BlackBerry、自動車業界と一般組み込み業界におけるリーダーシップ強化に向けQNXブランドの戦略的リローンチを発表
高いブランド力とQNXの基盤ソフトウェアに寄せられる厚い信頼を基に、事業部門の名称を変更
カナダ・ウォータールー -- 2025年1月2日 BlackBerry Limited(本社:カナダ オンタリオ州、CEO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB)は、事業部門の名称変更とQNXブランドのリローンチを発表しました。これにより、自動車業界と一般組み込み業界における認知度の向上と、リーダーシップ強化を目指します。
これまで「BlackBerry IoT」として知られていた事業部門の名称を「QNX」へと変更し、QNXブランドをリローンチするという決定は、顧客企業、パートナー、従業員および他のステークホルダーから寄せられた意見を基としています。この度のリローンチは、QNXの名高い歴史における重要なマイルストーンであると同時に、今後QNXに期待される、次世代のソフトウェア定義型自動車(SDV)と未来のミッションクリティカルシステムを支えるという、より大きな役割に向けた能力を表現しています。
BlackBerryのCEOであるJohn J. Giamatteoは、次のように述べています。「QNXブランドのリローンチは、自動車業界と組み込み業界での当社の認知度向上とリーダーシップ強化に向けた、BlackBerryのより広範な戦略における重要な一歩であり、持続的な成長と成功のためのポジションの向上を実現します。QNXが体現する価値観は、当社のお客様にとって常に変わることのない礎となってきました。この度のブランド再構築は、その強固な歴史に敬意を表しつつ、QNX事業部門が全出力を発揮することを可能にし、精密工学に基づくパフォーマンスを通じて、よりスマートで安全、迅速なイノベーションを推進するための舞台を整えます」
ソフトウェア定義型の未来を推進
QNXは、組み込みソフトウェア分野での約45年に及ぶ専門知識と知的財産の豊富なポートフォリオを基に、業界リーダーとしてのポジションを確立してきました。QNXの高性能な基盤ソフトウェアを活用することで、大手自動車メーカーや産業界の大手企業は、安全性、セキュリティ、信頼性を損なうことなく、革新的なアプリケーションの開発と新たな収益源の開拓、変革的なビジネスモデルの展開を実現できます。QNXテクノロジーは現在、2億5500万台以上の自動車に加え、医療機器、産業用制御装置、輸送、重機械、ロボットなど、クリティカルな組み込みシステムに幅広く採用されています。
QNXのプレジデント、Mattias Erikssonは、次のように述べています。「ソフトウェア定義型の未来を推進する上で、ハイブリッドクラウドかつエッジの高度な演算機能に対する需要が極めて重要となっています。そうした中BlackBerryは転換点を迎え、QNXは今後10年間に向けて優位なポジションを確立しています。QNXは過去3年にわたる投資によって、こうしたトレンドを活用できる明確な道筋を整えてきました。また、これらの強固な基盤に加え、QNXは望ましいIPポートフォリオを備え、当社と共に常に長期的な共同イノベーションを加速させる、世界最先端のテクノロジー企業を代表するお客様とパートナー様の基盤を有しています。これらの様々な理由から、QNXはかつてないほど力強い存在となりました。こうした希望と可能性に満ちた背景のもと、不可能を可能にするための支援を通じて多年にわたり数多くの企業で信頼を獲得してきたQNXブランドを再構築できることは、これ以上ない喜びです」
再構築したQNXブランドを「CES 2025」で初披露
QNXの最新のブランドアイデンティティを反映するため、myQNX®の開発環境を含め、さらなるプラットフォームと製品アップデートを今後数カ月間にわたり実施する可能性があります。QNXブランドの再構築の一環として、当社は新事業部門のロゴ、Webサイト、独自のビジュアルアイデンティティの刷新を発表しました。
QNXの新たなビジュアルアイデンティティは本発表と同日発表され、当社の各ソーシャルメディアとWebサイトで公開されました。その着想の源は、QNX事業部門の新たなタグライン「It all starts here(すべてはここから始まる)」と、世界で最もクリティカルなソフトウェア定義型システムがQNXの基盤ソフトウェアで「始まる」という事実にあります。QNXのカラーパレット、タイポグラフィ、写真、アイコンも更新され、再構築されたQNXブランドが体現する、革新的でパフォーマンス主導、未来志向の理念を反映しています。
新ブランドは、「CES」(於:ラスベガス・コンベンション・センター、会期:2025年1月7~10日)にて、QNXが車載ソリューションの包括的なスイートを出展する際に本格的に披露されます。詳細については、西ホールのQNXブース(#4224)までご来場いただくか、https://blackberry.qnx.com/en/campaigns/cesをご覧ください。
QNXの歩み:40年間を超える卓越性
QNXオペレーティングシステムの開発企業Quantum Software Systems Limitedは、カナダ・ウォータールー大学の卒業生2人によって1980年に設立されました。当初「QUNIX」と呼ばれていたこのシステムは、1984年に「QNX」と改名し、社名も同様に変更しました。1980年代初頭に発表されたQNX 2は、現在も多数のミッションクリティカルシステムで採用されています。1991年には32ビット演算とPOSIXに対応したQNX 4が、1995年にはQNX Neutrino RTOSが登場しました。2004年のHarmanによる買収と、2010年のBlackBerryによる買収を経て、QNXはリアルタイムOSのリーダーに成長しました。QNXは昨年度、過去10年間で最多の製品発表を行い、その中には次世代の車載/IoTシステムのスケーラブルな基盤である「QNX®ソフトウェア開発プラットフォーム(SDP)8.0」、SDV向けの革新的なオーディオプラットフォーム「QNX® Sound」、QNXテクノロジー向けにさらなるオープンな開発環境を促進するための「QNX® Everywhere」イニシアチブの提供開始が含まれています。
QNXに関する詳細はQNX.comをご覧いただくと同時に、@QNX Newsをフォローしてください。
BlackBerryについて
BlackBerryは、世界の企業や政府機関向けに、インテリジェントなソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryの高性能な基盤ソフトウェアにより、大手自動車メーカーや産業界の大手企業は、安全性、セキュリティ、信頼性を損なうことなく、革新的なアプリケーションの開発、新たな収益源の創出、変革的なビジネスモデルの展開を実現できます。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く当社は、セキュアな通信分野における深い専門性を有し、包括的で高度なセキュリティを備え、広範な認証を取得したポートフォリオを通じて、業務の回復力を提供しています。また、AIと機械学習を活用した先進的なサイバーセキュリティソリューションをお客様に提供する先駆者でもあります。AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細は、BlackBerry.comをご覧いただくと同時に、@QNX Newsをフォローしてください。
QNXについて
QNXは、BlackBerry Limited(NYSE: BB; TSX: BB)の事業部門として、人々の体験を豊かにし、テクノロジー主導型の産業の可能性を広げ、ソフトウェア定義型企業が成長できる信頼できる基盤を提供しています。当事業部門は、安全かつセキュアなオペレーティングシステム、ハイパーバイザー、ミドルウェア、ソリューション、開発ツールの提供において業界をリードし、信頼される組み込みソフトウェアの専門家によるサポートとサービスを提供しています。QNXテクノロジーは、現在2億5500万台以上の自動車を含む、世界で最もクリティカルな組み込みシステムで採用されています。QNXソフトウェアは、自動車、医療機器、産業用制御装置、ロボット、商用車、鉄道、航空宇宙・防衛など幅広い業界で信頼を獲得しています。1980年に設立されたQNXは、カナダ・オタワに本社を置いています。詳細については、qnx.comをご覧ください。
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