モルゲンロット、環境省「革新的な省CO2型環境衛生技術等の実用化加速のための実証事業」に採択
生成AI時代を支えるコンピューティングパワーのインフラストラクチャーソリューションを提供するモルゲンロット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:中村 昌道、以下モルゲンロット)は、環境省の令和7年度 「革新的な省CO2型環境衛生技術等の実用化加速のための実証事業のうちデジタル基盤の省エネ化に関するFS事業」に、当社の提案が採択されたことをお知らせします。本事業では、データセンター等の省エネ化を実現する新技術の実現可能性について、モルゲンロットの技術開発力と知見を活かし、調査・検証を行います。

事業の目的
デジタル技術の活用による新しいライフスタイルの促進に向け、データセンター等のデジタル基盤の省エネ化に資する技術の開発・実証に関する実現可能性調査・検討(以下「FS」という。)を実施し、新たな社会環境における脱炭素社会の早期実現に繋げることが、本事業の目的です。
応募の背景
モルゲンロットは、HPCジョブマネジメントサービスやパブリックGPUクラウドサービス等の事業を展開する中で、ジョブに応じたサーバー稼働率の適正化や消費電力の低減、それらを考慮したデータセンターの運用最適化に着目してまいりました。本公募のテーマに含まれる「データセンター等のデジタル基盤の省エネ・省CO2化に資するシステム最適化/最適制御技術」は、モルゲンロットの知見と技術力を活かして最も貢献すべきテーマであると考えたのが、応募の背景です。
モルゲンロットの役割
本事業では、省エネ化・省CO2化に資するサーバー稼働管理とエネルギーリソース管理の最適化技術の将来的な社会実装に向けて、 最適化に用いる基礎情報の管理手段の開発、ジョブスケジューリング最適化機能の開発、最適化実行のためのDC運用に関する要件定義、複数DCを対象とするジョブスケジューリングの多目的最適化機能の開発、これらの社会実装によるCO2削減効果の検証を推進するため、各観点について実現可能性の調査・検討を行います。
採択にあたり執行役員CTOの伊藤 寿は次のように述べています。

DC事業においては、エネルギー消費量の大幅な増加が見込まれる中、経済安全保障の観点から国内DCの整備を図るとともに、自立・分散型の国土構造やエネルギー地産地消を背景とした地方分散型DCの推進など、国の方針に沿った新たな運用体制の確立が不可欠であると考えています。本FS事業では、省エネルギー化およびCO2排出削減を実現するDC運用の最適化をビジョンに掲げ、再生可能エネルギー型コンテナDCの試験稼働や、最適化シミュレーションを含む調査・検討・データ取得などを実施いたします。当社のサービスおよびプロダクトと、省CO2のための最適化技術を融合させ、その社会実装を目指して、本FS事業を推進してまいります。
環境省の本採択情報掲載ページはこちら
<モルゲンロットについて>
「必要な時に必要な分だけ計算力にアクセスできる世界を実現する。」をミッションに掲げ、企業の計算リソースの可視化・管理・最適化の実現、計算力のシェアリングにより、最適な計算環境の提供を目指す日本発のスタートアップ企業です。企業や研究機関などにおいてイノベーションのための計算力に対する需要が増大しており、今後更に計算力の不足が深刻化していくと予想されています。当社は企業などが有する計算力の適切な管理を実現するとともに、計算力のシェアリングエコノミーモデルの確立により計算力不足という課題解決に取り組んでいます。
会社名:モルゲンロット株式会社
所在地:東京都千代田区麹町4-4-3 ピネックス麹町6階
代表者:代表取締役CEO 中村 昌道
設立:2019年4月
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