京都府で電動キックボードのシェアアプリ「LUUP」の提供を開始
まずは宇治市から、10月15日から12月5日までの土日祝日限定で利用可能に
電動キックボードや小型電動アシスト自転車などの「電動マイクロモビリティ」を取り扱うシェアリングサービス「LUUP(ループ)」を展開する株式会社Luup(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡井大輝、以下「Luup」)は、京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:平川良浩)が運営する京阪宇治駅(京都府宇治市)に「LUUP」のポートを導入し、京都府で初めて電動キックボードのシェアリングサービスを開始することをお知らせします。2021年10月15日(金)14時より「LUUP」のアプリ内に京都府エリアが追加される形となります。本サービスは京阪宇治駅のポート・5台からの展開となり、12月5日(日)までの土日祝日限定で宇治市内でご利用いただけます。
Luupは、「街じゅうを『駅前化』するインフラをつくる」をミッションに、電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービスを展開しています。電動アシスト自転車や電動キックボードのみならず、電動・小型・一人乗りの電動マイクロモビリティを包括的に取り扱い、ファースト・ラストワンマイルの移動手段を確立し、全ての人が自由に移動できる未来を目指しています。
京阪電鉄では、今回の電動キックボードのシェアリングサービスの導入を通して、京阪宇治駅を起点に快適に移動できる範囲を広げ、宇治の魅力を更に高めていきたいと考えております。
本実証実験を通して、宇治市内における短距離移動ニーズを検証することに加え、電動キックボードの安全で便利な社会実装に向けたルールづくりの検討と、そのためのデータ収集を継続してまいります。
- サービス詳細
電動キックボードのシェアリングサービス
ご利用可能エリア
京都府宇治市全域
※一部、電動キックボードに乗って走行できないエリアがあります。アプリから「手押しゾーン」をご確認の上乗車ください。
※サービス対応エリア外を跨いでのご利用は不可となります
ご利用料金
110円/初乗り10分、16.5円/分(税込)※実証実験特別価格
ポート数
1ポート ※安全性の段階的な検証のために、まずは京阪宇治駅のポートにて電動キックボードが利用可能となります。
電動キックボード利用可能ポート
京阪宇治駅 駐輪センター付近(京都府宇治市宇治乙方18-5)
電動キックボードの台数
5台
電動キックボードの最高速度
15km/hに制限
ご利用条件
アプリから①運転免許証登録と②走行ルールの確認テストの満点合格が電動キックボードのご利用条件となります。
保険
対物賠償、対人賠償、ご自身のお怪我が保険の対象です。
備考
車両の走行が著しく多い道路については、安全性を鑑み自主的に走行禁止道路としています。走行禁止道路はアプリ上のマップで表示し、利用者に迂回を促します。
また、スケジュールは変更になる可能性がございます。
- ご利用方法
1. 「LUUP」をダウンロードし、会員登録を行ってください。
ダウンロードリンク:https://luup.onelink.me/Myjb/cfcdb04a
2. アカウント設定画面から免許証の登録と、確認テストの受講を行ってください。承認にお時間をいただくことがありますので、事前に対応を完了させておくことを推奨します。
3. マップ画面から、ライドを開始するポート(京阪宇治駅のポート)を探してください。ポート詳細画面からポートに電動キックボードがあることを確認できます。
4. 「ロック解除」ボタンを押してカメラを起動し、電動キックボードのQRコードを読み取ってください。
5. 宇治市では、京阪宇治駅で借りて、京阪宇治駅に返す形となります。目的地ポートとして、京阪宇治駅のポートを選択してください。
6. スマートロックが解錠されたら、電動キックボードから音がでて速度表示の液晶がつきます。安全にライドをお楽しみください。
7. ライド終了時は、京阪宇治駅のポートの枠線内に返却してください。
8. 返却時の写真を送信したら決済が完了し、ライドが終了します。
※電動キックボード乗車中は、一時停止は可能ですが、ポート以外の場所での緊急停車ができません。
【その他 電動キックボードに関するご利用ガイド】
https://luup.zendesk.com/hc/ja/sections/1500001008561
【電動キックボードの乗り方】
1. 地面を蹴って初速をつけ、両足を置きます。
2. ゆっくりとアクセルを押すと電動で加速します。
3. 足で地面を蹴りながらゆるやかに曲がることができます。
4. 今回の特例措置下において、電動キックボードを押し歩きする場合には歩行者とみなされます。走行量の多い道路などを右折する場合には、交差点で電動キックボードを一度降り、横断歩道を押し歩いて渡ることを推奨します。
5. 手元に自転車と同様の形のブレーキがあります。止まる時はゆっくりとブレーキをかけましょう。足をついて止まることも可能です。
- 注意事項
・歩道の走行は禁止です。
・普通自転車専用通行帯(自転車レーン)が設置されている道路においては、当該通行帯を走行してください。
・車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行する必要があります。
