触れ合いの機能を搭載した 「未来の椅子」 試作

会話し、優しく抱きしめることで、安心や温もりをもたらすロボットシステム

ヴイストン

 ヴイストン株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:大和信夫)は、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)(本社:京都府相楽郡、代表取締役:浅見徹)と共同で柔らかい毛皮素材で構成され、自動対話や遠隔対話を通じて着席者とコミュニケーションを行うロボット「未来の椅子」を試作しました。本試作品は、大阪市此花区夢洲で開催中の2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)における「大阪のものづくり おもろいミライ展」にて展示します。

未来の椅子


■主な特徴

 「未来の椅子」は、可愛らしいクマの外観を備えたロボットシステムです。本ロボットには遠隔対話や自動対話のシステムを搭載可能で、着席者と会話を行うことができます。また、着席者を優しく抱擁することができる腕部の可動軸を搭載しており、会話に加えて物理的な触れ合いを通じたコミュニケーションを実現できます。

 本ロボットは、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)にて開発された、人を抱きしめて頭を撫でるロボット「Moffuly®-II」から派生した試作品です。ヴイストン株式会社では、ATRが先導している「人とロボットとの触れ合い」に関する研究について、これをより広く行うための具体的な方策をATRと共同で模索しており、オープンプラットフォーム化を目指す取り組みの一環として本試作を実施しています。

(1) 抱擁するロボットシステムを椅子に搭載

 本試作品においては、ロボットシステム全体を椅子の形状とすることで、可用性の向上をはかっています。ロボットのスピーカーやマイクは着席者の耳元近くに配置されており、椅子に座ったまま自然な姿勢で会話することが可能です。椅子の形状であることで、設置場所や運用方法に制限が少なく、たとえば公共施設などでの設置・運用などが視野に入ることも大きなメリットです。


(2) 身体接触を伴う研究などに活用可能

 本試作品は研究・開発用途のために製作されており、触れ合いを伴うコミュニケーションなどを題材とした研究を想定しています。子供の学習意欲など非認知能力に関する研究において、通常であれば困難である身体接触を伴うアプローチを採ることも可能となり、さらなる研究の深化に貢献します。


(3) 将来的な研究プラットフォームとなることを目指す

 本試作品は、将来的には、国内外で行われるコミュニケーション研究のためのプラットフォームとなることを目指しています。多くの研究者や企業によって利用できるオープンプラットフォームとなることで、触れ合い研究がさらに活性化することに寄与します。


■本試作品の万博における出展場所

 大阪・関西万博 ギャラリーWEST

 「大阪のものづくり おもろいミライ展」内

■本試作品の万博における出展時期

 2025年9月5日(金)~9月7日(日)



■本件に関するお問い合わせ先

 <ロボットに関するお問い合わせ>

 ヴイストン株式会社

  〒555-0012 大阪府大阪市西淀川区御幣島 2-15-28

  E-mail: infodesk@vstone.co.jp

  https://www.vstone.co.jp/

 <ロボットとの触れ合い研究に関するお問い合わせ>

 株式会社国際電気通信基礎技術研究所

  〒619-0288 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2(けいはんな学研都市)

  E-mail: hil-contact@atr.jp

  https://www.atr.jp/



ヴイストン、Vstone、Robot Shop(ロボットショップ)は、ヴイストン株式会社の登録商標です。
Moffuly、モフリーは、株式会社国際電気通信基礎技術研究所の登録商標です。大阪・関西万博は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会の登録商標です。
その他、記載されている製品名などの固有名詞は、一般に各社の登録商標または商標です。

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会社概要

ヴイストン株式会社

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URL
https://www.vstone.co.jp
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市西淀川区御幣島2-15-28
電話番号
06-4808-8701
代表者名
大和信夫
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2000年08月