山で “すれ違った誰か” が、登山者の命を救う。進化した「みまもり機能」と特許取得のお知らせ / ヤマップ

「これまでにすれ違った登山者の位置情報」をまとめて交換。山の安全網を自動で構築する仕組み(ITを活用した人命救助ネットワーク)がより強固に。

ヤマップ

登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップ(福岡市、代表取締役 春山慶彦、以下ヤマップ)は、この度、登山中の位置情報を家族や友人と共有できる「みまもり機能」の性能を向上させ、山の安全網を自動で構築する仕組み(ITを活用した人命救助ネットワーク)を、より強固なものにしました。

「これまでにすれ違った登山者の位置情報」をまとめて交換 | ユーザーどうしの位置情報交換の連鎖が、山の安全網を自動構築「これまでにすれ違った登山者の位置情報」をまとめて交換 | ユーザーどうしの位置情報交換の連鎖が、山の安全網を自動構築

  • これまでの「みまもり機能」の仕組み
「みまもり機能」とは、登山中の位置情報を YAMAP のサーバーに定期的に送信することで、帰りを待つ家族や友人など大切な人たちに位置情報を共有する機能です。
電波の入らない山の中を歩き、万が一遭難してしまった場合は、第一通報者が「ご家族」であることも多いため、あらかじめ位置情報を共有しておくことにより、捜索範囲を絞り込むことが容易になります。

「みまもり機能」基本的な仕組み「みまもり機能」基本的な仕組み

(1)電波の届かない山の中(オフラインエリア)でも、YAMAP ユーザーどうしですれ違ったときに位置情報を自動で交換します。(Bluetoothによる通信)

(2)その後、どちらか一方の人がオンライン(携帯電話の電波が入る状況)になったときに、すれ違った相手の位置情報もYAMAP のサーバーに送信。サーバーが受け取った位置情報は登山者が指定した家族や友人に共有されます。

オンライン時に、すれ違った相手の位置情報も送信オンライン時に、すれ違った相手の位置情報も送信

そのため「みまもり機能」は、YAMAPを使う人が増えれば増えるほど山の安全網(ITを活用した人命救助ネットワーク)が自動的に形成されていく仕組みとなっています。

利用者の増加が山の安全網を形成利用者の増加が山の安全網を形成

2019年7月のサービス提供開始から現在までの間「みまもり機能」が登山者の人命救助に直接貢献した事例*も生まれています。また、各都道府県の警察・自治体などの救助従事者から、位置情報の提供を要請される事例も増加しています。

*参考記事
「みまもり機能」の救助活用事例
URL: https://note.yamap.com/n/n300242c890fa

「YAMAP」の位置情報を起点とした遭難救助実例
URL: https://yamap.com/magazine/feature/539

遭難対応件数が前年比300%に増加
URL: https://corporate.yamap.co.jp/news/archive/2021-10-03/
 
  • 進化した「みまもり機能」|早期発見、遭難救助の可能性が向上
今回、進化した「みまもり機能」が可能にしたのは「これまでにすれ違った登山者の位置情報」をまとめて交換できることです。

進化した「みまもり機能」の仕組み進化した「みまもり機能」の仕組み

従来の「みまもり機能」は「1対1の位置情報交換」の反復によって人命救助のネットワークを構築してきました。進化した「みまもり機能」では、「複数対複数の位置情報交換」が連鎖するため、人命救助ネットワークがより強固なものになります。
誰かがオンラインのエリアに入った際に位置情報が共有される可能性。そして有事の際、登山者が早期に発見され、救助に繋がる可能性の向上が期待されます。
※活動を終了すると、それまで持っていた自分や他の登山者の位置情報は削除されます

「複数対複数の位置情報交換」の連鎖で、人命救助ネットワークをより強固に。「複数対複数の位置情報交換」の連鎖で、人命救助ネットワークをより強固に。

  • 「みまもり機能」基本技術における特許を取得
この度、YAMAPユーザーどうしが山ですれ違った際、お互いの位置情報を交換し、電波の届かない場所の位置情報を共有できる「みまもり機能」の基本技術において、特許を取得しました。


特許番号 :特願2020-110196
発明の名称: みまもりシステム、みまもり方法及びプログラム
特許出願人:株式会社ヤマップ
起案日 :2021年8月19日


この特許取得は「みまもり機能」の信頼性向上と、他者が類似技術の特許取得をすることにより技術が独占されることの回避を目的としています。類似の効果をもつ技術採用の台頭を阻害する意図はありません。

今後もヤマップでは、登山地図GPSアプリ「YAMAP」の機能開発・拡充とともに、山・自然を安全に楽しむための“インフラサービス”を提供してまいります。

【YAMAPについて】
電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。
2021年11月に累計280万ダウンロードを突破。
URL:​https://yamap.com/

【株式会社ヤマップ 会社概要】
会社名 株式会社ヤマップ
本社所在地 福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F
資本金(資本準備金含む) 1億円
事業概要
1. 登山・アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運営
2. 登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営
3. これからの登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営
4. 1日単位で入れる登山保険「YAMAP登山保険」の販売
5. 山・自然を活用したコンテンツ開発・コンサルティング・プロモーション 等
URL:https://corporate.yamap.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


関連リンク
https://yamap.com/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社ヤマップ

70フォロワー

RSS
URL
https://yamap.com/
業種
情報通信
本社所在地
福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F
電話番号
092-710-5511
代表者名
春山慶彦
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2013年07月