから(50代・女性)」といったコメントが250件にのぼり、全体の約42%を占めました。続いて多かったのが経済的な背景によるもので「コメ価格が上がったため、白米より麺類を選ぶことが増えた(30代・男性)」「物価高なので少しでも安いうどんが増えました(50代・女性)」など、米の価格高騰や節約意識に関するコメントが171件(約29%)にのぼりました(図表4)。
うどんは「自宅で調理して食べる」が66.5%で主流、手軽さを重視か冷凍・生麺が人気

「うどんを食べる場所」を調査したところ、最も多かったのは「自宅で調理して食べる」(66.5%)でした。「自宅で買ってきた商品(調理済み)を食べる」(35.2%)も上位に入り、自宅で食べる中食スタイルのニーズが根強いことがうかがえます。「自宅で調理して食べる」と回答した1,365人に、よく使ううどんの種類を聞いたところ「生麺」(48.1%)と「冷凍うどん」(39.4%)が多数派となりました。「乾麺」は11.0%にとどまっており、調理の手軽さや時短ニーズが選択に影響していそうです(図表5)。
外食うどんの「妥当な価格」は400~599円が最多、1,000円以上を許容するのは20代以下が最多

「外食でうどんを食べる際の価格帯」について調査したところ最も多かったのは「400~599円」(36.2%)となり、ワンコイン程度で食べたいと考えている人が主流のようです。次いで「600~799円」(30.0%)と「~399円」(15.7%)が続き、合わせて81.9%と、8割以上が外食のうどん価格は「800円未満」を適正と感じている結果となりました。
年代別に見ると「800円未満」と回答した割合は20代以下(76.5%)と60代以上(73.7%)は他の年代が80%台に対し、70%台と低くなっている一方、1,000円以上を適正とする回答は20代以下が10.2%と最も高く、60代以上が8.8%で続いています。若年層では「うどん=安い食べ物」という意識があまりなく、価格に対して柔軟な感覚を持っているとみられます。一方、高齢層は品質や満足感を重視しており、多少価格が高くても「納得のいく一杯」なら許容されやすいのかもしれません(図表6)。
【アンケート調査概要】
調査期間:2025年9月3日~9月6日
調査対象:mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」の登録会員(POB会員)
POB会員(平均年齢48.8歳)
調査方法:インターネットによる自社調査(有効回答数:2,993件)
消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」
国内最大級の消費者購買DBを活用し、メーカーや小売りなどのマーケティングを支援するサービスです。レシートに記載された購買情報を活用しているため、POSやID-POSデータで開示されていない小売りチェーンのデータや、個のユーザー(シングルソース)に紐づいた、業態を横断した購買行動や併売商品など断続的な購買行動を把握できます。
Point of BuyⓇ:https://www.mitoriz.co.jp/lp/pob/
サービスページ:https://www.mitoriz.co.jp/business/service/digitalmarketing-multi-idpos/
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会社名:株式会社mitoriz
本社所在地 :東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル5階
設 立 :2004 年 7 月 / 資本金 :1億円
代表者:代表取締役社長 原田 光幸
HP :https://www.mitoriz.co.jp/
全国の主婦を中心とした60万人を超える登録スタッフネットワーク(アンケート会員含む)を活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など227,537店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。
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