新型「ミシュラン・パイロットスポーツ・エンデュランス」は、2026年ル・マン24時間レースで優れたロングライフ性能とパフォーマンスを発揮
※本リリースは仏パリで2026年6月15日に発表した英文リリースの抄訳です

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再生可能素材・リサイクル材料50%で構成された2026年新型ミシュラン・パイロットスポーツ・エンデュランスは2025年と比べて約1秒速いハイパーカー時代のレースラップ記録を樹立し、非常に高いパフォーマンスを実現しました。
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ウォームアップ性能の向上とタイヤの作動領域の拡大により、タイヤの耐久性が重要な要素となる激しくスピーディーなレースが実現しました。ハイパーカーチームは3種類のコンパウンドの中から選択し、3スティントを走り切り、中には4スティントをこなしたチームもありました。
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ミシュランの長年のエンデュランスパートナーであるトヨタレーシングは、ミシュラン・モータースポーツチームのテクニカルアドバイザーのサポートを受けてタイヤ管理の最適化を図り、レースを完璧にコントロールし総合優勝を果たしました。
第94回ル・マン24時間レースを機にミシュランはより持続可能なモータースポーツへの新たな一歩を踏み出し、パートナーに50%の再生可能素材・リサイクル材料を使用した新しい「ミシュラン・パイロットスポーツ・エンデュランス」を提供しました。
この2026年モデルの持つ安定性と優れたロングライフ性能により、多くのハイパーカーチームは3スティント※、さらには4スティント戦略を導入することができ、最終的にレース中に使用されるタイヤの数を大幅に減らすことを可能にしました。ほとんどのチームが使用可能な14セット(56本)のうち最大でも12セット(48本)のタイヤの消費でレースを終えています。これは2025年モデルと比べて約150本の使用タイヤの削減にあたります。
レース中の最速ラップも約1秒短縮され、2026年の「ミシュラン・パイロットスポーツ・エンデュランス」はハイパーカー時代の最速タイヤとなりました。その構造に使用される素材と性能の両面においてこれほど高度な技術水準を備えたタイヤが実際の競技で使用されたことはかつてありませんでした。2026年ル・マン24時間レースのハイパーカーカテゴリーにエントリーした全18台に対し、24時間レースにおけるタイヤの最大使用枠は一律に14セット(56本)と定められており、これを1本たりとも超えることは許されません。各チームは3種類のコンパウンド(ソフト、ミディアム、ハード)から自由にタイヤを選択してレースに臨みましたが、全てのコンパウンドにおいて安定した非常に高いパフォーマンスを発揮し、2025年モデルよりさらなる向上が認められました。
ミシュラン・モータースポーツのエンデュランスレーシングプログラムマネージャー、ピエール・アルヴェスは以下のように述べています。
「44°Cの路面温度の中で、パートナーはレース開始時に2つの選択肢を持っていました。高温下での完璧な安定性を提供するハードタイヤを選ぶか、より攻撃的な戦略のひとつとして非常に高いペースを維持できるミディアムコンパウンドを選ぶかです。非常に暑いコンディションの中でも2つの仕様が大きな多様性を示し、選んだコンパウンドに関係なく3スティントを連続で走れるのを確認して大きな成果を得ることができました」
レース開始数時間は、ハイパーカーの装着タイヤがハードタイヤとミディアムタイヤに分かれましたが、全チームが3スティントを連続走行しました。そしてコースの路面温度が下がるにつれて、日没後の最初の数時間はミディアムタイヤが理想的な選択肢として浮上してきました。
ミディアムタイヤを装着した51号車フェラーリ499Pは、ピエル・グイディ、カラド、ジョヴィナッツィが4スティントで合計49周、約670キロを走行しました。夜中になり路温が下がってくるとタイヤ側面に白いマーキングがされた「ミシュラン・パイロットスポーツ・エンデュランス」のソフトタイヤが登場します。ブエミ、ハートリー、平川の8号車トヨタTR010ハイブリッドは、セバスチャン・ブエミとブレンドン・ハートリーが順にドライブし、このソフトタイヤで4スティント、47周を走りきり翌朝早くには再びミディアムタイヤに切り替わります。
その後、ハイパーカーの全車は日曜午後までミディアムタイヤで走行を続けました。残り2時間となり路面温度は50°Cを超えてくると、フェラーリAFコルセやプジョー・スポールを含む一部のチームはミディアムタイヤをハードタイヤに交換しました。
「 ミシュランにとってこの2026年のル・マン24時間レースはスポーティングと技術の成功の一つとして歴史に刻まれるでしょう。 エンデュランスタイヤのラインナップを抜本的に刷新するという野心的なチャレンジをしましたが、その結果は期待通りでした。2025年モデルはパートナーチームから高く評価されていましたが、ウォームアップ性能、パフォーマンス、耐久性の面で2025年モデルと比べて大幅な進化が見られました。 パフォーマンス向上に加え、ミシュランはタイヤに50%の再生可能素材・リサイクル材料を導入するという新たな一歩も踏み出しました。これは非常に大きな技術的かつ産業的な課題です。ミシュラン・モータースポーツの革新は、2050年までにタイヤは100%再生可能素材・リサイクル材料で製造されるというグループの目標に大きく貢献しています。」と ピエール・アルヴェスは述べています。
