ハイクラス転職/採用の成功要因 実態調査
ハイクラス人材の転職成功は約5割 ーAIでは“見極め”が難しい「組織との適合性」や「活躍可能性」のマッチングが重要

日本最大級のハイクラス/グローバル人材に特化した人材紹介会社エンワールド・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山本 裕介)は、ハイクラス転職/採用における成功要因に関する調査を実施いたしました。
近年、転職および採用の領域ではAI等による機械的な仕組み化が急速に進化し、求人と候補者のマッチングから面接に至るまで、AIによって完結するケースも増加しています。これにより、転職/採用活動の効率化・低コスト化といったメリットがある一方で、「組織との適合性」や「活躍可能性」といった本質的な成功要因が十分に担保されているのか、新たな課題も提起されています。
こうした背景を踏まえ、エンワールドはハイクラス転職/採用における成功要因に関する調査を実施しました。
*本調査では便宜上、年収800万円以上の人材・ポジションをハイクラスと定義しています。
■調査結果概要
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ハイクラス人材 ―転職後の成功実感は約5割
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ハイクラス人材の成功実感 ―“潜在的”な「カルチャーフィット」が重要、年収800万円未満層の約1.5倍
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転職側・採用側の双方で「組織との適合性」や「活躍可能性」等の“潜在的”マッチングに課題感
■調査結果詳細
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ハイクラス人材 ―転職後の成功実感は約5割
まず、直近5年以内に転職した年収800万円以上の層に、転職が成功しているかを質問したところ、「成功している」と回答したのは全体の55%にとどまりました。また、「どちらとも言えない」または「成功していない」と回答した割合を合わせると、約半数が転職の成功を実感していないことが明らかになりました。【図1】
【図1】ご自身の現職への転職が総じて「成功」だと考えていますか?

2. ハイクラス人材の成功実感 ―“潜在的”な「カルチャーフィット」が重要、年収800万円未満層の約1.5倍
次に、転職後の成功要素について「年収800万円以上」と「年収800万円未満」の層で各項目の「重要度」を比較しました。
その結果、「重要である」と回答した割合が「年収800万円以上」の層で特に高かったのは「企業文化・価値観に共感できていること」(19pt差)で、「年収800万円未満」層の約1.5倍となりました。
その他に差が大きかった項目としては、「能力が引き出され自己成長につながっていること」(18pt差)、「成果を出し事業推進と組織に貢献できていること」(16pt差)が挙げられます。
いずれもジョブディスクリプション(職務記述書)からは読み取りにくい“潜在的”要素ほど、ハイクラス層が重視する傾向が明らかになりました。【図2】
【図2】転職後、新しい会社でご自身が「成功」しているといえるためには、以下の要素は重要ですか? ―「重要である」と回答した割合

3. 転職側・採用側の双方で「組織との適合性」や「活躍可能性」等の“潜在的”マッチングに課題感
最後に、年収800万円以上の層について、転職側と採用側でそれぞれ成功要因の「重要度」と「実際の成功度」を比較しました。
まず転職者側で、「成功している」と回答した割合が「重要である」と回答した割合を大きく下回ったのは、「能力が引き出され、自己成長につながっていること」(17pt差)、次いで「企業文化・価値観に共感できていること」(16pt差)となりました。【図3】
同様に採用側では、「企業文化・価値観への共感およびフィット感」(16pt差)、次いで「組織文脈を踏まえた変革推進力」(15pt差)において、「成功している」と回答した割合が大きく下回りました。【図4】
これらの結果から、転職者側・採用側のいずれにおいても、「組織との適合性」や「活躍可能性」といった“潜在的”要素のマッチングに課題感があることが示唆されます。
【図3】年収800万円以上の転職者:
■転職後、新しい会社でご自身が「成功」しているといえるためには、以下の要素は重要ですか? ―「重要である」と回答した割合
■現在のところ、ご自身は以下の要素において、「成功」しているといえますか? ―「成功している」と回答した割合

【図4】年収800万円以上のポジション採用者:
■ハイクラス人材を採用し、その方が入社後に「成功」しているというためには、下記の要素は重要だと思いますか? ―「重要である」と回答した割合
■現在のところ、貴社でのハイクラス人材の採用は下記要素において、「成功」しているといえますか? ―「成功している」と回答した割合

■考察
本調査の結果、ハイクラス転職/採用の成功には、ジョブディスクリプションや職務経歴書などのテキスト情報から読み取りがたい“潜在的”要素が影響しており、人材の思考・価値観や、企業の組織文脈・文化を理解した上での掛け合わせがより重要であることが明らかになりました。
こうした“潜在的”要素の見極め、本質的な成功要因に基づく人と組織のマッチングは、顕在条件に基づくAI等の機械的マッチングだけでは十分に捉えきれない可能性があり、特にハイクラス層の転職・採用支援における一つの重要な観点であることが示唆されます。
■潜在可能性も視野に入れたエンワールドの転職/採用支援
エンワールドは“Enabling Success ― 人と組織の可能性の最大化と未来共創”という独自のミッションのもと、転職や採用の達成のみをゴールとせず、転職希望者と企業に寄り添いながら中長期目線でコンサルティングを行っています。
活躍や成功の潜在可能性まで見据えた選択肢のご提案と意思決定支援を通じて、AIでの代替が難しい、より本質的なマッチングの実現を目指しています。
エンワールドが考えるEnabling Successとはー
URL: https://www.enworld.com/company/enabling-success/
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査実施期間:2026年3月10日― 3月11日
有効回答数:
・転職者側211名 - 直近5年以内に転職した ①個人年収800万円以上(103名)②個人年収800万円未満(108名)
・採用企業側135名 – 直近3年以内に年収800万円以上のポジションを採用した課長職以上の管理職
回答形式:単一回答
▼本ニュースリリースのダウンロード(PDF)はこちら
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エンワールドはハイクラス/グローバル人材に特化した人材紹介会社です。外資系企業・日系グローバル企業のミドルからエグゼクティブ層のポジションにおける採用/転職支援を専門としています。正社員、エグゼクティブ人材紹介、プロフェッショナル人材派遣、採用代行サービス(RPO)など多様なソリューションを通じて、人と企業の「ありたい姿」に向き合い、長期的なパートナーとして成長と挑戦に寄り添った支援を行っています。
社名 :エンワールド・ジャパン株式会社
所在地 :東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン12階
設立 :1999年
代表者 :代表取締役社長 山本 裕介
事業内容:人材紹介業、人材派遣業、採用代行業
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