射水市の公共FMの取り組みがJFMA賞を受賞サービス提供者として日本管財も同時表彰
~包括管理業務委託などの公共施設マネジメントが優れた成果として評価~
日本管財ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:福田 慎太郎、以下「当社」)は、グループ会社である日本管財株式会社が、公共施設包括管理事業を通じて富山県射水市のJFMA賞「優秀ファシリティマネジメント大賞」受賞に寄与し、サービス提供者として表彰されたことをお知らせします。
予防保全計画の推進により計画的な設備更新を支援するとともに、能登半島地震時には技術者を派遣して危険度判定・報告書整備を迅速に実施するなど、持続可能な公共サービスの高度化に貢献しています。

第20回日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞)について
日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞)は、ファシリティマネジメント*(略称:FM)の理念が日本で広く実現されることを目指し、優れた事例を表彰する機会です。毎年、日本ファシリティマネジメント協会によって開催されています。
今回、射水市が受賞した「優秀ファシリティマネジメント賞」は、JFMA賞の区分の中でも、FMの“活動”について優れた成果を表彰するものです。
日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞) 表彰の区分

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1.優秀ファシリティ |
・FMの考え方をベースにして、優れた成果を挙げた活動を表彰します。 ・事業者を主たる表彰対象としますが、FM実践プロジェクトに関わったサービス提供者を併せ表彰します。 |
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2.技術賞 |
・FMに関する優れた手法・技術の取組みを表彰します。 |
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3.功績賞 |
・FMに関する優れた実践(貢献)、論文(博士論文及び同等以上の論文)、出版、その他の活動を表彰します。 |
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上記1.~3.への応募の中から、特別賞、奨励賞の表彰を行う場合があります。 特別賞 優れた成果を上げ、特別に表彰すべきと認められる活動等。 奨励賞 上記の賞の水準に達していないが、今後の発展が期待される活動等。 |
*ファシリティマネジメント(FM):施設とその環境を通じた経営活動
出典:第20回(2026)日本ファシリティマネジメント大賞 募集要項(公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会)
射水市の公共FMの取り組みについて
射水市は、公共施設の老朽化や人口減少に対応するため、2022年度より、105施設の維持管理・小修繕・マネジメントを行う公共施設包括管理業務委託を導入。これにより、効果的な修繕予算の配分や保守管理仕様の均一化、市内事業者への発注率向上などを実現しました。
また、これによって削減された行政職員の事務負担を別のコア業務に活用。民間提案制度を導入し、照明のLED化や太陽光発電などの脱炭素化事業、スマートロック導入による体育館の鍵管理効率化、未利用地活用による多世代交流拠点の創出など、公民連携で新たな市民サービスも展開しています。
“行政、民間、市民がともに協力し合って「まちの価値を育てる」“ことを念頭に、将来を見据え市の規模に合った適正な公共施設の維持と、市民満足度の高い公共サービスを提供し、持続可能なまちとしてつなげていくことを目指しています。
第20回日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞) 受賞結果

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審査公表日 |
2025年12月11日(木) |
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応募タイトル |
射水市の公共FMの取り組みについて |
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表彰区分 |
優秀ファシリティマネジメント賞 |
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受賞者 |
(1)FM実践組織富山県射水市 (2)サービス提供者日本管財株式会社 |
【PICK UP】包括管理委託から予防保全への反映、震災対応支援
射水市における公共FMの取り組みのうち、日本管財は「予防保全に向けた計画策定」を行っており、今回の賞においてサービス提供者として併せて表彰されました。
日本管財は、2022年度より射水市において公共施設包括管理業務を受託し、今年度で4年目を迎えます。包括管理で得られた結果を活かし、市が策定する施設計画の実行性を高め、計画的に修繕を行うことに取り組んでいます。

その他、今回の審査講評において評価された、能登半島地震時の対応についてもご紹介します。

審査講評
本事例は、射水市が公共施設105施設・866業務を対象に包括管理業務委託を導入し、FMの高度化と職員のコア業務集中を同時に実現した点に大きな先進性がある。
包括管理と民間提案制度を組み合わせることで、職員負担の軽減と財政支出の抑制、さらには脱炭素化や施設価値向上までを一体的に推進している点は高く評価される。能登半島地震時にも有効に機能したという実績は、制度の実効性と強靭性を示すものである。
市長の強いリーダーシップのもと、担当職員が中心となり、庁内調整と民間パートナーとの信頼関係を築きながら、現実的かつ高度なFMアウトソーシングを実装したプロセスは、小規模自治体にとって極めて示唆に富む。
射水市の取り組みは、今後の公共施設マネジメントの有力なモデルとして高く評価できる。
出典:「第20回日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞 受賞結果」(公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会)(https://www.jfma.or.jp/award/index.html)
日本管財グループについて
日本管財グループは1965年に設立し、現在は国内及び海外で建物管理運営事業、環境施設管理事業、住宅関連運営事業、不動産ファンドマネジメント事業等を展開しています。独立系であることを強みに、オフィスビル、商業施設、ホテル、教育機関、公共施設など、幅広い用途に携わっています。
日本管財ホールディングス株式会社は持株会社として2023年に設立し、グループ経営機能に特化しています。

会社概要
社 名 :日本管財ホールディングス株式会社
所在地 :東京都中央区日本橋2丁目1番10号
設 立 :2023年4月3日
代表者 :代表取締役社長 福田 慎太郎
資本金 :3,000百万円
事業内容:オフィスビル、集合住宅、環境施設等の管理運営事業や不動産ファンドマネジメント事業等を営むグループ会社の経営管理及びこれに附帯又は関連する業務
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