【ニュースレター】日本現存最古のローラーコースターは昭和28年生まれの72歳
昭和100年と浅草花やしき第三弾
2025年は「昭和100年」となる節目の年です。ペリーが黒船で来航した嘉永6年( 1853年)に花園として誕生した「浅草花やしき」。ちょうど100年前の昭和元年は、動物園として営業。戦後は人々が求める娯楽に合わせ、遊園地に業態をかえて営業を続けてきました。本ニュースレターでは、昭和に生まれ、今も花やしきの人気アトラクションである日本現存最古の『ローラーコースター』を深堀ります。
◆ローラーコースターの歴史
起源はロシアの貴族の氷滑り遊びやアメリカの鉱山鉄道のトロッコなど、諸説あります。その後、起源の遊びを改良し、1884年にアメリカで第一号といわれるローラーコースターが誕生しました。ローラーコースターの日本初上陸は、明治23年(1890年)に上野公園で開催された『第3回内国勧業博覧会』。しかし、和装が基本の当時は服が乱れるため不評でした。また同博では日本初の電車の披露が話題となり、ローラーコースターの披露はインパクトが弱かったようです。
◆花やしきのローラーコースターは昭和生まれ!
博覧会から半世紀後の昭和28年(1953年)、日本初のテレビ放送が行われたのと同じ年、花やしきに「ローラーコースター」が設置されました。日本現存最古のローラーコースターです。当時最先端のロケット風のデザインと、新鮮なスリルが人気を博しました。その後、ドラゴンや千両箱の形など変わり種も経て、現在は誕生当時を再現したロケット風の形に戻っています。

◆目指せ100周年!長寿の秘訣は2種類のメンテナンス!
①遊園地スタッフによる毎日検査
開園前に行う毎日検査では、メンテナンススタッフが実際にコースを歩いて、レールに異常や異物がないか確認。車両の下に入り込み、車体を点検します。その後、アトラクションを運転するスタッフが試乗し、安全に運行できているかを最終確認します。朝一番でローラーコースターに乗車することも遊園地スタッフの大切なお仕事です。


②車体を分解して点検する法定検査
ローラーコースターの車体を専門の検査業者へ運搬し、ネジ一つまで分解して異常がないかをチェックしてもらいます。
運搬時はクレーンにつられて、車体がレールから外されます。車体が浅草の空を飛ぶ様子は花やしきスタッフも心が躍る瞬間です!2025年の法定検査では、点検に向かう5月20日(火)と点検から戻る7月11日(金)に空を飛びます。


花やしきのローラーコースターは、定期点検と日々のメンテナンスにより、昭和から平成、令和の現在まで、浅草の街を爆走し続けています。
★2025年5月20日(火)~7月11日(金)の期間、ローラーコースターは法定検査のため運休となります。
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