[レポート]2025年日本におけるデジタル広告出稿に関するインサイト

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Sensor Tower

2025年上半期に日本におけるデジタル広告出稿は増加し続け、広告費総額は35億ドルを突破し、インプレッション数は1兆3,000億に達しています。今やオンラインマーケティングはブランド成長の1つのカギとなっています。

このレポートでは、Sensor TowerのPathmaticsの広告インテリジェンスデータに基づいて、日本の各業界の広告出稿先の選択、広告出稿戦略、広告クリエイティブの最新動向を体系的にまとめています。また、競争の激しい市場において効率的に広告を出稿して大きな成長を遂げている『LINEマンガ』と「ファーストリテイリング」についてのケーススタディも行っています。さらに詳しい情報については、以下のボタンをクリックして、レポート全文を無料ダウンロードしてください。

2025年上半期の日本におけるデジタル広告インプレッション数は1兆3,000億に、インプレッション数が最大の広告チャネルはLINE

マルチプラットフォーム戦略の推進とコンテンツ形態の絶え間ない刷新に伴い、日本の各業界およびブランドはこれまでにない速さでDXを進めています。2025年上半期に日本におけるデジタル広告費総額は35億ドルに達し、インプレッション数は1兆3,000億を突破しています。今やオンラインチャネルはブランドを成長させるための要地になっています。

多数存在するプラットフォームの中でLINEが引き続き「国民的プラットフォーム」の座を守っています。LINEはユーザー浸透率の高さから広告インプレッション数のシェアは48%を占め、日本において最も主要な広告出稿チャネルとなっています。

ゲーム、メディア&エンタメ、ショッピング、求人情報・教育の4大業界が日本のデジタル広告出稿をリード

2025年上半期の日本における広告費総額は35億ドルに達しています。中でもゲーム、メディア&エンタメ、ショッピング、求人情報・教育の4大業界が市場をけん引し、これら4業界合計で日本におけるデジタル広告費総額の55%近くを占めています。これらの業界のユーザー注目度における強みを示しているだけでなく、ブランドのフロー争奪戦における絶え間ない広告出稿の追加を浮き彫りにしています。

『LINEマンガ』は「コンテンツ自体が広告」という戦略を採り、TikTokにおいて効率的に転化して力強く成長

『NAVER Webtoon』の強力なバックアップおよびLINEの大規模なユーザーを背景に、『LINEマンガ』は日本ひいては世界で収益が多い漫画アプリに急成長し、過去に数年間連続して世界漫画アプリ収益ランキングでトップに立っています。

2025年4月にリリース12年を記念して期間限定で行ったプロモーションが功を奏してユーザーの消費を強く刺激しました。その結果、2025年第2四半期の収益が前期から14%増加し、日本における漫画アプリ収益ランキングとモバイルアプリ収益ランキングの両方でトップに返り咲いています。2025年6月現在の世界累計収益は30億ドルに迫り、世界で15番目にこの重要なマイルストーンに到達した非ゲームアプリとなっています。

『LINEマンガ』は「コンテンツ自体が広告」という戦略を採っています。人気の漫画コンテンツをベースに意見の対立があるシーン、感情が高ぶるシーン、スリルあるシーンなどを選んでセリフ音声とBGMを付け、動きのない漫画を「半動画」に変えることによって、短時間でユーザーの注目を引き、TikTokに代表されるモバイルコンテンツプラットフォームにおいて効率的に転化しています。

ファーストリテイリングは「LifeWear」の理念で世界で成長、日本国内外の両方で強みを強化

ファーストリテイリングは世界をリードするアパレル小売企業の1つです。傘下のブランドであるユニクロは「LifeWear」の理念を掲げ、高品質、機能性、シンプルデザインを融合させ、世界中の消費者に対して快適で実用的な普段着を提供できるよう努めています。

直近5年間でファーストリテイリングの海外ユニクロ事業は急成長を遂げています。収益は2020年の8,439億円から2024年には2倍の1兆7,100億円まで増加し、アジア、ヨーロッパ・アメリカなどの主要市場において力強い成長力を見せています。2025年度上期に入っても海外ユニクロ事業は成長し続けています。収益は前年同期から14.7%増加してグループ総収益の57%を占め、ファーストリテイリングの世界における成長の重要なけん引役になっています。

2025年上半期のファーストリテイリングの広告インプレッション数は62億となり、日本のアパレル企業の中でトップを保っています。このことから、日本において強い影響力を持っていることがうかがえます。また、ファーストリテイリングは世界においてDXを加速させています。アメリカやヨーロッパなどの海外主要市場においてブランドのローカライズを推進し、「LifeWear」のブランド理念および戦略の位置づけを固めています。

データソースと統計手法:

Sensor TowerのPathmaticsは、広告出稿精度の向上に必要なデジタル広告のエコシステムの裏側を探る業務をサポートします。Pathmaticsを利用すると、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、ニュージーランド、スペイン、イギリスにおけるデジタル広告のエコシステムを分析できます。その結果、広告出稿、広告費、インプレッション数に関する推計データ、SoV(シェアオブボイズ)を把握できるほか、ライバルブランドが広告を出稿するプラットフォーム(Facebook、Instagram、X(旧:Twitter)、YouTube、TikTok、LINEなど)および形態(バナー、動画、モバイルデバイス、OTTなど)についての理解が深まります。

Pathmaticsは、インターネット上でデジタル広告のサンプルを収集し、その上で統計的サンプリング法を用いてそれぞれの広告クリエイティブのインプレッション数、インプレッション単価(広告表示回数1,000回あたり単価:CPM)、費用の推計を行うツールです。 

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詳細情報は弊社ウェブサイトに記載しています:
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-digital-advertising-in-japan-2025-report-jp


Sensor Towerの紹介

2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、モバイルアプリ/ゲームのデータや分析環境を提供する企業です。P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業からも信頼されており、モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。

Sensor Towerは、Pocket Gamer Mobile Games Awards 2022において、Best Analytics / Data Tool賞を受賞しました。

日本オフィスは2025年より東京・神田に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。

Sensor Towerカントリーマネージャー(日本)

松尾蔵人

Sensor Towerについての詳細情報は弊社ウェブサイトに掲載されております:

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会社概要

Sensor Tower

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
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代表者名
Oliver Yeh
上場
未上場
資本金
5億6000万円
設立
2013年06月