【新刊書籍のご案内】サステナブル 金融が動く

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 池田 雅一)のフェロー 吉高 まり 執筆の書籍「サステナブル 金融が動く」が発行されましたので、お知らせいたします。

【内容紹介】

カーボンニュートラル社会実現に向けた処方箋

民間金融機関でただ一人COP(国連気候変動枠組条約締約国会議)に15年以上参加し、日本の排出権ビジネスの草分け的存在である著者が、なぜ金融機関が気候変動問題、グリーンビジネスに動くのかを読み解く。サステナブルに関して、日本にはポテンシャルがある。これから金融機関がとるべきアクションとは?


【書籍情報】

書籍名:サステナブル 金融が動く

著者:吉高 まり
発行:金融財政事情研究会
発行年月:2023年11月
価格:定価3,190円(本体2,900円+税10%)


【著者コメント】

金融機関は、今、気候変動問題等の社会課題の解決に資する対応を求められていますが、この動きは突発的に発生したものではありません。本書では、気候変動問題の解決に向けて、金融機関がこれまで実施してきた行動の経年的な変容と動機を紐解きつつ、金融機関が今後進むべき方向性とサステナブルファイナンスへの示唆を考察しています。サステナビリティに取り組む皆さまにとって本書が参考となれば幸いです。


【著者プロフィール】

吉高 まり(よしたか まり)

三菱UFJリサーチ&コンサルティング フェロー(サステナビリティ)

IT企業、米国投資銀行等で勤務後、2000年、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社、国内外で長年にわたり環境金融コンサルティング業務に従事。環境省、経済産業省、金融庁等の審議会等委員を務めるとともに、サステナブル経営やファイナンスの領域で多様なセクターに対しアドバイス等を提供。2020年5月当社入社、三菱UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券兼務。一般社団法人バーチュデザイン代表理事。米国ミシガン大学環境・サステナビリティ大学院科学修士、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士(学術)。


【主要目次】

Chapter1 気候変動問題と企業を取り巻く環境変化

1 気候変動問題と国際交渉

2 企業を取り巻く気候変動問題と環境変化


Chapter2 金融機関と企業を取り巻く気候変動政策の動向

1 金融機関と環境金融

2 金融機関と気候変動問題

3 金融機関が気候変動問題に取り組むに際して直面する困難


Chapter3 カーボンプライシング

1 カーポンプライシングの種類と意義

2 英国における排出量取引制度(UK ETS)

3 EUにおける排出量取引制度(EU ETS)

4 米同における排出量取引制度

5 東アジアにおける排出量取引


Chapter4 カーボンクレジット・オフセット

1 排出権取引とプロジェクト・ベースのカーボンクレジット取引

2 クリーン開発メカニズム(CDM)の主な参加者

3 クリーン開発メカニズム(CDM)の仕組み

4 カーボンクレジット市場の参加関係者の経年動向

5 カーボンクレジット市場における金融機関の存在


Chapter5 グリーン・ボンド(ESG債)と金融機関

1 低炭素技術導入事業の経済性の改善

2 グリーンボンド市場の成長

3 グリーンボンドの特徴

4 グリーンボンド市場の参加者

5 グリーンボンドのプレミアム


Chapter6 金融機関が気候変動問題になぜ動いたのか

1 金融機関による気候変動関連市易への関与

2 炭素税導入に際して欧州で採用されたバンドリング

3 金融機関の気候変動関連市場関与の動機を理解するためのフレームワークの構築

4 カーボンクレジット市楊における民問金融機関の参加動機

5 グリーンボンド市場における民間金融機関の参加動機


Chapter7 金融機関が気候変動問題にどう動くべきか

1 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の動き

2 サステナブルファイナンスの動き

3 金融機関の監督における気候関連リスク管理の考慮

4 金融機関が気候変動問題に対してできること

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会社概要

URL
http://www.murc.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー
電話番号
-
代表者名
池田 雅一
上場
未上場
資本金
20億6000万円
設立
2006年01月