日本ゼオン、Curate Biosciencesの細胞分離技術に関する特許を取得
‐革新技術で細胞治療を加速‐
日本ゼオン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊嶋 哲也 以下、ゼオン)は、米国GPB Scientific, Inc. (通称Curate Biosciences、以下Curate社)が保有していた細胞分離技術(Deterministic Cell Separation *1 )に関する特許を譲り受け、細胞治療分野における新たな事業機会の開拓を開始します。
Deterministic Cell Separationは、細胞サイズや形状の違いを利用して、高精度な細胞分離を可能にする革新的な技術であり、ライフサイエンス分野での幅広い応用が期待されています。特に細胞治療分野への貢献可能性が注目される今回の特許取得により、ゼオンは、中期経営計画STAGE30で掲げる成長4分野 *2 の一つ「医療・ライフサイエンス分野」での新規事業創出を加速させます。
ゼオンのシクロオレフィンポリマー(製品名ZEONEXⓇ、ZEONORⓇ)は、「低自家蛍光性」「高透明性」「低吸着」「低不純物」といった特性を持つことから、バイオ医薬品容器、分析用デバイスやマイクロ流路チップなどの生化学分析用途材料として採用されています。
ゼオンはシクロオレフィンポリマーを用いた精密成形技術を有しており、今回の特許取得によってこれらの技術的融合により新たなツール、デバイス、療法の実現に向け開発パートナーとの連携を進めるとともに、細胞治療や診断分野における新たな事業機会を創出しライフサイエンス領域での事業展開を一層強化してまいります。
ゼオンはSTAGE30 第3フェーズにおいて、2028年に成長4分野の売上高比率を48%にする目標を掲げ、特に成長4分野にリソースを集中投入し事業ポートフォリオの組み換えを図っています。
今後も持続可能な社会への貢献と社会にとってなくてはならない製品・サービスの提供を通じ、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献してまいります。
*1: マイクロ流路中のピラー(微小柱)によって生じる流れを利用して、大きさに基づいて細胞を分離する技術

*2:「モビリティ」「医療・ライフサイエンス」「情報通信」「GX」の4分野
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