エディテージ、Global Research Council 2025 にてAI × 人の専門性が導く新しい研究支援モデルを発表
〜研究の質向上・研究倫理・助成の公平性に向けた“AI+人”ハイブリッドモデルを紹介〜
研究者総合支援サービスブランドエディテージ(https://www.editage.jp/ )は、11月4日〜6日にインドネシア・ジャカルタで開催された Global Research Council(GRC)2025 アジア太平洋会合 に産業パートナーとして参加し、“AI × 人”の専門性による新しい研究支援モデルを紹介しました。
本会合では、研究助成機関・大学・政策立案者が集まり、研究倫理、オープンアクセス、AIの活用といった研究エコシステムの未来について議論が行われました。

3日間にわたる国際会議で、研究支援のこれからを示す
本会合は、インドネシア国家研究革新庁(BRIN)とシンガポール国立研究財団(NRF)が共同で主催し、アジア太平洋地域だけでなく欧州やアフリカからも研究助成機関や大学の責任者、政策立案者が集まりました。
会場では、各国が抱える研究課題や文化的背景を踏まえ議論が続き、中で最も注目されたテーマの一つが「AIは研究のどこを変え、どこを守るべきなのか」という問いでした。
エディテージが提唱する “AI × 人の専門性”という考え方
今回エディテージは、単にAIを取り入れることを強調するのではなく、「AIの処理能力、人が持つ経験・判断・倫理観を組み合わせることの重要性」を伝えました。
こうした取り組みは、
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論文の質の向上
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研究プロセスの透明化
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助成審査の公平性
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国際ジャーナル投稿対応
など、大学や女性機関が抱える実務的な課題にも直結します。
実際に各国の参加者からは「AI活用は避けられないが、倫理性と説明責任をどう担保するべきか」といった声が多く聞かれ、エディテージの示した“技術+人の洞察”の方向性は大きな関心を集めました。
パネルディスカッション:AI時代の助成のあり方を深く議論
エディテージが主催したパネルディスカッション「Funding Science in the Age of AI: Redefining Openness, Accountability, and Impact」では、ニュージーランド、中国、インドネシア(BRIN)の担当者が登壇し、以下のテーマが議論されました。
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AIは研究助成を公平にすることにどこまで貢献できるか
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学術分野でのAI利用にはどんな倫理の枠組みが必要か
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国や地域によって異なる情報格差をどう埋めるか
司会進行を務めたカクタス・コミュニケーションズの副社長 Ruchi Chauhan は、AI活用に対するエディテージの姿勢を次のように述べています。
「AIが急速に進化する今、研究のスピードや効率はこれまで以上に高まっています。一方で、人が持つ判断力や倫理観、細やかな文脈理解といった部分は、どれほど技術が進んでも代替できるものではありません。AIの利点を最大限に活かしつつ、科学の誠実性と多様性を守っていく。その両立こそが、私たちエディテージが大切にする“AI × 人”というモデルです。」
質疑応答では、会場の研究者・政策立案者から「アジア太平洋地域で倫理的AI活用の共同基準を構築できないか?」など前向きな意見が数多く寄せられました。
■ Cactus Communications 成長責任者(Chief Growth Officer)Siddharth Bhatia コメント
「いま研究の世界は、大きな節目を迎えています。AIの力と人が持つ知性・経験をどう結びつけるかが、これからの科学の質や透明性を左右していくと感じています。助成機関の皆さまは、この変化の最前線に立つ存在です。エディテージとしても、研究がより良い方向へ進むよう、これからも確かなパートナーとして寄り添い続けたいと思っています。」
■ インドネシア国家研究革新庁(BRIN)研究・イノベーション促進部門 副議長 Prof. Dr. Eng. Agus Haryono コメント
「インドネシアの研究者が世界に通用する成果を生み出していけるよう、BRINでは研究基盤の強化と国際的な協力体制の拡充に取り組んでいます。今回のEditageとの協働は、テクノロジーと専門知という“2つの力”を組み合わせることで、研究の未来を前に進めていくという私たちのビジョンが形になった場でもありました。AIと人の専門性を掛け合わせる取り組みは、研究の質を高めるだけでなく、社会への還元という観点でも大きな効果をもたらしていると実感しています。」
技術が研究を支え、人が研究の価値を守る
今回のGRC 2025を通じて明らかになったのは、AIの普及が進む時代であっても、研究の核心を支えるのは人の経験・判断・倫理であるという点です。AIが得意とする処理速度やデータ活用と、人が持つ深い洞察や創造性をどう組み合わせるか。その答えを模索する動きが世界中で広がっています。
エディテージはこれからも、研究者・大学・助成機関との協働を通じて「研究の未来をともにつくる存在」として取り組みを続けていきます。

エディテージについて (https://www.editage.jp/)
エディテージは、科学コミュニケーションズ&テクノロジー企業であるカクタス・コミュニケーションズのブランドです。2002年に創業し、英文校正、翻訳、文字起こし、出版支援サービスやAIプロダクトを通じて、2,000を超える分野において、300万人以上の研究者が学術誌に研究論文を発表する支援を行い、出版された論文はおよそ200万件に及びます。
カクタス・コミュニケーションズ株式会社について(https://cactusglobal.com/jp/)
カクタス・コミュニケーションズは、2002年に設立された科学コミュニケーションとテクノロジーの会社です。研究への資金調達、論文の出版、科学コミュニケーション、発見がより良くなるようなAI製品とソリューションを専門としています。同社の主力ブランドであるエディテージは、専門家によるエキスパートサービスと、Mind the Graph、Paperpal、R Discoveryなどの最先端のAI製品を含む、包括的な研究者向けソリューションを提供しています。また、カクタスはCactus Life Sciencesブランドの下で医療コミュニケーションもてがけています。現在は東京、プリンストン、ロンドン、オーフス、シンガポール、北京、上海、ソウル、ムンバイにオフィスを構え、3,000人以上の専門家を擁するグローバル企業です。また、職場におけるベストプラクティスのパイオニアとしてここ数年常に「働きがいのある会社」にランクされています。
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カクタス・コミュニケーションズ:https://cactusglobal.com/jp
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エディテージ:https://www.editage.jp
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Paperpal:https://paperpal.com/ja
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Mind the Graph:https://mindthegraph.com/science-figures/jp
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R Discovery:https://www.editage.jp/r-discoveryCACTUS
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