フォーエム、パブリッシャーのファーストパーティデータ活用を支援したデータクリーンルーム「Publisher Data Hub」を発表
プライバシー保護と広告効果向上を両立し、データ活用を支援する新たな基盤を提供することで、クッキーレス時代のマーケティング課題を解決

ウェブメディア運営企業及びアプリ開発者向けにメディアパートナー事業を展開する株式会社フォーエム(代表取締役:綿本 和真、以下「当社」)は、パブリッシャーのファーストパーティデータ*¹を活用し、プライバシー保護と広告効果向上を両立するデータクリーンルーム*²「Publisher Data Hub」の提供を開始します。
本サービスは、フォーエムが長年築いてきたパブリッシャーネットワークを活かし、適切に管理・匿名化されたデータを安全な環境で活用できる基盤を提供するものです。 広告主とパブリッシャーは、プライバシーを尊重しながら、より精度の高い広告ターゲティングやデータ分析を実現できます。
クッキーレス時代において、従来の広告手法では正確なターゲティングが難しくなっています。そこで「Publisher Data Hub」は、パブリッシャーの価値あるファーストパーティーデータを適切に活用できる環境を提供し、広告収益の最大化を支援します。
*¹ ファーストパーティデータ:自社が直接収集した顧客データのこと。ウェブサイトの訪問履歴、購買履歴、会員情報などが含まれます。
*² データクリーンルーム:複数の企業が持つデータを、プライバシーを保護しながら安全に分析・活用するための環境。匿名化されたデータのみが扱われ、個人の特定はできません。

■「Publisher Data Hub」で実現できること
広告主
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安全なデータ環境下での高精度なターゲティング
自社の顧客データとパブリッシャーの匿名化されたファーストパーティデータ(例:メディアの読者を中心としたユーザーデータ)を組み合わせることで、より精緻な広告配信を実現できます。 -
マーケティング分析の高度化
広告配信に留まらず、顧客データと匿名化データを掛け合わせることで、ユーザーの行動傾向をより深く理解し、マーケティング施策の最適化が可能になります。
パブリッシャー
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ファーストパーティデータの価値を最大化
「Publisher Data Hub」を活用することで、ファーストパーティーデータを個人情報を守った状態で安全に活用し、新たな収益源の創出が可能になります。 -
PMP*³案件の拡大
「AnyDigital Premium Marketplace」との連携により、高品質な広告案件の獲得や広告掲載量の増加を実現し、メディアの広告収益を向上させます。 -
広告効果の可視化によるメディア価値の向上
広告配信結果を分析することで、メディアの価値をより明確に示し、さらなる広告収益向上を目指せます。
*³ PMP(プライベートマーケットプレイス):広告主と媒体社が直接取引を行う、招待制のプレミアムな広告枠売買の場。
■「Publisher Data Hub」の3つの特徴
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フォーエムのパブリッシャーネットワークを活用した、高品質なデータ基盤
フォーエムが連携する多数のパブリッシャーが保有する高品質なファーストパーティーデータを、安全な環境下で分析・活用することが可能です。
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プライバシー保護を徹底したデータクリーンルーム
高度な匿名化技術と厳格なアクセス管理により、広告主およびパブリッシャーのデータを安全に保護。 活用するデータは、ユーザーの適切な同意を得た上で取得・管理されており、個人情報保護に関する法令やガイドラインを遵守しています。 -
安全なデータ活用によるマーケティング効果の最大化
広告主は自社データと掛け合わせた高精度なターゲティングが可能となり、パブリッシャーはデータ活用による広告収益の向上を実現できます。
■「AnyDigital Premium Marketplace」との連携
「Publisher Data Hub」は、フォーエムが提供する厳選された優良媒体向けのPMP「AnyDigital Premium Marketplace」と連携し、さらなる広告効果の向上を実現します。これにより、広告主はパブリッシャーの匿名化データを活用し、リッチで高インパクトな広告フォーマットによる配信が可能になります。 またパブリッシャーは、「AnyDigital Premium Marketplace」を通じて、より多くのPMP広告案件を獲得可能となることで、収益向上に貢献します。
【参考】
フォーエムがオリジナルPMP「AnyDigital Premium Marketplace」をローンチ
■株式会社フォーエム 代表取締役 綿本 和真のコメント
「Publisher Data Hub」を発表できることを大変嬉しく思います。
昨今、プライバシー保護の重要性がますます高まる中、データ活用は新たな局面を迎えています。「Publisher Data Hub」は、広告主とパブリッシャーがそれぞれのデータを安全な環境下で掛け合わせ、高度なマーケティング活動を実現するためのソリューションです。
当社はこれまで、数多くのパブリッシャーの皆さまと共に歩んでまいりました。その中で、パブリッシャーの世界観や高品質なコンテンツに共感し、継続的な支持を寄せてくださるロイヤルユーザーの存在を認識しています。「Publisher Data Hub」は、そのようなロイヤルユーザーから得られる質の高いファーストパーティデータを活かし、個人情報を保護しながら高精度な広告配信と収益最大化を実現する新たな基盤です。
今後もフォーエムは、パブリッシャーと連携し、データ活用の最適化と広告収益最大化の実現をすべく、新たなプロダクト開発やサービス強化を進めてまいります。
■株式会社フォーエム アドバイザー 杉原 剛のコメント
「Publisher Data Hub」は、パブリッシャーと広告主の双方にとって大きな可能性を秘めたソリューションです。クッキーレス時代において、広告の精度を保ちつつ、プライバシーを尊重したデータ活用が求められる中、ファーストパーティデータを基盤としたデータクリーンルームは、今後のマーケティングの在り方を大きく変えていくでしょう。
フォーエムがこれまで築いてきたパブリッシャーとの強固なネットワークを活かし、安全で信頼できるデータ環境を提供することで、メディアの価値向上と広告効果の最大化を同時に実現できると確信しています。今後もアドバイザーとして、この取り組みがより多くのパブリッシャーと広告主にとって有益なものとなるよう支援してまいります。
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■デジタルマーケティングプラットフォーム「AnyDigital」について

Web・SNS・スマートフォンアプリ・DOOHなどあらゆるメディアにおけるマーケティング活動の管理を可能にするデジタルマーケティングプラットフォームです。メディアプランニングの代行、リッチフォーマットを用いたクリエイティブ制作、レポーティング業務や数値報告の代行、メディアと共同での広告フォーマット開発、ファーストパーティーデータや共通IDの活用による商品設計などにより、ブランド企業の成長を包括的にサポートします。
URL:https://any-digital.com/ja/
■株式会社フォーエムについて

会社名 :株式会社フォーエム
所在地 :東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
代表者 :代表取締役 綿本 和真
事業内容 :メディアプロダクト事業/メディアパートナー事業/テクノロジー支援事業
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