【救急集中治療医がマンガで解説】鼻血の知識と止血方法
千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、鼻血について解説したイラストレーションを本日一般公開しました。子供の鼻血は、強く鼻をかむ、鼻炎、ぶつけるなど、様々な原因で発生します。救急集中治療医の見地から、鼻血のメカニズムと原因、出血時の対処方法を親しみやすいマンガで解説します。本資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用していただくことが可能です。
子供は急に鼻血を出すことがあり、突然の出血に驚いてしまう保護者も多いはずです。子供の鼻血は、鼻をいじったり、鼻をかんだりした時、また遊んでいる最中に鼻をぶつけてしまった時などに起こります。鼻血の止血方法として広く信じられている説に「首の後ろをトントンと叩く」「鼻口にティッシュペーパーを詰める」などがありますが、これらは子供の鼻血の止め方としては間違っています。
救急集中治療医の見地から、鼻血のメカニズムを解説し、止血方法から、その後の安静体勢までをまとめた正しい対処方法を紹介します。鼻血は悪化することは少ないものの、なかなか血が止まらなかったり、歯茎からの出血や発熱、倦怠感が伴う場合には血液の病気が疑われるため、病院での受診が必要です。
◆テーマ
「正しい!鼻血の止め方」
◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119
谷口昌志
堺市立総合医療センター集中医療科医長
◆印刷用資料ダウンロードリンク
https://smart119.biz/manga/000499.html
◆鼻血のメカニズム
・鼻血の大部分は、鼻口から1〜1.5cmにある「キーゼルバッハ」部位からの出血
・キーゼルバッハ部位は粘膜が薄いうえに毛細血管が密集していることから、わずかな傷で出血する
◆原因
・アレルギー性鼻炎や風邪
・鼻を強くかんだ
・鼻をほじった際に傷をつけてしまった
・鼻をぶつけた
◆血液の病気が疑われる場合
・止血できない
・歯茎からも出血がある
・皮膚内出血がある
・発熱、倦怠感が伴う
◆対処方法
1.座って、少しうつむき加減になるように下を向かせる。
(鼻腔を通して口内に血がつたわる時は、飲み込まずに吐き出させる)
2.小鼻を中心に、鼻全体を親指と人差し指で、約10分おさえる。
(鼻口にティッシュペーパーを詰める必要はない)
3.血が止まったら、すぐに鼻には触れない。血圧が上がらないよう安静に努める。
(かさぶたがはがれてしまい、再出血してしまう恐れがある)
◆参考資料
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会
http://www.jibika.or.jp/citizens/kids_entqa/hana_shukketsu.html
◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ
https://smart119.biz/manga/
※画像など当コンテンツを報道にて引用いただく場合は、「(株)Smart119 提供」と記載ください。また、その際はpress@smart119.bizまでご一報いただけますと幸いです。
<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学医学部発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
すべての画像