しくみデザイン、3億円の資金調達を実施
創造的プログラミングアプリSpringin'(スプリンギン)のビジネス化にむけて本格稼働
創造的プログラミングアプリ「Springin’(スプリンギン)」を開発する株式会社しくみデザイン(本社:福岡市博多区、代表取締役:中村俊介、以下「しくみデザイン」)は、ウェルビー株式会社およびエンジェル投資家12名を引受先とする総額3億円の資金調達を2021年7月に実施いたしました。調達した資金は、スプリンギンのマルチプラットフォーム開発、指導者向け授業支援サービス「Springin' Classroom(スプリンギンクラスルーム)」のシステム及び教材の開発、そしてサービスの普及のために活用いたします。
- 資金調達の背景
コロナ禍の中でも、タブレットやスマートフォンさえあれば、自分の作品を創作からローンチまで全て完結でき、随時アワードも実施しているゲーム等デジタルコンテンツの創作共有プラットフォームとして幅広いユーザーに利用されています。
2020年に小学校でプログラミングが必修化されたことで、先生方の熱狂的な支持を得てアプリのダウンロードが急増、それを受けて指導者支援のためのクラウド型サービス「スプリンギンクラスルーム」のトライアルリリースをしたところ、主に低年齢層や女子向けの教材不足に困っていた事業者にフィットし、数多くの申込を頂きました。
実際にご利用頂いた方々からの反応も良く、追加教材の開発やプログラミングのみならず様々な教育現場への展開を望む声も多く頂いています。なかでも、特別支援学級や放課後等デイサービスでの利用を熱望されることが増えていました。
このようなタイミングで、スプリンギンおよびスプリンギンクラスルームの可能性、そして私たちの目指している世界に対して共感いただき、ウェルビー株式会社、及び様々なバックグラウンドをお持ちのエンジェル投資家12名という多くの方々からご支援を頂くこととなりました。
- 資金の活用について
今秋予定のAndroid版のリリースにより全てのスマートフォンやタブレットユーザーへの普及が可能となります。そして今年度中にはChromebook及びWindowsにも対応する予定です。これによって全国の小学校はほぼカバーできるようになります。
合わせて、STEAMをはじめとするプログラミングに限定しない多様な教材開発を行います。
これは、感覚的なプログラミングに加えて、使いやすいペイントツールとサウンドエディタを備えた「クリエイティブツール」であるスプリンギンならではの展開となります。プログラミング教室はもちろんのこと、アート教室や体操教室などこれまでデジタルを使った教育を得意としてこなかった指導者にも導入頂けるようにしていきます。
さらに、スプリンギンのプラットフォームとしての機能も強化します。
スプリンギン独自の特徴である、クリエイターの作品があつまり、作品によるコミュニケーションの場である「マーケット」内で実施している、サポーター企業とのコラボアワードにも力を入れていきます。今後、より多くの企業にサポート頂くことで、ユーザーのクリエイティビティを応援し、成長させる機会を増やしていきます。
- 「Springin'(スプリンギン)について」
スプリンギンは、しくみデザインが開発する、文字を使わずに誰でも簡単にデジタル作品がつくれる創造的プログラミングアプリです。
プログラミング未経験者や、まだ読み書きができない低年齢のお子さんでも、描いた絵や写真に、音や動きをつけられる属性アイコンの組み合わせで、ゲームや動く絵本など自分だけのオリジナル作品をつくりだせるクリエイターになれます。クオリティの高い作品も創作できるため、子供のみならず大人のユーザーも増えています。
また自分がつくったデジタル作品をアプリ内のマーケットを通じて、他のユーザー向けに配信したり、他のユーザーがつくった作品をダウンロードしたりすることもできるプラットフォームも備えています。
2020年度に、文部科学省、総務省及び経済産業省による小学校プログラミング教育の充実を図る取り組み「みらプロ2020」で採択されたのを機に、プログラミング教育の現場や家庭での利用が進み、累計ダウンロード数30万件を越えました(2021年7月20日時点)。
Springin’公式サイト:https://www.springin.org/
また、保護者アンケートでは96%が創造力がついたと回答するなど、教育的効果も実証されています。
保護者による意識調査結果:https://note.springin.org/n/ncc7b668e604f
- 「Springin' Classroom(スプリンギンクラスルーム)」について
Springin’ Classroomは、スプリンギンを使って、プログラミング等の授業を行うことができる小学校、塾・教室向け指導者支援型の教材パッケージです。
教材パッケージには、プログラミング教育カリキュラム、ライセンス管理、クラウドデータ共有、導入・運用サポートなど、スプリンギンをつかってプログラミング教育を行うために必要なものが一通り用意されています。
はじめてプログラミングを学ぶ幼児や小学生の子ども達でも、ゲームや絵本、楽器など、自分だけのオリジナル作品を自由につくりだしながら、自ら探究・創造・表現する楽しさを学ぶことができる教育カリキュラムとなっています。
URL:https://classroom.springin.org/
- サポーター企業について
サポーター冠のアワードを実施してクリエイターにリーチし、クリエイターが制作した作品を配信する専用チャンネルによって継続的な関係をつくることができます。
プロモーション効果はもちろん、なによりも、子供から大人まで全国のクリエイターたちに目標とモチベーションを提供することそのものの価値を、ANAや学研、イオンファンタジーなどこれまでの多くのサポーター企業の皆さまに高い評価を頂いています。
スプリンギンクリエイターをサポートして頂ける企業の皆様は随時募集しております。
URL:https://www.springin.org/about-challenge/
- ウェルビー株式会社について
就労移行支援を拡大するなかで、幼児期からの早期療育に携わることができれば、より将来の選択肢が広がるのではないかと感じ、2014年には、「児童発達支援事業」であるハビーというブランドを立ち上げました。
「すべての人が「希望」を持てる社会の実現に向けて」という理念を掲げ、現在では全国で131事業所(2021年6月時点)を運営しており、幼児から成人まで隙間のない障害者支援を行っています。
URL : https://www.welbe.co.jp/
- 株式会社しくみデザインについて
米インテル社主催の世界的コンテストでのグランプリ、第13回 日本e-ラーニング大賞 部門賞、EdTech Japan Global Pitch 2017など、国内外での受賞多数。
2020年度から文部科学省、総務省及び経済産業省による全国の小学校でプログラミング教育の充実化を図る取り組み「みらプロ」へ協力企業として参加し、プログラミングアプリSpringin'を通じて子ども達にプログラミングで創造する楽しさを体験してもらい、日本のモノづくり産業の未来を担う創造的人材を育成することに力をいれています。
所在地 : 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前4-8-15 博多鳳城ビル401
設立 : 2005年2月
代表者 : 代表取締役 中村 俊介(芸術工学博士)
URL : https://www.shikumi.co.jp/
- 本プレスリリースに関するお問い合わせ先
担当 : 中村哲尚
電話 : 092-474-0153
E-mail : info@shikumi.co.jp
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