ノバルティス、強直性脊椎炎の疾患啓発活動を開始
疾患啓発キーワードは「動くとラクになる腰痛」
ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:綱場 一成)は、本日より、インターネット広告、疾患啓発用のウェブサイト(URL:https://medicalnote.jp/features/ankylosing_spondylitis)、専門施設検索などによる、強直性脊椎炎(Ankylosing spondylitis、以下、AS)の疾患啓発活動を開始いたします。
ASとは、手足の小さい関節から発症することが多い関節リウマチとは異なり、脊椎や骨盤の炎症が主体となる原因不明のリウマチ性疾患です。その主な症状は、脊椎周辺、すなわち腰背部、臀部、項部、時に股関節や膝関節の疼痛、全身のこわばりや倦怠感などで、病状が進むにつれて徐々に脊椎や関節の動きが悪くなり、20~30%の患者さんでは、脊椎が骨性に固まって動かなくなる、すなわち強直を生じることがあります。ASによる痛みは、安静にしても軽くはならず、むしろ「動くとラクになる」のが特徴の一つです[1]。
ASの潜在的な患者数は3万人前後と言われていますが[2]、2018年の全国疫学調査で患者数は3,200人と推定されました[1]。また、診断を受けるまでに複数の施設・診療科を受診した患者さんが7割に達しています[3]。なかには納得できる診断を求めて、10の施設・診療科を受診した患者さんもいました3。ほとんどが40歳以下で発症し[4]、病勢のピークは20~30歳代であり[2]、この時期に適切な診断が受けられない患
者さんは、QOLが低下する可能性があります。
これまでのASの患者調査から診断に至るまでの課題を明らかにし、その課題にアプローチする仕組みを疾患啓発プログラムに反映させました。今回、明らかになった課題は、病名を知らずに症状から検索をしても、患者さんは適切な情報にアクセスが出来ない点、また、仮に病名を絞り込めたとしても、専門医のいる医療
機関を調べる方法がない点などでした。
そうした課題を解決することを目的として、専門施設の先生方にもご協力頂き疾患啓発活動プログラムを実施いたします。
疾患啓発サイトの概要
- タイトル:動くとラクになる腰痛 強直性脊椎炎
- URL: https://medicalnote.jp/features/ankylosing_spondylitis
- コンテンツ概要:
- 信頼性の高い医療情報を発信するヘルスケアプラットフォーム「メディカルノート」内に開設します。
- ASの専門医がいる施設を検索できる「病院検索」
- 症状からASの可能性を絞り込む「症状チェックシート」
- 正しい疾患理解を促す「疾患情報」
- 信頼性の高い医療情報を発信するヘルスケアプラットフォーム「メディカルノート」内に開設します。
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品のグローバルリーディングカンパニー、ノバルティスの日本法人です。ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬品と医療の未来を描いています。ノバルティスは世界で約10万9千人の社員を擁しており、8億人以上の患者さんに製品が届けられています。ノバルティスに関する詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.co.jp
以上
参考文献
- 難病情報センター強直性脊椎炎(指定難病271)https://www.nanbyou.or.jp/entry/4847(2020年6月1日閲覧)
- 日本AS友の会:強直性脊椎炎・療養の手引き第3版. 平成28年3月
- ノバルティス ファーマ株式会社実施:強直性脊椎炎患者さんへのインターネットアンケート調査(n=103) 2018年9月
- 井上 久:日本脊椎関節炎学会誌. 2011;3(1):29-34.
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