OpenTextとFoundryの調査:AIの成功は成熟度に依存、しかし「情報管理の準備」がその差を埋める鍵に

成熟したAI導入企業の70%近くがROAIに満足、一方で新規導入企業は遅れを取る

オープンテキスト株式会社

※本リリースは、OpenText Corporationが2025年9月30日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。

AI向けセキュア情報管理のグローバルリーダーであるOpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦デニース)は、本日、Foundry社による新たなグローバル調査「AIはナレッジワーカーの役割を再定義する(AI Is Redefining the Role of the Knowledge Worker)」を発表しました。この調査では、AI投資収益率(ROAI)の実現において、新規AI導入企業と既存AI導入企業の間に大きな隔たりがあることが明らかになりました。企業はAIに多額の投資を行っているものの、情報管理プログラムが十分な成熟度に達した場合にのみ、多くの企業がAIイニシアチブにおいて有意義な成果を上げていることが明らかになりました。

515名の企業のCIOおよびその他のIT上級責任者を対象とした調査によると、成熟したAI導入企業の約70%がROAI(AI投資利益率)に高い満足度を示している一方、新規導入企業の満足度は42%にとどまりました。ROAIへの満足度は、リーダーがAIツールによる情報の安全な取り扱いを信頼しているかどうかとも密接に関連しています。この乖離により、組織はAI導入への意欲とリスクのバランスを取るのに苦労するケースが多く見られました。

金融サービス業界のあるCIOは、この課題について次のように述べています。

「当社はAIの活用をさらに拡大したいと考えていますが、セキュリティとIT部門は、パニック状態です。なぜならAIを安全に運用し、適切に管理された方法で運用する方法を誰も知らないからです」

ヘルスケア業界のバイスプレジデントも同様の見解を示し、「AIの成功は、メタデータ管理の改善、ガバナンスの強化、そして分類に依存する」と述べています。

成熟度がROAIを推進

調査によると、AIのメリットは経験に応じて増大することが示されています。AI導入をさらに進めた組織は、より多くの投資を行い、より有意義な方法で成功を測定し、その結果、より高いリターンを得ています。

  • 成熟したAI導入企業は、ROAIを問題解決への影響とリスク低減で評価するのに対し、新規導入企業は効率性の向上に焦点を当てる

  • 企業は、AI関連のツールやインフラ、人材に年間平均540万ドルを投入しており、これは結果への満足度を高めるためのAI投資の拡大を示していると考えられる

  • マルチエージェントAIは、成熟した導入企業の間で「ゲームチェンジャー」と見なされており、複雑な問題への取り組みに不可欠であると考えられている

OpenTextの最高製品責任者兼最高技術責任者であるSavinay Berryは次のように述べています。

「AIの価値は一夜にして現れるものではありません。企業が表面的な自動化を超えて、真の課題解決に取り組んだ時に、真の成果が生まれるのです。そのためには、安全で適切に管理された情報が必要です。この基盤がなければ、ROAIの実現はほぼ不可能です。私たちは、情報の複雑さを簡素化し、ガバナンスを強化し、AIに対応できる情報を確保することで、組織にこの基盤を提供します」

情報管理の準備は不可欠

成熟度のレベルは異なるものの、ほぼすべての企業が、AIの真の価値を引き出すには情報管理の準備が不可欠であることに同意しています。

  • セキュリティとコンプライアンスリスク(44%)は、依然として情報管理における最大の課題

  • ガバナンスが「非常にうまく機能している」と評価している組織は半数未満であり、AIの拡張における大きな障壁となっていることが浮き彫りに

  • パートナーを選ぶ際には、新規導入企業と既存導入企業の両方が、安全な情報管理に関する深い専門知識を最優先事項として挙げた(それぞれ50%と49%)

追加情報

OpenTextについて

OpenText™ は、情報管理ソフトウェアおよびサービスのグローバル・リーディングカンパニーです。ビジネスクラウド、ビジネスAI、ビジネステクノロジーの包括的なスイートを提供し、企業が複雑化するグローバルな問題を解決できるよう支援しています。 OpenText(NASDAQ/TSX: OTEX)の詳細については、https://www.opentext.com をご覧ください。

【OpenText日本法人/オープンテキスト株式会社について】
OpenText日本法人/オープンテキスト株式会社は、情報やプロセスを管理・自動化するビジネスコンテンツ管理、企業間取引の情報を可視化しコントロールするB2B/EDI連携・サプライチェーン統合やFAXソリューション、Web&デジタルエクスペリエンス、データ保護やサイバーセキュリティ、フォレンジックツール、アプリケーション&オペレーション管理、AIを用いた各種の分析・可視化ツールなど、多種多様な業界・業種のお客様へ最適なソリューションを提供しています。https://www.opentext.com/ja-jp 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


会社概要

オープンテキスト株式会社

1フォロワー

RSS
URL
https://www.opentext.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1丁目8-3 丸の内トラストタワー本館18階
電話番号
03-4560-7700
代表者名
三浦デニース
上場
海外市場
資本金
-
設立
1997年06月