スカイディスク、NTT西日本グループと配送計画最適化の検討を開始
株式会社NTTフィールドテクノと配送計画最適化AIの検討に着手
「Business Match-up! For Next Value」では、第2回目のテーマとして「安全で快適なまちづくり」を実現する事業の創出に向けて、NTT西日本グループの持つ設備点検アセット(点検映像・画像など)と、スタートアップの持つ革新的なソリューション・プロダクトとのマッチングを目的に、共創アイデア・パートナーの募集が行われました。応募のあった各社の中から、書類審査を通過した6社がピッチ大会(3月6日)に参加し、審査の結果、弊社を含む2社が採択パートナーとして選定されました。
今回、共創事業として私たちが実現を目指すものは、物流の効率化を図る「配送計画最適化AI」の開発です。物流業界では、EC市場の拡大による需要の増加傾向に加え、働き方改革関連法案の施工に伴いドライバーの不足が懸念されるいわゆる2024年問題や、ドライバーが高齢化することによる人材不足の問題、更には温室効果ガス削減に向けた取組を進めていく事が喫緊の課題となっております。これらの課題を解消していくためには、物流業務トータルでの効率化、つまり配送ルートの最適化だけでなく、工場や物流施設におけるアイドルタイムを削減していく包括的な取組が求められています。
上記の様な課題解決を念頭に置きつつ、まずトラックが走行できるルート最適化の課題に取り組んでまいります。トラックが走行できるルートを最適化するためには、車幅や車高、車両制限、あるいはスピード制限などを考慮した上でAIモデルを構築する必要があります。今回の検討では、弊社がこれまで200社以上のDX支援を提供する中で提供してきた経験や、AI生産計画スケジューラ「最適ワークス」を開発することから蓄積した最適化AIアルゴリズムの開発ノウハウと、NTT西日本グループが持つ網羅的な道路に関連する画像データを活用します。画像データから配送計画最適化を行う際に考慮すべき制約条件を網羅的に抽出した上で、トラックが走行できるマップを生成し、これらの要件に加えて工事などに関連する道路閉鎖の有無など、その他の制約条件を考慮した上でルートの最適化を行うシステムの開発をめざします。
また、本取組に協力していただける物流企業様とも積極的に連携させて頂く事を検討していきます。物流企業の現場の生の声を反映させ、サービスに実装していくことで、現場の課題解決を実現していく方針です。弊社は、今後とも社会課題に向き合い、AIを活用したソリューションの提供と、ステークホルダーと連携した価値共創に取り組んで参ります。
■「最適ワークス」について
「最適ワークス」は株式会社スカイディスクが開発・提供する、製造業向けAI×SaaS生産スケジューラ(生産計画自動立案システム)です。「いつまでに、何個、どの製品を」というオーダー情報から、特許取得の独自AIエンジンが設備稼働・人員配置の割付け計画を瞬時に立案します。独自開発のエンジンにより、マスター設定にかかる手間を劇的に改善。
従来型のパッケージソフトウェアとは異なり、サブスクリプション(月額定額)サービスとして提供することで、導入からメンテナンスまでを考慮したトータルの運用コストを大幅に軽減しました。製造業各社がスモールスタートでき、DXを推進するサービスを実現しました。現場の脱属人化を支援するだけでなく、製造効率を定量的に把握・改善活動に活かし、経営判断にも反映していく「生産計画DX」を推進しています。
製品サイト:https://saiteki.works/
2022年4月 正式版 提供開始
2022年12月 正式版ローンチから8カ月でARR1億円を突破
■スカイディスク 会社概要
2013年の創業以来、製造業を中心に約272社のお客様と550件(※3)のプロジェクトに取り組んできました。そこで得た知見・ノウハウをサービス・プロダクトとして世の中に還元することが私たちの使命だと考えています。「ものづくりを、もっとクリエイティブに」をミッションに、AIを活用したDX推進にチャレンジしていきます。
本社所在地:福岡県福岡市中央区舞鶴2-3-6 赤坂プライムビル4F
代表者:代表取締役CEO 内村 安里
設立:2013年10月1日
事業内容:AIを活用したDX支援、AIxSaaS生産計画立案サービス「最適ワークス」の提供
会社サイト:https://skydisc.jp/
<注記補足>
※1「QUINTBRIDGE」とは:QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)は、NTT西日本が運営するオープンイノベーション施設です。企業・スタートアップ・自治体・大学などが自由に交流し、それぞれの思いやアセットを共有しながら共創を進め、実社会での活用をめざします。
会員とともに社会課題の解決と未来社会の創造を成し遂げ、ウェルビーイングが実感できる社会を実現することを目的としています。URL:https://www.https://www.quintbridge.jp/
※2「Business Match-up! For Next Value」についての詳細:
URL:https://www.quintbridge.jp/program/detail/apc9wtchr9/
※3 創業から2023年6月末実績。PoCプロジェクト含む
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