加速するグルメサイト離れ。「Google」利用率トップに。「食べログ敗訴は妥当」、飲食店で多数派
第3回「グルメサイトに関するユーザー&飲食店意識調査」
飲食店に予約・顧客管理システムの開発・提供等を行う株式会社TableCheck(本社:東京都中央区、代表取締役社長:谷口 優、以下、テーブルチェック)は、20~60代の全国の男女1100名と、20~50代の飲食店に勤務する全国の男女550名を対象に、「グルメサイトに関する意識調査」を実施しましたので、調査結果をお知らせいたします。
■ 「グルメサイト」とは
飲食店などの情報を中心として扱うウェブサイト。店名や住所、電話番号などの基本情報のほかに、メニューやおすすめプラン、来店客によるレビュー、評価などが掲載されている。国内におけるグルメサイト「食べログ」や「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」などでは、検索だけではなくネット予約受付も可能。
■ 調査概要
調査名 :グルメサイトに関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年6月27日~30日
調査対象:
(ユーザー) 全国20~60代の男女1100名
(飲食店) 全国20~50代の飲食店勤務の男女550名
※本リリースに関する内容をご掲載の際は、必ず「テーブルチェック調べ」と明記してください。
■ サマリー
【ユーザー】
- グルメサイト信頼しない層、2年で1.2倍に
利用率も大幅減で、Googleが初めてトップに - 20~50代、飲食店検索はすでに「Google」にシフト
予約で根強い「グルメサイト」「電話」
- 食べログ敗訴は「妥当」が多数派、食べログ支持はわずか5%
根強い影響力を持つグルメサイトに不満 - グルメサイト離れ「コスト高」と「低い信頼性」
予約受付ツールは「公式ウェブ」「インスタ」が2倍超の伸び
ー調査結果詳細 ユーザー編ー
- グルメサイト信頼しない層、2年で1.2倍に
利用率も大幅減で、Googleが初めてトップに
毎年当社で実施している「グルメサイトに関する意識調査」の第3回目となる今回の調査結果からは、グルメサイト離れが進行する一方で、新興勢としてGoogleが一気に存在感を高めているという現実がみえてきた。ユーザーに対して、グルメサイトの信頼度を問うた設問に対して、「あまり信頼していない」「まったく信頼していない」を合わせた信頼しない層は、30.4%にまで上り、2年前の数値から約1.2倍となった。さらに、複数回答で飲食店検索に利用するツールを尋ねると、検索、マップなどを含む「Google」の利用が初めてグルメサイトを抜いてトップに躍り出た。Googleは、コロナ禍で検索や予約など飲食店に関連する機能を充実させた結果、ユーザーが一気にシフトした結果となった。また、グルメサイトの利用頻度を尋ねた問いでも、利用頻度が減った層が増えた層を毎年上回って推移しており、その理由として「信頼できない」「好みのお店が見つからない」が過去の調査から変わらず2トップに挙げられている。
- 【年代別】20~50代、飲食店検索はすでに「Google」にシフト
予約で根強い「グルメサイト」「電話」
一方、予約ツールとしての利用率は、「Google」「SNS」ともに極めて低い利用率にとどまっており、予約ツールとしての普及はまだ途上段階にあると言える。予約は依然として「グルメサイト」「電話予約」が根強い。GoogleやInstagramはコロナ禍で飲食店の予約機能を充実させたが、飲食店側の導入設定が進んでいないなど、検索から予約までの動線に課題があると考えられる。裏を返せば、圧倒的なユーザー数を集めるGoogleを予約ツールとしてしっかり活用すれば、Googleから高い集客効果を期待できるのではないだろうか。
▶【検索】SNSは20代、Googleは30~40代/【予約】根強い「電話」「グルメサイト」
- 「好みのお店を発見できる」 Googleがトップ
予約ツール、メリットで選ぶ傾向が鮮明
また、予約ツールとして利用する理由をそれぞれ尋ねたところ、各ツールに感じるメリットを優先して利用する傾向が鮮明になった。例えば、同じグルメサイトでも食べログは情報網羅性が高いことから「情報を比較できる」がトップになったのに対し、ホットペッパーは「ポイントが貯まる」、一休は「お得」と回答が分かれた。
電話予約は、「簡単」「確認しやすい」「変更などが手軽」「要望を細かく伝えられる」「確実」「直前予約ができる」と、複数の項目で高い支持を得ている。予約ツールとして電話を超えるツールがまだ登場していないことの表れでないだろうか。
ー調査結果詳細 飲食店編ー
- 食べログ敗訴は「妥当」が多数派、食べログ支持はわずか5%
根強い影響力を持つグルメサイトに不満
- グルメサイト離れ「コスト高」と「低い信頼性」
予約受付ツールは「公式ウェブ」「インスタ」が2倍超の伸び
- 主戦場は「インスタ」へ、飲食店の集客マーケティング
ユーザー利用高まる「Google」活用に課題
- 9割がグルメサイトにネガティブな意見
効果を疑問視する声「評価制度をやめてほしい」「勝手にお店の情報を掲載しないで」
- 【まとめ】ユーザーは「Google」、飲食店は「インスタ」が急伸
グルメサイト凋落の背景に、ビジネスモデルの限界
- About Us
- 会社名 :株式会社TableCheck(カブシキガイシャテーブルチェック)
- 所在地 :東京都中央区銀座2丁目14番5号 TWG銀座イースト
- コーポレートサイト :https://www.tablecheck.com/ja/company/
- 創立年月 :2011年3月
- 資本金 :1億円(累計調達総額10.65億円)
- 事業内容 :クラウド型レストランマネジメントシステム及び飲食店検索・ネット予約システムの開発・提供
- 拠点 :8拠点(東京本社、大阪、韓国、シンガポール、インドネシア、タイ、オーストラリア、UAE)
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