暑い夏の影響は社会に及ぶ。消費者行動を読み解く最新データを発表。

~“暑すぎる夏”が定番化した影響は~猛暑による消費者の意識・行動に関する最新の動向調査

調査データはこちらhttps://www.n-info.co.jp/report/0065

2024年の夏も、昨年に続き各地で連日、最高気温35℃以上の猛暑日が続きました。日本の夏の平均気温は様々な変動を繰り返しながら上昇しており、2024年の夏(6〜8月)の平均気温の基準値(1991〜2020年の30年平均値)からの偏差は+1.76℃で、1898年の統計開始以降、2023年と並び最も高い値となっています。*1
昨年から続く猛暑の影響により、消費者に「日本の夏は異常に暑い」という認識が定着し、意識や消費行動にも変化があったと推察されます。

そのような状況を踏まえ、日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、今年とこれまでの夏の暑さの体感比較、消費が増えた食料品・飲料、外出頻度の増減など、猛暑による消費者の影響を調査しました。

※1:気象庁ホームページ 日本の季節平均気温より(https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/sum_jpn.html

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詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
ご希望の方は、以下のURLからお気軽に問い合わせください。

https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/
※ご希望の資料名に「~“暑すぎる夏”が定番化した影響は~猛暑による消費者の意識・行動に関する最新の動向調査」と記載ください

■調査結果から得られたファインディングス

●Findings1

9割が「今年の夏の方が昨年までと比較して暑い」と回答。男女とも年代が上がるにつれてTop Box(「暑いと感じた」)が増えており、高齢層は若年層と比較してより暑さを感じやすい。

Top Box、Top 2 Boxとも、男女60代が最も数値が高い。(男性60代:TB 74.1%, T2B 90.6%/女性60代:TB 82.8%, T2B 97.7%)T2Bの平均値では、男性(82.3%)より女性(90.1%)の方が7.8pts高く、女性の方が男性より暑さを感じている。

●Findings2

夏バテを感じた人は約7割で、最も多い症状は「疲れを感じる」42.5%。暑さの感じ方に続き、夏バテの症状に関しても、女性の方が全体的に症状を感じた人が多い。一方で、実際に夏バテの対策をしている人は3割に留まる。

「身体の重さ・だるさ」「不眠・睡眠不足・睡眠が浅くなる」など上位5つの症状については、女性のなかでも30~60代で全体の数値より概ね数値が高い。男女とも年齢が上がると暑さを感じやすい傾向にあったが、男性では年齢が上がるほど対策をしている人が減っている。

●Findings3

今年の夏、昨年までの夏と比較して購入頻度が増えた食料品は「アイスクリーム」 29.6% 、飲料は「飲料水、ミネラルウォーター」25.9%。一方で、食料品・飲料とも「特になし」が4-5割挙がった。

「アイスクリーム」は女性10代37.5%(全体より+7.9pts) 、 「飲料水、ミネラルウォーター」は男女とも10・20代が全体より高く31.6%~37.5%(全体より+5.7~11.6pts) と若年層が数値を押し上げた。一方で「特になし」が食料品48.1%、飲料44.3%挙がり、食料品では男性50・60代、飲料では男性30代、女性30・40代で5割を超えた。

●Findings4

外出頻度は「去年とほぼ変わらない」53.3%が最も多い。しかし、「外出が減った計」は35.2%であり、「外出が増えた計」11.5%と比較すると23.7pts多く、今年の夏は外出が減った人も多かった模様。

「外出が減った計」「外出が増えた計」ともに男性より女性の方が平均値が高い反面、「昨年とほぼ変わらない」では男性の方が高く、女性の方により外出頻度の変化が見られた。

■主な調査結果

①猛暑の感じ方(vs 昨年まで)

Top 2 Box(「暑いと感じた」「やや暑いと感じた」)は全体で86.3%、9割が「今年の夏が暑い」と回答。多少の増減はあるものの、男女とも年代が上がるにつれてTop Box(「暑いと感じた」)が増えており、高齢層は若年層と比較してより暑さを感じやすい。

Top Box、Top 2 Boxとも、男女60代で最も数値が高くなっています。(男性60代:TB 74.1%, T2B 90.6%/女性60代:TB 82.8%, T2B 97.7%)T2Bの平均値では、男性(82.3%)より女性(90.1%)の方が7.8pts高く、女性の方が男性より暑さを感じています。

②今夏に感じた夏バテの症状

夏バテを感じた人は約7割。症状としては、「疲れを感じる」42.5%が最も多く、「身体の重さ・だるさ」35.1%、「不眠・睡眠不足・睡眠が浅くなる」27.3%と続く。Q1の猛暑の感じ方に続き、夏バテの症状に関しても、女性の方が全体的に症状を感じた人が多い。一方で、「夏バテは感じなかった」も3割ほど挙がった。

