nonowa国立SOUTH　2024年春オープン

～地球と、地域と、身体に心地よい　「ソーシャルグッドリビング」～

株式会社JR中央線コミュニティデザイン

2023年10月17日 14時00分

　JR東日本グループの株式会社JR中央線コミュニティデザイン（本社：東京都小金井市/代表取締役社長：髙橋好一）は、国立駅南口にJR東日本グループ初の木造商業ビル「nonowa国立SOUTH」を、2024年春の開業を目指し建築中です。
　nonowa国立は、2015年4月にEASTが、翌2016年4月にWESTがオープンし、「Comfortable Living ～居心地のよい、街のリビング～」をコンセプトに、地域のみなさまに支えられ、これまで営業してまいりました。
　今回開業するSOUTHは、「ソーシャルグッドリビング」をテーマに、国立の街でくらすみなさまへ、上質でゆとりあるライフスタイルを提案できるショップ等が入居予定です。

nonowa国立SOUTHのテーマ

内観パース

　新型コロナウィルス感染拡大の影響で、わたしたちのくらしは大きく変わりました。

働き方であったり、教育の在り方であったり、買い物の仕方であったり…

リモートやオンラインの活用により、利便性の向上や時短につながることも増えた一方で、

リアルな交流の大切さも、改めて多くの人に認識されていると感じます。

　「駅」という街の顔となるリアルな場、人と人とのコミュニケーションが生まれる場を持つ

われわれだからこそ取り組めることは何か。

検討を重ねてたどりついたテーマが、この「ソーシャルグッドリビング」です。

　地球や身体にやさしい商品やサービスを提案、提供すること。

館とショップが一体となり、地域の事業者や教育機関とお客さま、

またお客さま同士をつなぐコミュニティを形成すること。

　nonowa国立SOUTHの開業により、ウェルビーイングな視点で心と身体を整え、

お客さまの自分らしい健やかなくらしを「子育て」や「食」、「健康」などの面で、サポートしていきます。

出店ショップの紹介

ビオラル　（株式会社ライフコーポレーション）

　自然の恵みをいかしたオーガニック食品や健康にこだわった体にやさしい商品を豊富に取りそろえたナチュラルスーパーマーケットです。オーガニック野菜はもちろん、体にやさしい素材を使用した店内調理の出来立てのおいしい惣菜などもご提供します。さらに、床や壁、サインパネルなどの内装にはリサイクル素材を積極的に使用しており、地球にもやさしい店舗となっています。

キャップスクリニック　（医療法人社団ナイズ）

　『キャップスクリニック国立』は、土・日・祝日も休まず、朝9時～夜21時まで365日年中無休で診療する小児科クリニックです（※）。オンライン診療や電話診療にも対応（初診、再診どちらも受け入れ可能）しており、オンライン診療のご予約は、ネット予約から24時間お受けしています。地域のみなさまの治療とケア、健康をサポートしていきます。

※施設点検日・休館日を除く

クオール薬局　（クオール株式会社）

　日曜・祝日も夜21時まで、全国すべての病院・医院の処方せんをお受けします。LINEで事前に処方せんを送信いただくこともできます。詳しくは、LINEホーム画面にて「クオール」でご検索ください。薬剤師に気軽に健康について相談できる「かかりつけ薬局」を目指しています。

TULLY’S COFFEE＆TEA　（タリーズコーヒージャパン株式会社）

　一杯のお茶がつなぐ豊かな世界とくつろぎの空間をご提供するコンセプトショップ。紅茶の美味しさがダイレクトに伝わるダージリンなどの産地茶や、フルーツを使ったバリエーションティーなどのティーメニューを豊富にラインナップしています。店内は地産地消の多摩産の木材をはじめ環境に配慮しています。Taste the Difference ! をお楽しみください。

おしゃれ工房　（株式会社おしゃれ工房）

　お気に入りの服のサイズが合わなくなってしまった、バッグが壊れてしまった、靴のかかとが傷んでしまった。処分してしまう前に、「お直し」を考えてみませんか。本物の技術でお客さまの大切なアイテムを甦らせます。