・小型特殊自動車は二段階右折は禁止されています。
※今回の実証実験では、電動キックボードを押し歩きする場合には歩行者とみなされます。走行量の多い道路などを右折する場合には、交差点で電動キックボードを一度降り、横断歩道を押し歩いて渡ることを推奨します。
- 今後の予定
- 【参考】電動キックボードと関連規制について
今回「LUUP」アプリ内に導入される電動キックボードは、世界で唯一普及している電動マイクロモビリティです。以下の特徴を持ち、更にコロナ禍においては密を避ける新しい移動手段として世界各国で普及が進んでいます。
・またぐ、こぐ必要がないため、スカートやスーツの方でも乗ることができる
・地面と足が近いため、危険を感じたら足をついてすぐに止まることができる
・IoTデバイス搭載のため、将来的にはエリア別・ユーザー別の安全運転のための制御が可能
【電動キックボードの道路交通法上の位置付け】
電動キックボードは日本の現行法上「原動機付自転車」に位置付けられるため、ヘルメットの着用、ナンバープレート・ミラーの装着、免許の帯同、車道のみの走行など、普及しづらい走行条件が課せられています。
【「LUUP」サービス内における電動キックボードの位置付け】
規制の適正化とルールづくりに向けて、Luupは「マイクロモビリティ推進協議会」という業界団体を立ち上げ、関係省庁との議論や様々な条件下での実証実験を重ねて参りました。今回、Luupの実証実験の計画が産業競争力強化法に基づく「新事業特例制度」に2021年4月23日(金)に認定されたことを受け、シェアリングサービスの開始にいたりました。申請を行い認可を受けた事業者に対して、以下の特例措置が適用されます。
・道路交通法における区分:小型特殊自動車(※道路運送車両法上は、現行法と同様「原動機付自転車」の扱いになります)
・速度制限:最高15km/hに制限
・走行場所:車道に加えて、前回と同様「普通自転車専用通行帯」(通称「自転車レーン」)の走行が可能。更に、「自転車道」と「一方通行だが自転車が双方向通行可とされている車道」も走行可能になります。
・走行時のルール:新たにヘルメットの着用が任意(安全の観点から着用は推奨)となります。免許の帯同や自賠責保険の加入などは引き続き義務となります。
・機体要件:引き続き、ナンバープレートやミラーの装着など原動機付自転車に求めれる保安基準を満たす必要があります。
なお、これらの特例措置は、認定を受けた新事業活動計画のもと実施される実証実験にのみ適用されます。認定を受けていない事業者や個人所有の電動キックボードの走行に関して、上記の特例措置は適用されません。
- 「LUUP」をご利用いただく皆さまへお願い
現在、電動キックボードの適切な走行ルールの検討を進めるため、関係省庁による実証実験が行われており、Luupはこの実験に参加しています。
この取り組みを通して、多くの方に電動キックボードの魅力や可能性を感じていただくと共に、ルールの検討に向けたデータの収集が進んでいます。
ユーザーの皆さまにおかれましては、街とマイクロモビリティの新たな扉を開く本実験にご協力いただき誠にありがとうございます。
一方で、保安基準を満たさない電動キックボードが公道を走行している例や、そのような違法な電動キックボードによる事故が発生し書類送検に繋がる例など、実証実験外での電動キックボードの重大な違反が報告されています。また、Luupの電動キックボードの一部のユーザーにおいても、歩道走行や逆走、二人乗りなどの違反が確認されています。
この点につきましては、誠に遺憾であり、弊社といたしましても大変重く受け止め、さまざまな対応を行っております。
Luupでは、電動キックボードに乗車する全ての方に、事前の免許登録と走行ルールの確認テストの満点合格を義務付けると共に、同意書への同意、禁止事項に関する注意喚起の画面をご利用の度に表示しています。
また、実証実験中の走行ルールや道路交通法に対する違反行為が認められた際には、アカウントの無期限停止を含む厳正な対処を行っております。
人と乗り物と街、それらすべてが共生できる社会の実現のため、ルールに沿った走行をお願いいたします。
【株式会社Luupについて】
株式会社Luupは、電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービスを通して、街じゅうを「駅前化」する新しい短距離移動インフラをつくります。現在、電動キックボードと小型電動アシスト自転車の高密度なシェアリングサービスを東京と大阪で提供しています。電動マイクロモビリティの普及によるCO2削減と、ご高齢の方も乗ることができる新しい電動モビリティの導入を実現し、すべての人が安全・便利に移動できる持続可能な社会をつくります。
・所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目27番5号リンクスクエア新宿16階
・取引先金融機関:三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行
・代表者:岡井大輝
・創業:2018年7月
・URL:https://luup.sc/
・アプリダウンロードURL:https://luup.onelink.me/Myjb/cfcdb04a
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