パレスチナで25年以上活動してきた日本のNGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」が、危機的状況に陥るガザの子どもたちのためのクラウドファンディングを開始

「パレスチナ・ガザ地区でお母さんと子どもたちの健康を守りたい!」

ガザ地区は、厳しい封鎖により最低限の物資すら不足する生活を約15年強いられてきました。JVCは、ガザ地区で子どもたちの栄養失調の予防と改善のため、家庭訪問を通じた子どもの健診や、子どもの保護者に対する栄養講習などに取り組んできました。

しかし今年、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的流行が発生し、国際支援の予算の多くは感染症対策に割かれています。その結果、例年通りの活動を続けるための資金を得ることが現在、難しい状態にあり、この度クラウドファンディングを実施する運びとなりました。

<クラウドファンディング概要>
【プラットフォーム】READYFOR
【実施期間】2020/09/17 (木) 12:00〜10/30(金)23:00
【目標金額】400万円
【URL】https://readyfor.jp/projects/jvcpalestinegaza
【使用用途】ガザ地区の子どもの栄養失調予防と改善のための健診や講習、新型コロナウイルス感染予防の啓発活動
【資金分配方式】All or Nothing(期間内に目標金額に到達しなかった場合、全額寄付者に返金となります)


パレスチナ・ガザ地区は10年以上にわたる封鎖により、人の出入りや物資輸出入が厳しく制限され経済は壊滅状態、人口の8割が食糧配給など何かしらの国際支援に頼らざるを得ない状況です。医療体制も整っておらず、ガザの子どもの3割が、貧血やくる病など、長期的な栄養失調からくる疾患を抱えています。そのためJVCはこれまで、家庭訪問による健診や、子育てのカウンセリング、保護者への栄養や発達・発育の講習などを通じて、子どもたちの栄養失調改善と予防の活動を続けてきました。

2019年に空爆された建物2019年に空爆された建物

 

公園など外で安心して遊べる場所がなく、家の中は電力供給が不十分で日中でも薄暗い。子どもも親もストレスのかかる環境です。公園など外で安心して遊べる場所がなく、家の中は電力供給が不十分で日中でも薄暗い。子どもも親もストレスのかかる環境です。

 

子どもたちの健康や成長は短期間で改善されるものではありません。活動を中断すれば、健康状態が支援以前の状態に戻ってしまう恐れもあります。更に、長期にわたる栄養不良は、脳や体の発達・発育にも影響を及ぼします。また、栄養状態が悪いと免疫力が低下し、感染リスクも高まるため、今このコロナ禍を乗り切るためにも、そしてその先の子どもたちの未来にとっても、感染予防啓発と並行して現在の活動を続けていくことがとても重要です。

 JVCでは2019年にもイラクの子どもたちの⼼のケアを行うプログラムの運営資⾦をクラウドファンディングで募り、5,738,000円のご支援をいただきました。おかげさまで、プログラムを実施することができました。

 ガザの未来を担う子どもたちの健康を守るため、また希望を失わず奮闘している現地の保健師やボランティアのため、今回のクラウドファンディングも成功させたいと思っております。

ガザで暮らす家族の笑顔と健康を今後も守っていきたいです。ガザで暮らす家族の笑顔と健康を今後も守っていきたいです。


 ガザ地区の人びとが置かれてきた状況をより多くの人に知っていただき、彼らを支えるためのアクションを起こしてもらう一歩として、このプロジェクトのほか、同地区の現在を取材していただけますと幸いです。
 
■9/19(土)クラウドファンディングキックオフイベント開催!
クラウドファンディング開始にあたり、以下の日程でJVCスタッフが今回のプロジェクトについて直接お話するFacebook配信イベントを実施いたします。お申し込み・参加費不要でご覧いただけます。
●●イベント詳細●●
【日時】2020年9月19日(土)19:00~20:00
【場所】オンライン(JVCのFacebookページで配信)
※申込不要。開催日時にJVCのFacebookをご覧ください。
https://www.facebook.com/NGOJVC

■認定NPO法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)とは
1980年に日本人によりタイで設立されたNGO。現在はアジア・アフリカ・中東の世界11の国・地域で地域開発や人道支援など多岐にわたる支援を実施しています。「問題の根本原因の解決」をポリシーに、ただものをあげたりするのではない、現地の人の力を引き出す支援を重視しています。

パレスチナでは1992 年から活動を始め、ガザ地区、ヨルダン川西岸地区、東エルサレムで様々な活動を行ってきました。現在は青少年のレジリエンスと地域保健の向上支援をエルサレムで、子どもの栄養改善支援をガザ地区で実施するとともに、現地の声を政策に反映させるため、情報収集・政策提言を行っています。
https://www.ngo-jvc.net/


■本件に関するお問い合わせ
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)
パレスチナ事業担当:大澤 みずほ
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F
TEL:03-3834-2388 MAIL:osawa@ngo-jvc.net

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会社概要

URL
http://www.ngo-jvc.net/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都台東区上野 5-22-1 東鈴ビル 4F
電話番号
03-3834-2388
代表者名
熊岡 路矢
上場
未上場
資本金
-
設立
1980年02月