Mediiが第5回日本サービス大賞「厚生労働大臣賞」を受賞
医療の高度化による構造的課題を解決。1,900名以上の専門医と連携し、知見を全国へ届けるインフラへ
株式会社Medii(本社:東京都新宿区、代表取締役医師:山田 裕揮、読み:メディ、以下 Medii)が運営する医師向け専門医相談サービス「Medii Eコンサル」は、革新的な優れたサービスを表彰する「第5回 日本サービス大賞」において、「厚生労働大臣賞」を受賞しました。

Medii Eコンサルとは
診断・治療方針に悩む主治医と各領域のエキスパート専門医をマッチングし、無料で症例相談ができる臨床疑問解消プラットフォームです。
社会課題:医療情報の爆発的増加と構造的限界
国内患者数が計700万人を超える希少疾患やがんの領域において※、医学の飛躍的な進歩は診断技術や治療選択肢を爆発的に広げた一方で、一人の医師がその膨大な最新知見を全て網羅することは構造的に難しくなりつつあります。
その結果、医療技術は進化しているものの、その恩恵が患者に届かない「高度医療の分断・格差」が生じてきています。「何年も病名がわからずに不安な日々を過ごす」「今の治療法が本当に良いのかわからないまま耐え続ける」。救えるはずの暗黙知が世の中にあるにもかかわらず、診断や最適な治療に辿り着けず、取り残されてしまっている患者が多く存在しています。
解決策:全国の専門医ネットワーク
1,900名以上の全専門領域を網羅するトップエキスパート専門医の協力体制を構築。主治医が匿名で迅速に高度な専門性の高いアドバイスを受けられる仕組みを提供しています。さらに、信頼性の高いエビデンスを効率的に短時間で取得するAI機能も搭載。地域や病院の垣根を超え、誰もが質の高い医療を受けられる世界を実現します。
社会的インパクト:誰も取り残さない医療
この仕組みを持続可能にしているのが、価値を循環させる独自のビジネスモデルです。Medii Eコンサルを通じた専門医相談による早期診断・治療の最
適化は、新薬が患者に届かない構造的な課題を解消し、結果として適切な処方機会の拡大につながります。この成果を製薬企業への価値として収益化し、全領域の専門医への報酬やシステム運営へ還元。全ての医師が無料で利用できる環境を維持し、医療の質の底上げと経済合理性が両立する、主治医・エキスパート専門医・製薬企業・患者「四方良し」のヘルスケアエコシステムを確立しています。
※希少疾患は『European Journal of Human Genetics』(2020)、がんは国立がん研究センター「2021年 累積がん罹患リスク」等の数値を参考にMediiが算出
審査評価ポイント
【受賞サービス】
未診断や革新的新薬が届かない患者をゼロに「Medii Eコンサル」
【特に評価されたポイント】
①オンライン相談プラットフォームで希少疾患等を早期診断・治療を促進
主治医が専門医に気軽に相談できることで、早期に適切な診断・治療が可能となる。希少疾患等に対する知見が全国に広がる仕組みである。
②最先端の知見に効率的にアクセスできるクラウドホスピタル
忙しい医師の利便性を重視しつつ、患者情報を特定しないセキュアな環境を提供。疾病ごとに専門医のオンライングループが形成され、Mediiの医師やコンシェルジュがモニタリングを行うことで、プラットフォームが円滑に機能する仕組みを構築している。
③日本の医療の高度化と高効率化に貢献
臨床現場の医師間のコミュニケーションを革新することで、希少疾患等の早期診断・治療・最適な処方の実現と、希少難病用の医薬品の普及等が期待される。
受賞コメント
株式会社Medii 代表取締役医師 山田 裕揮
「難病患者として、診断の遅れと治療の地域格差に苦しんだ痛み。」 私自身のこの原体験こそが、Medii Eコンサルの原点であり、私たちが挑戦を続ける揺るぎない原動力です。 この度、日本の医療政策を司る厚生労働大臣より本賞を賜りましたことは、私たちの取り組みが単なる一企業のサービスを超え、「日本の高度医療を守る社会インフラ」となる可能性をご評価いただいたものと受け止め、その期待の重さに身が引き締まる思いです。
本サービスは、テクノロジーだけで完結するものではありません。 目の前の患者さんのために尽力されている主治医の先生方、多忙を極める中で専門知見を惜しみなく提供してくださるエキスパート専門医の先生方、そして革新的な新薬を届けることで共に患者さんを救おうとする製薬企業の皆様。立場は違えど「患者さんを救いたい」という志を共にし、持続可能な医療の仕組みを「共創」するこの絆こそが、Mediiの最大の財産です。関わる全ての皆様お一人お一人に、心より深く感謝申し上げます。
まだ私たちの挑戦は始まったばかりです。深刻化する「ドラッグ・ロス/ラグ」の解消をはじめ、変えたい未来が残されています。 今回の受賞を一つの通過点として、私たちはAI等の最新技術とエキスパート専門医の暗黙知・経験を融合させ、人間だからこそできる温かみある医療インフラを構築してまいります。その先に「誰も取り残さない医療を」実現すべく、未診断や最適な治療にアクセスできない患者さんがゼロになるその日まで、志を共にする全ての仲間と共に歩み続けます。
採用情報
Mediiは、「誰も取り残さない医療を」実現するため、事業拡大およびプロダクト開発をさらに加速させています。現在、セールス・事業開発などのビジネス職やエンジニア・UIデザイナーを中心に採用を強化しています。私たちのミッションに共感し、少しでもご興味をお持ちいただいた方に向け、事業やミッションへの理解を深めていただくためのカジュアル面談も実施しています。
▼Medii採用情報
https://medii.jp/careers
▼カジュアル面談のご応募はこちら
https://herp.careers/v1/medii/fq1alIlza6Qa
日本サービス大賞について
「革新的な優れたサービス」を表彰する日本初の制度です。サービス産業のイノベーションと生産性向上を促し、地域経済や社会の活性化への貢献、市場の成長や雇用の創出などに繋げることを目的としています。
主催:公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会(SPRING)
公式サイト:https://service-award.jp/index.html
株式会社Mediiについて
Mediiは「誰も取り残さない医療を」というミッションを掲げ、希少疾患やがんなど診断技術や治療法が高度に進化する領域を中心に、医療課題の解決に取り組んでいます。その解決策として、医師が無料で利用できる臨床疑問解消プラットフォームを開発・提供。医学調査に最適化したAIによって効率的にエビデンスを調べられる「Medii Q」と、複雑な個別症例について経験豊富な専門医に相談できる「Medii Eコンサル」で、主治医の迅速でより良い意思決定を支え、患者の早期診断と治療の最適化に貢献しています。また、製薬企業との協業プロジェクトを展開することで、主治医・エキスパート専門医・製薬企業・患者それぞれに価値をもたらす四方良しで持続可能な新しい医療インフラを構築しています。
会社名:株式会社Medii
所在地:東京都新宿区新宿1-23-1 THE PORTAL 新宿御苑 4F
設立:2020年2月20日
資本金:1億円
代表者:代表取締役医師 山田 裕揮
URL:https://medii.jp
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