養豚経営支援システム「Porker」を運営するEco-Porkが、Siiibo証券を活用し社債を発行
食料問題に取り組む事業に応援の声が集まり、個人投資家より資金を調達

Siiibo証券株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:小村 和輝、以下「Siiibo証券」)が運営する社債発行・購入プラットフォームを活用して、クラウド型養豚経営支援システム「Porker(ポーカー)」を運営し、豚肉の安全・安定供給と養豚産業の環境負荷低減に取り組む株式会社Eco-Pork(本社:東京都千代田区、代表:神林隆、以下「Eco-Pork」)が少人数私募社債を発行いたしました。
Eco-Porkは社債専門ネット証券であるSiiibo証券を活用し、オンラインでの私募(※1)による初めての社債発行を行いました。本件は、Siiibo証券初となるアグリテック分野の企業による社債発行案件となります。
本案件は、第三者割当増資や各種金融機関等からの借入など多角的な資金調達と組み合わせて実施され、当ラウンドにおける資金調達総額は14億円となりました。これによりEco-Porkの累計調達額は53億円を突破し、多面的な資本政策の中で社債発行をご活用いただいた事例です。
Siiibo証券は、社債をより活用しやすくするために、日本で唯一(※2)の社債専門オンラインプラットフォーム「Siiibo」を提供し、企業の資金調達支援を行っています。スタートアップ企業の資金調達手段の一つとして融資や社債発行といったベンチャーデット(※3)への関心やニーズは年々高まっており、中でもSiiibo証券を活用した社債発行は、企業やサービスに共感した個人投資家からオンラインでクローズドに資金を集めることができるという特徴があります。
■クラウド型養豚経営支援システム「Porker」について
Eco-Porkは「次世代に食肉文化をつなぐ」を理念に掲げ、養豚業の生産性向上と環境負荷低減をデータで両立させるDX・GXソリューションを展開しています。
クラウド型養豚経営支援システム「Porker」をはじめ、AIカメラを活用した体重推定・頭数カウント技術を開発・提供し、国内の豚肉生産量の約15%を支えています。
さらに、「J-クレジット」のプログラム型プロジェクトに登録。養豚業を対象としたカーボンクレジット創出に国内で唯一取り組んでいます。
また、農林水産省「中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金事業)」や国際連合工業開発機関(UNIDO)「日本企業からの技術移転を通じた新事業創造によるウクライナのグリーン産業復興プロジェクト」、経済産業省「令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(ウクライナ復興支援・中東欧諸国等連携強化)」など、複数の官民連携プログラムに採択。経済産業省「J-Startup Impact」30社の一社として選定されています。
こうした日本およびグローバルでの展開を通じて、次世代につながる持続可能な食料生産の実現を目指しています。
調達資金は日本国内の養豚DX推進に加え、米国およびウクライナで展開するスマート養豚・カーボンクレジット事業など、世界規模での「食の持続可能性」実現に向けた取り組みに充てられる予定です。
■Eco-Pork社債購入投資家のコメント
今回、Eco-Porkの社債を購入した投資家からは、魅力的な資産運用先として利息収入への期待に加えて、「事業モデルが面白い」「ユニークな事業展開」などビジネスモデルに関心を持った声のほか、「画像認識技術により管理の均一化等が進み、より良い肉が増えると考えた」「食料問題に取り組む事業を応援したい」といった食肉の持続可能性への意識が感じられる声が集まりました。事業に共感した投資家が、資産運用を兼ねて投資という形で支援した事例です。
■株式会社Eco-Porkについて
”次世代に食肉文化をつなぐ”を企業理念に掲げ、「豚肉の安全・安定供給と養豚産業の環境負荷低減を実現すべく、養豚業界にICTによる情報可視化ツール「Porker」を提供。IoTセンサーの開発・提供を行うなど、養豚農家の作業効率改善・生産性改善・疾病対策などに取り組んでいます。
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社名:株式会社Eco-Pork


■Siiiboを活用した社債発行のメリット
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ベンチャーデットのひとつで、新株予約権を必要とせず経営権の希薄化を招きません
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経営者保証、債務者の義務や制限となる特約条項(財務コベナンツ)は不要です
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黒字化前の企業でも活用可能で、業種は問いません
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償還期間が平均2~4年と長く、次のエクイティ調達時期の後ろ倒しにつながります
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資金使途の柔軟性が高く、運転資金のほか新規事業やM&Aなどにも活用できます
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1億円を超える資金調達も可能です
(※1)有価証券の取得勧誘者を50名未満とすること
(※2)Siiibo証券調べ 2025年11月28日時点
(※3)デットは負債を意味し、借入れによる資金調達方法を指す。金融機関からの融資や社債の発行などが該当する
社債発行・投資について
日本における社債発行・投資を取り巻く環境
企業にとって社債発行はシンプルで伝統的な資金調達手段の一つです。株式発行による希薄化を避ける、一定の信用力を対外的に示す等の目的のため、負債性調達の手法を求めている企業が多く存在する一方で、公募による大口発行にはコストや規制のハードルがあり、実際に活用している企業は限られます。
また昨今においては、オンラインでの資産運用サービスの選択肢が増え、若い世代にも広まっています。新しい投資商品や長期運用手法に注目が集まると同時に、雇用・経済や投資環境の不確実性が高い分、分散投資・インカムゲイン型(保有することで継続的に一定の利益を得る)投資の重要性もますます唱えられている状況です。
社債発行・投資でできること
このように社債発行・投資はまだそれほど広く普及してはいない分、その特徴を活用できる余地が残されています。
企業としては、発行条件や資金使途を柔軟に設計可能な自由度のある調達手法であり、投資家と直接繋がれることからも、更に発展的な関係構築を行える可能性があります。
投資家としては、インカムゲイン型の投資商品のため、比較的リスク・リターンが明確な選択肢になります。また、利子に対しては分離課税が適用されます。企業から直接社債を購入できるため、間に入る事業者のリスクを取っていただく必要がありません。
Siiibo(シーボ)証券株式会社について

「自由・透明・公正な直接金融を創造する」をミッションに掲げ、“社債”というシンプルな金融商品を世に広めることを目指しています。社債に特化した本邦唯一のネット証券(※)として、オンラインでの社債の発行・購入が可能なプラットフォーム「Siiibo」を運営しております。「Siiibo」では投資家向けに企業情報閲覧・社債購入管理サービスを、企業向けにIR掲載・社債発行サポートを提供しています。
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社 名:Siiibo証券株式会社(英文表記: Siiibo Securities Co., Ltd.)
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代表者:代表取締役 小村和輝
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所在地:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町8-1 FinGATE TERRACE 8F
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設 立:2019年1月11日
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資本金:16億2,759万円(資本準備金含む、2025年2月末時点)
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URL :https://siiibo.com
(※) Siiibo証券調べ 2025年11月28日時点
■金融商品取引法に係る表示
商号等: Siiibo証券株式会社 第一種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3230号
加入協会: 日本証券業協会
【本件に関するお問い合わせ先】
Siiibo証券株式会社 広報担当
E-mail: pr@siiibo.com
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