西友と子会社若菜の寄付つき商品が、支援先に大きなインパクトを生み出しています

2年間で4,000万円を、TFTを通じて開発途上国の給食と農業支援に寄付

日本発、世界の食料問題の解決に取り組むNPO法人TABLE FOR TWO International（東京都港区、代表　小暮真久、以下TFT）の活動に賛同した合同会社西友（東京都北区、最高経営責任者　上垣内猛、以下西友）は、2015年4月より、健康に配慮したお惣菜や店頭自動販売機のヘルシードリンクの販売、店頭レジ募金を通じてTFTのプログラムに参画、約2年間の総支援額が4,000万円を超え、支援先に大きなインパクトを生み出しています。

■カロリーオフセットプログラム
西友の惣菜の開発・製造・販売を担う100%子会社の株式会社若菜では、健康やカロリーに配慮した惣菜の売上の一部を、TFTの「カロリーオフセットプログラム」を通じ、東アフリカの5カ国とフィリピンにおける農業支援のために寄付しています。健康を意識した“うまヘルシー弁当”「肉じゃが煮弁当（298円、税抜）」や「6種類の煮物セット（298円、税抜）」など、対象商品を季節毎に入れ替え、年間を通じて継続的に支援しています。
2015年4月のプログラム開始から2017年5月末までの2年間に合計2500万円以上をTFTのカロリーオフセットプログラムへ寄付し、支援先であるアフリカとアジアに約80の菜園ができました。台風で被害を受けたフィリピン レイテ島では、寄付金を基に稲の新しい栽培方法を導入した結果、面積あたりの収穫量が20％以上増えるなど農業生産性が向上し、農家の現金収入増に寄与しています。またルワンダの小学校では、子どもたちが授業後に菜園で農作業に取り組んでいます。収穫した野菜は家に持ち帰るほか、市場で販売することで、貧困家庭の子どもが学用品を購入する費用に充てています。中には、菜園クラブで学んだ知識を活かして家でも同じ野菜を育て、収穫物を市場で販売し、家計を支えている子どももいます。
 

若菜のカロリーオフセット対象商品売場の様子

支援先の小学校にて野菜の栽培方法を学ぶ子どもたち

■アフリカへ給食を届けよう募金
さらに西友では、店舗のレジに設置されている「寄付カード」を会計の際に提示し、お客様が決めた金額を買物の精算とあわせて寄付できるレジ募金で、「アフリカへ給食を届けよう募金」を実施しています。年間のレジ募金金額に、西友がその同額を上乗せ(マッチング)しての寄付も行っており、2015年5月のプログラム開始から2017年2月末までに、お客様からの寄付と合わせて合計1300万円以上を寄付しました。
また、2015年9月から店頭及び従業員用スペースにある西友オリジナルの自動販売機で販売する、機能性飲料の売上の一部をアフリカ・アジアの子どもたちの学校給食に寄付する「CUP FOR TWO」プログラムも実施しています。

 

 

店頭設置の自動販売機でCUP FOR TWO

１円〜寄付可能なレジ募金カード

レジ募金と自動販売機を通じた寄付により、75万食超の学校給食を届けることができました。これは、約1,900人の子どもたちの2年分の給食費に相当します。学校給食は子どもたちの空腹を満たすだけではありません。就学率や学業成績の向上、子どもたちの基礎体力向上と病気予防の強化、学校と親とのコミュニティ形成などの効果が期待され、貧困解決のために重要な役割を担っています。支援先の一つであるルワンダのバンダ村では、給食提供を始めてから生徒数が大幅に増えました。数年前に小・中学校を中退してしまった子どもたちが、給食をきっかけに学校に再び戻ってくるなど、子どもたちの学習環境の改善に寄与しています。

TFTならびに西友は今後も、支援先に社会的インパクトを生み出すことができるような取り組みを継続していきます。

合同会社西友　最高経営責任者　上垣内　猛氏コメント
「西友では、社会や環境の問題に対する解決に向けて、『機会創出（Opportunity）』『環境（Sustainability）』『地域社会（Community）』の３つを注力分野と定め、お客様やお取引先様、NGOや自治体の皆様と協力し、様々な角度から社会貢献活動を推進しています。2015年からTFT様との連携のもとに取り組んできた我々の活動が、支援先に良い社会的影響を生み出す一助になっていることを大変嬉しく思います。西友、そして若菜のアソシエイト（従業員）にとっても“食の力”を通じて、国内のみならず海外への社会貢献ができる、貴重な機会となっています。今後もTFT様と連携を強化しながら、お客様のニーズにあった『健康を意識した商品』を開発し、お客様と共に社会課題の解決につながる支援ができるよう取り組んでいきます」

【カロリーオフセットプログラム】http://calorieoffset.jp/
先進国の余分なカロリーを開発途上国で必要なカロリーに変換する日本初のプログラム。プログラム参加企業の健康を意識した商品やサービスをお客様が購入することで、カロリーをオフセット*1でき、売上の一部が寄付金となります。寄付金は開発途上国の菜園つくりなど通じて農業生産向上の支援やインフラ整備に利用され、自発的にカロリーを生み出すための支援に充てられます。　＊1「オフセット」は「差し引き勘定」「埋め合わせ」の意味

■カロリーオフセット　商品ラインナップ

＊本書面記載の価格は、全て税抜です。
＊店舗により、品揃えが異なる場合がございます。

合同会社 西友概要
本社所在地：東京都北区赤羽二丁目1番1号
創業：1963年4月
代表：最高経営責任者　上垣内　猛
事業内容：食料品、衣料品、住居用品などの小売チェーンの運営
店舗数：340 店舗

サステナビリティ活動の詳細：西友ホームページ内「サステナビリティ・ページ」（http://www.seiyu.co.jp/company/sustainability/）をご覧ください。

NPO 法人 TABLE FOR TWO International についてhttp://jp.tablefor2.org/
2007年10月設立。“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。先進国の私達と開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトの下、社員食堂や店舗でTFTヘルシーメニューを購入すると、代金の内20円が寄付となり、飢えに苦しむ世界の子どもに給食1食分をプレゼントできる。これまで企業や官公庁、大学、病院など約650団体が参加。気軽に社会貢献とメタボ予防ができるという一石二鳥な取り組みが人気を呼び、約5,111万食をアフリカのウガンダ、ルワンダ、エチオピア、タンザニア、ケニア、アジアのミャンマー、フィリピンに届けた。