神奈川県「令和4年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」―導入実証の結果を受けAFS配膳ロボットα8号(通称:アルファエイト)2台導入へ、事業報告セミナーでも事例紹介されましたー

 2022年10月24日にPR開示いたしました、神奈川県の「令和4年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」において、「湯本富士屋ホテル(神奈川県足柄下郡箱根町)」でのロボットの導入実証は無事終了し、当社の配膳AIロボットα8号機(通称:アルファエイト)2台をご導入いただきました。湯本富士屋ホテルにおいて導入実証を実施したロボットの中で、本日時点で唯一の導入事例となりました。
また、この導入実証の内容は、2023年2月28日に開催されたセミナー『ロボット活用の最前線~神奈川県「新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業報告」~』(主催:神奈川県、㈱NTTデータ経営研究所、モノづくり日本会議)の第2部「商業・宿泊・医療施設が推進するロボット活用-令和4年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業の成果報告-」にて紹介されました。

出典:㈱NTTデータ経営研究所出典:㈱NTTデータ経営研究所

➀神奈川県「令和4年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」の取組概要
 神奈川県は、「さがみロボット産業特区」の取組などを通じて、生活支援ロボットの実用化や普及・活用を推進されており、本事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に資する生活支援ロボットの実装に意欲的に取り組む施設4カ所に対し、県が課題を解決する生活支援ロボット11種類を選定し(選定作業には施設にも加わっていただいています)、令和5年3月までにロボットの導入実証及び効果検証後、実装を検討していただく取組です。実装に向け県が選定した実装支援事業者(㈱NTTデータ経営研究所)が、実証に係る経費支援に加え、安全対策やより良い運用方法を提案するとともに、効果検証等を支援されました。

➁『ロボット活用の最前線~神奈川県「新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業報告」~』にて報告された効果検証
 2023年2月28日に開催されたセミナー『ロボット活用の最前線~神奈川県「新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業報告」~』(主催:神奈川県、㈱NTTデータ経営研究所、モノづくり日本会議)の第2部では、㈱NTTデータ経営研究所 ビジネスストラテジーコンサルティングユニット シニアコンサルタントの吉原 理人氏より事例報告があり、当社を取り上げていただいたほか、第3部のパネルディスカッションでは、導入施設である湯本富士屋ホテルより副支配人の秋山 敏之氏が登壇され、当社ロボットの導入の感想やロボット導入のポイントについてお話しされました。
 第2部で報告されたロボット導入実証の効果検証の結果によると、特に効果があったのは、100m超に及ぶ厨房間のバックヤードでの料理搬送業務です。これをロボット2台に置き換えたところ、1カ月間で432分(7時間12分)の料理搬送時間をロボットに置き換えることができ、営業時間の約23%に当たる搬送時間を削減したと報告されました。従業員アンケートでもこの業務の手間削減にロボットが役に立ったと回答した方は88%にのぼり、高評価であったことが紹介されました。
 セミナーの第1部で「サービスロボットの社会実装実現について」と題してご講演され、第3部のパネルディスカッションに参加されたサービスロボットの第一人者である東京都立大学准教授 和田一義氏も「宿泊施設は通路にいろいろなものが仮置きされているので、ロボットの導入は大変だと感じたが、スムーズに動くことができ、ロボットによって湯本富士屋ホテル様の課題を解決し、導入につながったことは素晴らしい。」とコメントされました。

③湯本富士屋ホテルのご紹介

箱根七湯のひとつとして、江戸時代から親しまれてきた湯本温泉郷の玄関口に位置する「湯本富士屋ホテル」。
箱根湯本駅から徒歩3分とロケーションに恵まれ、早川のせせらぎと緑に囲まれたホテルです。新館「レインボープラザ」は1,400平米のコンベンションホールを備え国際会議・婚礼・パーティ等多目的にご利用いただけます。レストランも日本料理・フランス料理・中国料理の三国の美味を堪能できます。


④配膳ロボットα8号機のご紹介

  • 特徴1 ハイブリッド自律走行システム
α8号機は、従来のお食事の配膳・下げ膳の機能で、より店舗運営に即した走行システムを標準化しました。
  • 特徴2 環境を独自に把握し、ルートの選択やスピードの可変設定が可能

これまでのロボットは、走行速度を0.7m/秒に決定すると、速度一定で走行しますが、α8号機は、走行エリア内で人の動線とクロスするような場所では0.3m/秒で走行し、それ以外の場所では1.0m/秒で走るなど走行速度に変化を設けることが可能です。

  • 特徴3 非接触や業務の効率化のサポートに加え、コミュニケーションモード搭載

α8号機には、これまでの配膳ロボットにはなかった「コミュニケーションモード」を搭載しており、「販促」や「告知」機能が強化されています。モード選択により誕生日を祝いながら配膳を行ったり、オープン時や閑散時間帯では店頭でお客様を呼び込んだりするパフォーマンスを行うことも可能です。

  • 特徴4 最大4段設置された配膳トレイで8台同時に運用可能(32か所への連続配膳可能)

配膳トレイは、最大4段まで設置ができ、最大4ヶ所に連続配膳することが可能です。また、8台の同時運用が可能(理論上は30台以上稼働可能)です。配膳ボックスは、脱着式で衛生面にこだわり、開放型・配膳ボックス型の両方での運用が可能となったことも大きな特徴の1つです。

  • 特徴5 足回りも強化し段差1.0cm以下でのスムーズな運用が可能

足回りも強化し段差1.0cm以下(大半のロボットが0.5cm以下)での段差運用を可能にしました。


◇株式会社アルファクス・フード・システム(以下AFS社)
AFS社は、1993年の創業時より一貫して外食チェーン向けに、食材在庫管理を詳細にコントロールできる、外食企業専用基幹業務システム「飲食店経営管理システム(R)」や、勤怠集計管理システム「Timely」を主力に、ASP/クラウド型でトータルソリューションを提供しており、大手外食チェーンを中心に導入店舗数は累計約 26000店(約1,800社)で利用されています。
 また、これまで手作業で行われてきた食材・備品の発注が、当日在庫等を考慮して完全に自動的に補充発注できる「自動発注システム」(特許取得)を2017年よりサービス提供しており、世界的な食品ロス削減に貢献しています。
社    名:株式会社アルファクス・フード・システム(ALPHAX・FOOD・SYSTEM CO.,LTD)
     東証グロース上場(証券コード 3814)
             https://www.afs.co.jp/
所 在 地:山口県山陽小野田市千崎 128 番地(江汐公園内)
代 表 者:代表取締役社長 藤井 由実子
事業内容:外食企業向け IT システム提供
               1.ASP/クラウド型基幹業務サービス「飲食店経営管理システム(R)」の販売・サポート
               2.システム機器の企画・販売
               3.ハードウェア・ソフトウェアの全国メンテナンスサービス
               4.自社製品・サービスの開発・検証を兼ねたホテル・レストランの運営
 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
旅行・観光ホテル・旅館
関連リンク
https://www.afs.co.jp/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.afs.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
山口県山陽小野田市千崎128番地(江汐公園内)
電話番号
0836-39-5151
代表者名
藤井 由実子
上場
東証グロース
資本金
9億531万円
設立
1993年12月