トヨタレーシングがレースの終盤で勝利
特にレースの終盤、BMW M Team WRTとトヨタレーシングの激しい争いが繰り広げられましたが、トヨタレーシングが勝利しました。#7トヨタTR010ハイブリッド(コンウェイ、小林、デ・フリース)が最初にフィニッシュラインを通過し、#20 BMW MハイブリッドV8(フラインス、ラスト、ファン・デル・リンデ)が続きました。#8トヨタTR010ハイブリッドは決勝で激しい追走を繰り広げ表彰台に入りました。
「第94回ル・マン24時間レースでのトヨタレーシングの勝利を祝福します。純粋なパフォーマンスを超えたレース戦略はル・マン24時間レースの基本であり、いつものようにトヨタレーシングはミシュランのテクニカルアドバイザーの支援を受けてレースとタイヤを完璧に管理しました。 パートナーへのサポートのクオリティは、ミシュラン・モータースポーツ・エンデュランスチーム全体のプロフェッショナリズムと献身に基づいています。また、このイベントに関わるすべてのメンバーが成し遂げた素晴らしい仕事に敬意を表し感謝いたします」 とピエール・アルヴェスは述べています。
次戦のFIA-WEC世界耐久選手権は、7月10日から12日にかけてブラジルで開催され、サンパウロ6時間レースとして開催されます。
※レースにおけるピットストップのタイミングで区切った単位のこと。
【130年以上にわたりイノベーションを牽引】
ポリマー開発、プロセス工学、ハイテク素材の専門技術、データ活用、その他の多岐にわたる分野で、ミシュラングループは創業以来、イノベーションを優先事項の中核に据えてきました。こうした取り組みを継続的に推進するため、研究開発部門の専門性と先進的な知見を積極的に活かし、技術革新を力強く牽引しています。 ミシュラングループは、世界中に6,000人以上の研究者を擁し、年間12億ユーロのイノベーション予算そして11,000件の有効特許を誇ります。これらを基にして、モビリティの向上や変化する生活の改善を目指し、あらゆるソリューションを継続的に開発しています。
【すべてを持続可能に】
ミシュランは「すべてを持続可能に」という企業ビジョンのもと、人(People)、地球(Planet)、利益(Profit)三方良しの理想を叶え、2050年までに100%持続可能なタイヤを製造することを約束しています。大西洋で帆船による海上輸送の推進、東南アジアの天然ゴム栽培および森林保全の最適化、自動車産業の電動化への貢献など、グローバルに脱炭素への取り組みを進めています。ミシュランのサステナビリティ経営強化に向けたコミットメントは、以下をご参照ください。
2050年のビジョン:
https://news.michelin.co.jp/articles/michelin-tires-will-be-100-sustainable-in-2050
2030年に向けた戦略:
https://news.michelin.co.jp/articles/make-everything-sustainable-michelin-announces-strategy-to-2030
SDGsへの貢献:
https://www.michelin.co.jp/csr
【最後まで続く性能を目指して、「Performance Made to Last」】
路面の唯一の接点であるタイヤには、たくさんの性能が求められます。その一つに、摩耗が進んでもタイヤに求められるすべての性能を装着初期から長期にわたり安定して発揮させる性能があります。それは、より高い安全性と経済性に貢献し、人々のモビリティライフを充実させ、日々の生活をより豊かにすることに繋がります。さらに、安全性と経済性に優れたタイヤは、安心して摩耗末期まで使用することができ、消費されるタイヤをより少なくすることを可能にします。タイヤ製造に必要な原材料使用量や廃棄タイヤの抑制にもつながり、環境負荷の少ないサステナブルなタイヤを実現します。ミシュランは最後まで続く性能を目指して、「Performance Made to Last」という思想のもとタイヤを開発しています。
【ミシュランについて】
ミシュランは、人々の生活に変化をもたらす複合材料と体験機会を提供する世界的企業です。130年を超え工学材料のパイオニアとして、人類の進歩とより持続可能な世界の実現に一貫した貢献をしてきました。
高分子複合材料の深いノウハウをいかし、モビリティ、建設、航空、低炭素エネルギー、ヘルスケアなど様々な産業分野で重要な用途に使用される高品質なタイヤや部品を製造するため、常に革新を続けています。製品に込めた思いと、お客様目線のニーズをとらえ、ユニークで充実した体験を提供します。フリート向けデータやAIベースのコネクテッドソリューションの提供、ミシュランガイドの厳選したレストランやホテルのおすすめまで、事業領域は多岐にわたります。フランスのクレルモンフェランに本社を置くミシュランは、129.800人の従業員を擁し、世界175カ国で事業を展開しています。
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