マネージドサービスプロバイダー(MSP)の92%がAIによる成長を予測するも、準備不足が課題に
OpenText Cybersecurityによる1,000社超を対象とした調査結果
※本リリースは、OpenText Corporationが2025年9月24日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。
AIを活用した情報管理のグローバルリーダーであるOpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦デニース)は、今回で3回目となる「Global Managed Security Survey」の結果を発表しました。この調査では、AIがマネージドサービスプロバイダー(MSP)にとって大きな成長機会をもたらしている一方で、顧客の期待に応える準備が追いついていない現状が明らかになりました。
1,000社以上のMSPを対象としたこの調査では、92%がAIへの関心を背景に成長を経験しており、96%がその傾向が今年も続くと予想していることが明らかになりました。しかし、中小規模の企業(SMB)顧客へのAIツール導入を支援する準備ができていると回答したのは、わずか半数程度にとどまり、その理由として、限られたリソース、ツールの無秩序な増加、そして顧客環境全体にわたるサービスの標準化の課題を挙げています。これは昨年、90%のMSPがAI関連のセキュリティニーズへの対応準備ができていると回答していた状況から大幅に減少しており、準備不足のギャップが縮まるどころか、急速に拡大していることを浮き彫りにしています。
OpenTextのCybersecurity事業開発担当バイスプレジデントのMichael DePalmaは次のように述べています。
「MSPは、中小企業顧客におけるAI導入のペースに追いつくプレッシャーにさらされています。MSPは、ツールの疲労を軽減し、運用を簡素化する、統合型でスケーラブルなサービスを提供できるセキュリティパートナーを必要としています。まさにそれが、OpenText Secure Cloudプラットフォームが提供するものです。柔軟なバンドル、シンプルな導入、そして深い業界専門知識を持つチャネルチームが、AIドリブンセキュリティの需要の高まりに対応し、MSPがスケーラブルで収益性の高い成長を実現できるよう支援します。」
主な調査結果は以下のとおりです。
AI需要は急増しているものの、MSPのAI対応は遅れている
-
MSPの92%がAIへの関心からビジネスの成長を報告しており、96%が今年の成長を見込んでいる
-
これらの調査結果にもかかわらず、中小企業のAIツール導入を支援できると感じているMSPは約半数にとどまり、2024年に90%と予想されていた調査から大幅に減少した
-
中小企業顧客向けにAIサイバーセキュリティエージェントを構築または導入しているMSPは半数未満
-
多くのMSPが社内でAIを活用して専門知識を構築しており、67%がカスタマーサポート、66%が技術サポート/チケットトリアージ、58%が脅威の検知と対応にAIを活用している
-
AIの専門知識は、脅威の防止と24時間365日のサポートに続き、中小企業向けMSPにとって3番目に重要な属性となっている
中小企業がツール疲労と戦う中、導入要因はシンプルさがコストを上回る
-
コスト削減を主な課題として挙げる顧客は、2023年の28%から2025年にはわずか17%に減少した
-
バンドル型セキュリティパッケージの普及が進んでおり、中小企業の71%がオールインワンの予防・検知・対応バンドルを好んでおり、エンドポイント、ネットワーク、メールセキュリティのバンドルを好む回答者は45%となった
-
統合の容易さは、MSPの78%にとって「非常に重要」であり、ベンダー数を上回る評価となっている
-
MSPのほぼ半数(44%)が、購入決定の最大の要因としてセキュリティソリューションの堅牢性を挙げており、価格を挙げた回答者はわずか8%だった
サービスの拡大が新たな成長の原動力となる
-
MSPの95%が今後1年間でマネージドサービスの提供を拡大する計画であり、57%が積極的に新サービスを開発している
-
これらの新サービスの優先事項としては、ツール間の統合(38%)、コアサービスへの高い接続率(18%)、そして中小企業の業種全体にわたる幅広い適用性(16%)が挙げられる
-
新規顧客の獲得源として最も多かったのは紹介(32%)で、次いでオンライン検索とデジタル広告(29%)、テクノロジーマーケットプレイス(25%)となっている
OpenText Cybersecurity 2025 Global Managed Security Survey の詳細な調査結果については、インフォグラフィックをご覧ください。
調査方法
OpenText Cybersecurityは、2025年9月、米国、英国、カナダのMSP(マネージドサービスプロバイダー)のマネージャー、経営幹部、セキュリティ専門家、顧客関係管理職(CRM)1,019名を対象に調査を実施。回答者であるMSPの従業員数は1名から500名と幅広い規模でした。
OpenTextについて
OpenText™ は、情報管理ソフトウェアおよびサービスのグローバル・リーディングカンパニーです。ビジネスクラウド、ビジネスAI、ビジネステクノロジーの包括的なスイートを提供し、企業が複雑化するグローバルな問題を解決できるよう支援しています。 OpenText(NASDAQ/TSX: OTEX)の詳細については、https://www.opentext.com をご覧ください。
【OpenText日本法人/オープンテキスト株式会社について】
OpenText日本法人/オープンテキスト株式会社は、情報やプロセスを管理・自動化するビジネスコンテンツ管理、企業間取引の情報を可視化しコントロールするB2B/EDI連携・サプライチェーン統合やFAXソリューション、Web&デジタルエクスペリエンス、データ保護やサイバーセキュリティ、フォレンジックツール、アプリケーション&オペレーション管理、AIを用いた各種の分析・可視化ツールなど、多種多様な業界・業種のお客様へ最適なソリューションを提供しています。https://www.opentext.com/ja-jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。