中古物件購入者132人に聞いた!中古マンション選びの基準と周辺環境に関する意識調査
本調査に関して
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女132名を対象に、「中古マンション選びの基準と周辺環境」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査内容:「中古マンション選びの基準と周辺環境」についてのアンケート調査
調査期間:2025年1月29日(水)〜2025年3月21日(金)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:132人
調査対象:男性63人、女性69人
回答者について
まずは、回答者の年代と男女の割合をご紹介します。

回答者の年代
20代:約16%
30代:約25%
40代:約36%
50代:約19%
60代 以上:約4%

回答者の性別
男性:約47%
女性:約53%
選んだ中古マンションについて

ここでは実際に購入された中古マンションの金額について見ていきます。
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2000万円未満:約42%
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2000万円以上3000万円未満:約34%
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3000万円以上4000万円未満:約13%
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4000万円以上5000万円未満:約4%
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5000万円以上7000万円未満:約5%
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7000万円以上:約2%
今回の調査で最も多く選ばれていたのが「2000万円未満」と「2000万円以上3000万円未満」でした。この2つで約76%を占めていました。新築マンションの購入費用の平均が都内で7000万円前後、全国では5000万円から6000万円ほどであるため、中古マンションはやはり低コストで購入されているようです。
とはいえ、それでも中古マンションの購入は人生を賭けた高い買い物であるのは確かであり、選ぶ際は慎重にならざるを得ません。では、実際に中古マンションを購入された人はどのような点に注意して、物件を選んだのでしょうか。
今回は特に「周辺の交通の便」「ペットの飼育可否」「治安」「周辺の環境」などに関して、何が一番注目されているのかを明らかにしたいと思います。
中古マンション選ぶときに意識している周辺環境について

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交通の便:約49%
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買い物のしやすさ:約17%
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治安:約16%
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商業施設や娯楽施設の有無:約5%
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物価:約4%
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マンション住民との関わり:約4%
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ペットの飼育可否:約3%
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自然の多さ:約2%
集計した中で最も多い回答が「交通の便」の約49%、次に「買い物のしやすさ」の約17%、「治安」の約16%でした。多くの人が日々の暮らし、特に通勤などのルーティンがしやすいものを選ぶ傾向がありました。また、生活の安全面に関して、「治安」についても意識しているようです。
次に、「商業施設や娯楽施設の有無」や「物価」、「マンション住民との関わり」も気にしている人がいました。周辺にどのような施設があるのか、役所やショッピングモールだけでなく、公園など娯楽施設は何があるのかも、見ておきたいポイントですね。
そのほか、ごく少数ですが「自然災害のリスク」についてという回答もありました。中古マンションはかなり高い買い物です。地震や水害などのリスクは最小限にしておきたいものです。
では次に、上位3つまでのそれぞれの回答を選んだ理由について、見ていきましょう。
交通の便と答えた人の理由
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「車移動での高速のICや公共交通機関を使う際の駅やバス停が近ければ、マンションを今後売る際に、そこまで値崩れしないと思ったので」(30代 男性)
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「長く生活するなら移動がスマートであることが実用性として重視されるべきだから」(30代 男性)
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「子供が高校生くらいになって電車やバスで通学するときに便利かなと思ったから」(30代 女性)
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「中古マンションを買うなら、絶対的に地下鉄沿線上から近い所が良いと考えていました。もしいずれ自分が貸し出すことになった時に、決め手となるのは利便性だと感じたからです」(30代 女性)
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「車を持っていないため、近くにバス停や駅がないと不便だったから交通の便がいいところにしました」(20代 女性)
「交通の便」を選んだ人の回答理由として、特に目立ったのは「今後、売却もしくは貸し出す事を考えた際に影響する」というもの。中古マンションを購入する際の将来設計として、中古マンションの売却や貸し出しを想定している人も多いです。通勤や通学に関連した利便性はもちろんですが、将来的な中古マンションの価値を考えて、「交通の便」と意識している人が多くいました。
買い物のしやすさと答えた人の理由
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「近くにスーパーがあると安心なため、購入前にスーパーが近くにあるか調べました」(40代 女性)
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「自分自身も歳をとり、徒歩圏に食料品やドラッグストア、ホームセンターなどがない事にとても不便さを感じるようになったため」(50代 女性)
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「年を取ると身近なところで、身の回りのものが整う方が便利で暮らしやすいです」(50代 女性)
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「日常的な買い物に便利なため」(40代 男性)
こちらも日常生活のルーティンをより便利にしたいという人が多い印象です。特に、年齢を重ねて日々の買い物や用事を足す時の行動範囲を自宅周辺に絞りたいという思いも見られました。
治安と答えた人の理由
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「子供がいるので、安心して生活できる環境が重要だと思ったからです」(40代 男性)
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「犯罪に巻き込まれることなく安心して生活できるからです」(20代 男性)
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「小学生の子どもが2人いるため、近隣の小学校が落ち着いた環境かどうかが気になるから」(40代 女性)
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「子育てがしやすい環境を選びたかった」(30代 女性)
「治安」を選んだ方のなかで「子育てにとって重要」を理由として答えている人が多くいました。土地や地域ごとに治安の良し悪しがあるのは事実です。これから住む土地は治安がいいのか、子供の通学路はどのようなものなのか、学校自体はどうなのかを気にかけているようです。
まとめ
中古マンションを選ぶ際、外的な基準として特に目を向けられているのが「交通の便」、「買い物のしやすさ」「治安」で、全体の約76%が上記のように回答しています。今回の回答者の中古マンション購入価格はおよそ2000万円前後。新築マンションに比べれば、比較的手頃ですが、それでも高い買い物です。マンション自体のポテンシャルは事前に説明がありますが、周辺環境は現地に行って調べてみないと分からないようなものが多いです。中古マンションを選ぶ際は、外的な要素についてもきちんとみておきましょう。
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