「身体の重さ・だるさ」「不眠・睡眠不足・睡眠が浅くなる」など上位5つの症状については、女性のなかでも30~60代で全体の数値より概ね数値が高くなっています。特に「不眠・睡眠不足・睡眠が浅くなる」は女性50代43.7%(全体より+16.4pts)、 「身体の重さ・だるさ」は女性40代47.1%(+12.0pts)が多くなっています。また、10代女性では、「めまい・立ちくらみ」37.5%(+18.4pts)、「頭痛」36.3%(+15.8pts)も多い傾向です。

③夏バテ対策の有無

前項目にて「夏バテを感じた」と回答した人は7割いたが、実際に夏バテの対策をしている人は3割に留まる。また、3割が「対策したいと思っているが、できていない」と回答。

男女とも年齢が上がるほど暑さを感じやすい傾向にありましたが、「対策をしている」との回答は男性20代が46.8%と最も高く、男性60代が17.6%と最も低くなっています。男性では年齢が上がるほど対策をしている人が減っています。一方、女性は多少の増減があるが年齢が上がるにつれて対策をする人が増えており、60代女性が41.4%と最も高くなっています。「対策をしたいと思っているが、できていない」は男性10代47.4%(全体より+13.6pts)、女性40代44.7%(+10.9pts)、女性10代43.8%(+10.0pts)で4割を超えており、男女とも10代が対策できていない傾向にあります。

④今夏に購入頻度が増えた食料品

購入頻度が増えた食料品としては、「アイスクリーム」29.6%がトップに挙がる。一方で、 「特になし」48.1%と約半数となっている。

「アイスクリーム」は女性10代37.5%(全体より+7.9pts)、「野菜・果物」は女性30代20.7%(+5.1pts)。「麺類(そば、うどん、そうめん等)」では女性50・60代17.2%(+5.9pts)と、上位の品目では女性が全体よりやや高くなっています。男性では20代にて、「乳製品(ヨーグルト、チーズ等) 」17.7%(+6.7pts)、「牛肉・豚肉・鶏肉」17.7%(+9.6pts)なども多い傾向です。「特になし」は男性50・60代で5割(+5.4~6.0pts)が高くなっています。

⑤今夏に購入頻度が増えた飲料

購入頻度が増えた飲料としては、「飲料水、ミネラルウォーター」25.9%がトップ。 食品に続き、「特になし」も44.3%挙がる。

トップの「飲料水、ミネラルウォーター」は男女とも10・20代が全体より高く31.6%~37.5%(全体より+5.7~11.6pts)でした。一方で、男性40・50代は2割と全体より少なくなっています。男性10・20代は「スポーツドリンク」、女性10代は「炭酸飲料」もそれぞれ2割と全体より5.1~7.0pts高くなっています。「特になし」は男性30代、女性30・40代で5割を超えており、全体より8.1~9.8pts高くなっています。

⑥外出頻度 (vs 昨年まで)

外出頻度は「去年とほぼ変わらない」53.3%が最も多い。しかし、「外出が減った計」は35.2%であり、「外出が増えた計」11.5%と比較すると23.7pts多く、今年の夏は外出が減った人も多かった模様。

「外出が減った計」では女性10・20代が4割を超えて、全体より4.9~7.6pts多くなっています。一方で、「外出が増えた計」では、男女とも10代が2-3割と多くなり(男性10代:22.3%(全体より+10.8pts)、女性10代:28.8%(+17.3pts))でした。 「外出が減った計」「外出が増えた計」ともに男性より女性の方が平均値が高い反面、「昨年とほぼ変わらない」では男性の方が高くなっており、女性の方により外出頻度の変化が見られました。

例年よりも暑さの実感値が高く外出頻度が減った人が多かった傾向にありました。夏バテを感じていながらも対策をしている割合は少ないため、企業や自治体からの夏バテ対策の情報提供や啓蒙活動も必要ではと考えます。

以上、 ~“暑すぎる夏”が定番化した影響は~猛暑による消費者の意識・行動に関する最新の動向調査を抜粋してお伝えしました。

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詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。

ご希望の方は、以下のURLからお気軽に問い合わせください。

https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/

※ご希望の資料名に「~“暑すぎる夏”が定番化した影響は~猛暑による消費者の意識・行動に関する最新の動向調査」と記載ください

■調査概要

調査地域:日本全国

調査対象:16~69歳 男女

調査実施期間:2024年8月19日~8月20日

調査手法:インターネットリサーチ

サンプルサイズ:有効回収計 995サンプル

レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

引用元には以下のリンクの設定をお願いいたします。

記事ページ(https://www.n-info.co.jp/report/0065

■会社概要

会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/

事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

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会社概要

URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座3-15-10 JRE銀座三丁目ビル4F
電話番号
03-3542-9441
代表者名
斎藤啓太
上場
未上場
資本金
5500万円
設立
1969年12月