PingCAP、米国最高のビジネスアワードAmerican Business Awards®でGold Stevie賞を受賞

※本プレスリリースは、2025年4月28日に米国で公開された「PingCAP Honored As Gold Stevie® Award Winner in 2025 American Business Awards®」の抄訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
分散型SQLデータベースソリューションTiDBの開発元であるPingCAP (US), Inc. (以下、PingCAP) は、同社のTiDB 8.5がAmerican Business Awards®の Big Data & Reporting Analytics Solution部門でGold Stevie®賞を受賞したことを発表しました。
PingCAPは、トランザクション、リアルタイム分析、AIアプリケーションのための統合データベースプラットフォームであるTiDBを開発した企業です。TiDBは、NoSQLシステムのスケーラビリティと性能、トランザクションデータベースの信頼性と一貫性を兼ね備えており、ハイパースケールのSaaS企業にとって理想的な基盤となっています。Pinterest社、Plaid社、Bolt社などの企業は、最も要求の厳しいアプリケーションをサポートするためにTiDBを利用しています。
昨年、PingCAPはTiDB 8.5を特徴的な新機能とともに発表しました。ベクトル検索は、RAG (Retrieval-Augmented Generation)、レコメンデーションシステム、自然言語処理などのアプリケーションを強化します。このリリースによりTiDBは、追加のデータベースや技術スタックを必要とせず、AIを活用する企業にとって強力なツールとなります。TiDBは、エンジニアリングチームが同じプラットフォーム上でトランザクションワークロード、リアルタイム分析、AIアプリケーションを実行することを可能にし、急成長企業の開発加速、メンテナンスの簡素化、分析の改善、コスト削減を支援します。
TiDB 8.5の主な特徴は以下の通りです:
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パーティショニングされたテーブルのグローバル・インデックス: パーティショニングされていないカラムの検索効率が向上し、一意キーがパーティション・キーを含まなければならない要件が削除されます。
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モニタリングとインサイトの強化:TiKVとTiDBのCPU時間メトリクスをシステムテーブルに統合し、リソース消費をより効果的に監視・診断できるようになりました。
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リソース制御の強化:リソース・グループ管理およびバックグラウンド・タスクの最大リソース使用量制限設定のための権限制御により、クラスタの安定性と効率的なリソース利用が保証されます。
PingCAPの共同創業者兼CEOであるMax Liuは、次のように述べています。
「企業は、SQLデータベースの速度、スケーラビリティ、運用のシンプルさの間で選択する必要はありません。TiDB 8.5は、現代のワークロードの要求を満たすように設計されており、トランザクション処理、リアルタイム分析、AIアプリケーションを処理できる統合型ハイパースケール・ソリューションを提供します」
The American Business Awardsは、米国で最も権威のあるビジネスアワードプログラムです。官民、営利・非営利、規模の大小を問わず、米国で活動するすべての組織にノミネート資格があります。
今年は、あらゆる規模、ほぼすべての業界の組織から3,600以上のノミネートが提出され、「Startup of the Year」「Executive of the Year」「Best New Product or Service of the Year」「Marketing Campaign of the Year」「Thought Leader of the Year」「App of the Year」など、幅広いカテゴリーの選考対象となりました。
Stevie Awardsの会長であるMaggie Miller氏は次のように述べています。
「全米の組織は、回復力と革新性を示し続けています。2025年Stevie Awardsの受賞者たちは、その革新性、粘り強さ、勤勉さによって成功を後押ししてきました。2025年6月10日にニューヨークで開催されるガラ・イベントで受賞者の功績を称えることを楽しみにしています」
The American Business Awardsの詳細と2025 Stevie受賞者リストは www.StevieAwards.com/ABA からご覧いただけます。
※本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
TiDBについて
PingCAPの主力製品である分散型NewSQLデータベース「TiDB (タイ・デー・ビー) 」は、ゲーム業界、金融、決済サービス、Eコマース、コンテンツサービス、ロジスティックスなど多種多様な業界やミッションクリティカルな場面での導入が進み、全世界で3,000社以上の企業に採用されています。TiDBは、MySQLやPostgreSQLなどの従来のリレーショナルデータベースと同様にSQLを使用してデータにアクセスすることができ、分散型のアーキテクチャにより水平方向の拡張性、強力な一貫性、MySQLとの互換性を備えた高い可用性、HTAP (ハイブリッドトランザクション/分析処理) 、クラウドネイティブを特徴としています。また、TiDBの機能をクラウド上で使用できるフルマネージドサービスのTiDB Cloud (TiDB Cloud Serverless および TiDB Cloud Dedicated) を提供しています。TiDB Cloudは、スケーラビリティとコスト効率に優れたオプションとして注目されており、また従来のデータベースの枠を超えた付加サービスを提供しています。中でも、OpenAIが提供するChatGPTとTiDB Cloudを組み合わせて開発した自然言語クエリジェネレータ「Chat2Query」はAIとデータベースを融合した最新技術として注目され、AIがユーザーのデータスキーマを理解して自動でクエリを生成、膨大なデータを超高速処理で分析し、リアルタイムで結果を返します。
PingCAPについて
PingCAPは、エンタープライズ向けのソフトウェアサービスプロバイダーとして2015年に設立され、オープンソースでクラウドネイティブなワンストップのデータベースソリューションを提供することにコミットしています。PingCAPの社名は、ネットワークの疎通を確認するために使用されるコマンド「Ping」とCAP定理の「CAP」の2つの単語を組み合わせています。3つのうち2つを選ばなければならないとされるCAP定理のC (Consistency – 一貫性)、A (Availability – 可用性)、P (Partition Tolerance – ネットワーク分断への耐性) ですが、この3つの全てに接続したい (Ping) という思いが込められています。PingCAPの詳細については https://pingcap.co.jp をご覧ください。
PingCAPは、Access Technology Ventures、Coatue Management、GGV Capital、Sequoia Capitalなど、米国の大手投資会社から資金提供を受けています。
会社概要
会社名:PingCAP株式会社
所在地:東京都千代田区大手町2丁目6番4号 TOKYOTORCH 常盤橋タワー 9F
代表者:Eric Han (エリック・ハン)
設立:2021年3月15日
事業内容:分散型NewSQLデータベース「TiDB」を主力とした、オープンソースでクラウドネイティブなワンストップのデータベースソリューションを提供
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