第152回 日本音響学会にて論文を発表しました
2024年9月4日(水)〜6日(金)に開催された日本音響学会で、株式会社Poetics R&Dチームの山岡が、擬似ラベルを用いて出現頻度の低い固有表現の音声認識の向上に関する論文を発表しました。
論文サマリ
高精度な擬似ラベルを用いることにより、人間によってトランスクライブ作業を行わなくても音声認識精度が向上する研究があります。(https://arxiv.org/pdf/2203.12668)
実環境で音声認識技術の課題の一つとして、固有表現など会話での登場回数が少ない単語の正解率が低いことが挙げられます。本研究では、大量の音声の擬似ラベルを用いることによって発言があまりされていない単語の精度が向上するかどうかを調査し、ベースモデルと比べて精度が良くなることを確認しました。
今後の展望
大量の音声データに対してより良いデータ選定を行い、より少量のデータの擬似ラベルで高精度の音声認識モデルを作成することが挙げられます。
▼ 学会の発表内容についてまとめましたので、ぜひご覧ください。
日本音響学会 発表報告
There is research showing that speech recognition accuracy can be improved without human transcription by using high-precision pseudo-labels. (https://arxiv.org/pdf/2203.12668)
One of the challenges of speech recognition technology in real-world environments is the low accuracy of certain words, such as named entities. In this study, we investigated whether the accuracy of infrequently spoken words can be improved by using a large volume of pseudo-labeled audio, and confirmed that the accuracy improves compared to the base model
2024年2月には、Poeticsと豊橋技術科学大学の共同研究が日本音響学会で優秀賞を受賞しました。商談支援AISasS「JamRoll」は、こうしたR&Dチームの日々の研究によって言語精度を高めており、多くのお客さまから支持され、評価いただいています。
商談支援AISaaS「JamRoll」https://jamroll.poetics-ai.com/
JamRollは、会話を見える化し営業生産性を向上させる商談支援AISaaSです。電話・オンライン商談の全ての会話を自動録音・録画、文字おこし、音声・感情AI解析で営業スキルの向上と情報共有を自動化し、組織の事業成⻑に貢献します。
会社概要
社名:株式会社Poetics
設立 : 2017年10月31日
代表者:山崎 はずむ
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-16-3 メイゾン原宿502
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