　現代は豊富な物に囲まれた時代です。しかし、思い出の詰まった、

使わないけれど捨てられない物も多くあるのではないでしょうか。

それらをリメイクするご相談もお受けしています。

国立を創業の地とする株式会社クラシコムが入居

　“Well-being”に欠かせない要件の一つを、「自分の生き方を自分らしいと感じ、満足できること」 =「フィットする暮らし」だと考え事業活動を行う企業であるクラシコムのヘッドオフィス。クラシコムは2008年にはじめてのオフィスを構えて以来、15年以上にわたって国立を本拠地に成長。国立への想いから、運営サービス「北欧、暮らしの道具店」オリジナル製作のドラマやアニメは国立を舞台としており、その美しい街並みを度々登場させています。都心から少し離れたこの地で、社員それぞれが自分たちのペースを守りながら働く姿は、その理念を顧客と共有するために欠かせない重要な役割を果たしています。

　これからも、提案する世界観(ライフカルチャー)に共感する人たちの「フィットする暮らし」づくりに貢献し、Well-beingな人が大勢いる「心地よい社会」の実現の一助となることを、引き続きこの「国立」の地で目指します。

株式会社クラシコムについて、詳しくはこちらのリリースをご覧ください。https://kurashi.com/news/13981

国立で活動する小泉誠氏とつくる環境デザイン

　グランドフロアを中心に共用部の環境デザインには国立市で活動する家具・プロダクトデザイナーの小泉誠氏を起用。環境デザインでも「サステナブル」「ソーシャルグッド」をキーワードに地域の木材である多摩産材の杉や、国立市内で伐採されて不要になった桜の木をはじめ、リサイクル材のレンガ調タイル、再生繊維を使ったサインなど、素材選びを丁寧に行いました。小泉氏のこれまでの「木」に関わりの深い制作活動の知見を活かしながら、構造木とも調和のとれた温もりある空間を演出します。

デザイナープロフィール　（小泉　誠）

　1960年東京生まれ。デザイナー原兆英と原成光に師事。1990年Koizumi Studio設立。2003年にデザインを伝える場として国立市に「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインを手がけ、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との協働を続けている。2015年には「一般社団法人わざわ座」を立ち上げ、手仕事の復権を目指す活動を開始。

　武蔵野美術大学名誉教授・多摩美術大学客員教授・2012年毎日デザイン賞・2015年日本クラフト展大賞・IF DESIGN AWARD 2023など国内外の受賞多数。

環境に配慮した素材の採用

国立市のさくら

　2023年3月、老朽化のために伐採した国立市役所敷地内の桜の木を国立市の好意により譲り受け、サインや取っ手など館内の随所で活用していきます。

再生タイル（せっ器質タイル）

　周辺の街並みに調和するように設けたレンガ調タイルには工場で型抜きの際に出た廃土を再利用したリサイクル製品（リサイクル率67％）のせっ器質タイル（株式会社　国代耐火工業所：フォーゼブリック）を使用します。

再生繊維

　1階の共用通路を印象付けるバナーや建物外部に向けたショップバナーサインには再生ポリエステル繊維を87％

使用したエコマーク認定品（泉株式会社：ソルテリア）を採用し、ショップの皆さまにもご協力いただきながら館のイメージづくりをしていきます。

風力発電を活用した再生可能エネルギーの導入

　CO2排出量削減に向けた取り組みの一環として、nonowa※１では風力発電由来の電力を2023年10月より取り入れています。nonowa国立SOUTHでは使用電力を全て再生可能エネルギーで賄います。これにより本建物は電力使用によるCO2排出量は「実質ゼロ」となります。

　※１　nonowa 武蔵境(EAST・WEST一部除外店舗有)、ののみちサカイ(武蔵境東西駅間高架下店舗)、nonowa 東小金井（一部除外店舗有）、nonowa 武蔵小金井（WEST・SOUTH・ムサコガーデン）

　詳しくはこちらのリリースをご覧ください：https://www.jrccd.co.jp//storage/pdf/newsrelease/tnp1230911115934.pdf

計画概要

施設名称	nonowa国立SOUTH
計画地	東京都国立市中一丁目１－５２
敷地面積	約840㎡（既存nonowa国立WESTを除く）
延床面積	約2,450㎡（既存nonowa国立WESTを除く）
主要用途	店舗
階数	地上4階建て
構造	木造（一部鉄骨造）