IoTを活用した「スポーツ観戦における楽しさ・エンゲージメントの見える化」にむけた実証実験を実施

株式会社ウフル(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:園田 崇 以下、ウフル)は、テクノロジー活用によるスポーツ事業創発コンソーシアム「Sports-Tech & Business Lab(以下、STBL)」の活動の一環として、株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川島 祐治、以下 NTTデータ経営研究所)と、追手門学院大学(学長:川原 俊明)の上林研究室と共同で、IoTを活用したスポーツ観戦における楽しさ・エンゲージメントの見える化に向けた実証実験をおこないました。
今後は、IoTによる取得データの種類拡大、客観データと主観データの相関分析等を行うことで実証研究としての精度を高めるだけでなく、スタジアムソリューションとしての事業化に取り組んでまいります。

【背景・目的】
スポーツ産業を15兆円市場に拡大することが政府目標として掲げられているなか、「スタジアム・アリーナ改革」の議論においても「コストセンターからプロフィットセンターへ」が課題として挙げられています。そのためには、スポーツ観戦体験を変革し、より楽しんでもらう、よりチームを好きになってもらう、よりお金を使ってもよいと思ってもらう、何度でも来たいと思ってもらう体験の創造が欠かせません。
しかし、観客が楽しんでくれているか、チームにエンゲージメントを感じているか、熱狂しているか、再来場期待を持っているか、については把握する手段が限られていました。多くの研究は応用科学によるアプローチによって、対話法や質問紙法による調査がおこなわれてきましたが、心理的興奮が大きく影響する主観的なデータの妥当性や信頼性については研究の限界が指摘されてきました。
そのような問題意識を背景として、STBL*では、「楽しさ、ファンエンゲージメントの見える化」と題した分科会を設置して、有識者や関係する企業と議論を重ね、IoTなどを活用して観戦者の集中度、熱狂度、満足度などを定量化する手法の検討を続けてきております。

当検討結果を具体化する取り組みの第一弾として、追手門学院大学社会学部スポーツ文化コース上林研究室、ウフル、NTTデータ経営研究所は、スポーツ観戦者の楽しさ・エンゲージメントの定量化を目的とした実証プロジェクトを実施いたしました。

 

                      図:体験と主観・客観データの関係                      図:体験と主観・客観データの関係

【実証実験の内容】
(1) 実施場所:アリーナ立川立飛
(2) 実施期間:2018年10月~
(3) 実施日:Bリーグ所属のプロバスケットボールチーム「アルバルク東京」のホームゲーム
※センサー設置・調査に当たっては、トヨタアルバルク東京株式会社にご協力いただきました。
(4) 調査方法:アリーナ観客席に環境調査センサーを設置し、タイムアウトなどを含む試合観戦中の観客の反応データを収集。

【成果】
スポーツアリーナという環境とプロスポーツの実際の試合という条件下において、IoTセンサーによる観戦者の状況の調査に業界で初めて成功。観客席のエリア別の音声データを収集・解析し、各観戦者が接している観戦環境の差を定量的に明らかにしました。また、試合の撮影映像との突合により、観戦環境の変化と試合の状況などとの関係についても分析を実施しています。魅力的なゲームシーンやゲーム演出の特定など、スタジアム・アリーナをより魅力的に変貌させていくうえでの第一歩となります。

【今後の取り組み】
本実証プロジェクトを通じて、座席エリア別での観戦者状況の分析・エンゲージメントの検証が可能となりました。今後は、設置するセンサーの種類を増やして、観客の脳波、表情、姿勢、動作といったようなデータの取得対象を拡げていくとともに、センサーで取得した客観データと、インタビュー調査・アンケート調査による主観データの相関を調べるなど実証研究としての精度を高めていく予定です。
また、STBLの活動の目的は、産官学連携によるビジネスの創出であることから、単に研究や実証に留めることなく、スポーツやライブエンターテイメントビジネス全般におけるスタジアムソリューションとして事業化に取り組んでまいります。STBLは、今後も、フィールド提供、技術協力、資本参加などにご協力いただけるパートナーを募集しています。

■STBLについて
STBLは、デジタル化時代の次世代スポーツビジネスの創造、地域や異業種と連携したスポーツビジネスエコシステムの構築を目的として、知見の融合とビジネス開発に取り組む産官学連携のスポーツビジネスコンソーシアム*です。
 2018年3月に設立して以降、述べ50以上の企業・団体が会員として参加し、会員同士のアセットの共有やテクノロジーを活用したプロジェクトの立ち上げに取り組んでいます。

*テクノロジー活用によるスポーツ事業創発コンソーシア
「Sports-Tech & Business Lab」公式Webサイト:https://www.nttdata-strategy.com/stbl/

 ■株式会社NTTデータ経営研究所について
社会課題解決とビジネス課題解決の双方にコミットし、企業の新規事業創出や成長戦略策定、官公庁の産業戦略策定をサポートするコンサルティングファーム。スポーツビジネスに関しては、テクノロジー、異業種連携、地域・街づくりとの融合により新たな付加価値を創造する“ハイブリッド型スポーツビジネスコンサルティング”*を提供。

*NTTデータ経営研究所のスポーツビジネスコンサルティング
https://www.nttdata-strategy.com/services/sports_business/index.html

■追手門学院大学社会学部スポーツ文化コース上林研究室について
スポーツ施設計画分野の第一人者上林功准教授が率いる研究室。上林准教授は、Mazda Zoom-Zoomスタジアム広島(広島市民球場)の基本・実施設計に携わり、自ら株式会社スポーツファシリティ研究所の代表として数々のスタジアム・アリーナ構築プロジェクトを企画・提案している。スタジアムやアリーナの設計・企画を通じて、主にスポーツ観戦者の行動変容やスポーツと地域の関係について研究している。

■株式会社ウフルについて
株式会社ウフルはIoT事業を核とし、エッジとクラウドをつなぐIoTオーケストレーションサービス「enebular(エネブラー)」を用いて、顧客のビジネスに変革をもたらし続けています。また、スポーツ×IoTへの取り組みも行っており、スタジアム・アリーナにおけるIoT活用を促進しています。またスタジアム・アリーナに特化した専門メディア「THE STADIUM HUB*」の運営も行っています。

*ウフルWebサイト https://uhuru.co.jp/
*「THE STADIUM HUB」 https://stadium-hub.com/

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