KIIがアルツハイマー型認知症治療薬開発のNeusignal Therapeuticsに追加出資
米国でのアルツハイマー型認知症患者を対象としたPhase1b試験の実施へ
慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、アルツハイマー型認知症治療薬の開発を行うNeusignal Therapeuticsに対して追加出資をいたしました。Neusignal Therapeuticsは今回の増資により総額53.2億円の資金調達を実施し、米国でのアルツハイマー型認知症患者を対象としたPhase1b試験を進めてまいります。
慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)は、弊社が運営するファンドより、Neusignal Therapeutics株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 有本 達、以下 Neusignal Therapeutics)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。今回の第三者割当増資、及び「創薬ベンチャーエコシステム強化事業(AMED)」の補助金により、Neusignal Therapeuticsの本ラウンドの総調達額は約53.2億円となります。
◆米国でのアルツハイマー型認知症患者を対象とした臨床試験の開始と、グローバル製薬企業との事業提携に向けた体制強化を推進
アルツハイマー病は、脳の神経細胞に異常をきたし、脳が萎縮することで発症する進行性の疾患です。疾患の進行に伴い、認知機能の低下や多様な周辺症状が発現し、最終的には日常生活全般において介護が必要な状態となります。近年、疾患の進行を抑制する新規医薬品が登場しましたが、治療マネジメント、医療費、リスク・ベネフィットに基づく対象の妥当性など、議論がなされています。
Neusignal Therapeuticsの開発する医薬品は、幅広い病期に対応が期待でき、経口低分子薬のため在宅での治療が可能な画期的な治療薬となる可能性があります。これまで実施した健康成人に対する単回投与試験及び反復投与試験にて、高い安全性と忍容性、及び優れた薬物動態プロファイルを確認いたしました。これらの成果をもとに今夏、米国にてアルツハイマー型認知症患者を対象としたPhase1b試験を実施いたします。患者様の治療満足度の向上、介護者様の負担軽減による健康寿命の延伸、また医療費の適正化や介護者様の社会参加の促進による経済的損失の低減といった、多様なインパクトの創出を目指してまいります。
■会社概要
会社名 :Neusignal Therapeutics株式会社
所在地 :東京都中央区日本橋本町
代表者 :代表取締役 有本 達
設立 :2022年4月
事業内容:認知症・精神疾患治療薬の研究・開発、脳疾患に関する創薬シーズ探索
URL :https://neusignal-tx.com/

◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。
2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。
<KIIの概要>
商号 :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL :https://www.keio-innovation.co.jp
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