サムスンとウエスタンデジタル 次世代ストレージ技術の標準化に向けて広範囲に及ぶ協業を開始 エコシステムの包括的支援と顧客への普及を目指す

ウエスタンデジタル

 

 

 


■両社はZoned Storage技術の標準化を主導し、ハードウェア仕様とソフトウェアアプリケーションモデルの開発と推進により強固なエコシステムを構築

サムスン電子(以下、サムスン)とウエスタンデジタルコーポレーション(NASDAQ:WDC、以下ウエスタンデジタル)は本日、次世代のデータ配置、処理、およびファブリック(Data Placement, Processing and Fabrics、以下D2PF)ストレージ技術の標準化と普及を促進するため、独自の協力に関する覚書(MOU)を締結したことを発表しました。両社はまず、自社の取り組みで互いに連携し、Zoned Storageソリューションにおける強固なエコシステムを構築します。これにより、業界は顧客に多大な価値をもたらす多くのアプリケーションに注力できるようになります。

今回、サムスンとウエスタンデジタルの両社は、広範な連携を構築し重要なストレージ技術の認知度を高めるために、テクノロジーリーダーとして初めて協業しました。エンタープライズおよびクラウドのアプリケーションに焦点を当てたこのパートナーシップは、Zoned StorageなどのD2PF技術の標準化やソフトウェア開発に関する幅広いコラボレーションを促進するものと期待されます。このコラボレーションにより、エンドユーザーは、これらの新しいストレージ技術に対して、複数のデバイスベンダーだけでなく垂直統合されたハードウェアおよびソフトウェア企業からも確実にサポートを受けられるようになります。

ウエスタンデジタルのフラッシュビジネス担当EVP兼GMのロブ・ソダベリー(Rob Soderbery)は次のように述べています。「ストレージは、人々や企業がデータを消費し利用するために欠かせない基盤です。今日のニーズを満たし、明日の壮大なアイデアを実現するには、業界として技術のイノベーション、他社とのコラボレーション、そして新しい標準とアーキテクチャを構築するペースを維持し続けることが必須です。テクノロジーエコシステムを成功させるためには、全体的なフレームワークと一般的なソリューションモデルが一体となることで断片化に悩まされないようにする必要があります。断片化が生じると導入が遅れ、ソフトウェア開発者にとって不要な複雑さが加わります。」

ソダベリーはさらに、「ウエスタンデジタルは、長年にわたりLinuxカーネルやオープンソースソフトウェアのコミュニティに貢献することで、Zoned Storageエコシステムの基盤を築いてきました。この貢献をサムスンとの共同イニシアチブに生かし、ユーザーやアプリケーション開発者のためにZoned Storageの普及を促進できることを大変うれしく思います」と述べています。

サムスン電子のコーポレートEVPでメモリーセールス&マーケティング責任者のハン・ジンマン(Han Jinman)氏は次のように述べています。「今回のコラボレーションは、両社が現在および将来の顧客ニーズに応えるために絶え間なく努力してきた証しです。これが特別な意味を持つのは、Zoned Storage標準化における重要な礎に成長することが期待できるからです。私たちの共同作業は、ハードウェアとソフトウェアのエコシステムを包含し、できるだけ多くのお客様がこの極めて重要な技術のメリットを享受できるようにするものです。」

両社はすでに、ZNS(Zoned Namespaces)SSDやSMR(Shingled Magnetic Recording)HDDなど、Zoned Storage( https://zonedstorage.io/ )デバイスに関するイニシアチブの取組みを開始しています。サムスンとウエスタンデジタルは、SNIA(Storage Networking Industry Association)やLinux Foundationなどの組織を通じて、次世代Zoned Storage技術のハイレベルなモデルやフレームワークを定義する予定です。オープンでスケーラブルなデータセンターアーキテクチャを構築するために、両社はZoned Storage TWG(Technical Work Group)を設立し、2021年12月にSNIAの承認を得ています。このGroupでは、すでにZoned Storageデバイスの一般的な使用例や、ホスト/デバイスアーキテクチャ、プログラミングモデルの定義や仕様の策定を進めています。 

また、今回の協業はZNS、SMRなどのゾーンベースデバイスインターフェースや、データ配置・処理技術を強化した次世代大容量ストレージデバイスを拡張する際の起点となることが期待されます。将来的には、コンピュテーショナルストレージやNVMe™ over Fabrics(NVMe-oF)などのストレージファブリックを含め、他の新しいD2PF技術にも拡張していきます。

■サムスン電子について
サムスンは世界を刺激し、変革的なアイデアとテクノロジーで未来を形作ります。同社は、テレビ、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、タブレット、デジタル家電、ネットワークシステム、メモリ、システム LSI、ファウンドリ、LEDソリューションなどの世界を塗り替えています。最新のニュースについては、サムスン社ニュースルーム news.samsung.com( https://news.samsung.com/global/ )をご覧ください

■ウエスタンデジタルについて
ウエスタンデジタルは、データ社会が発展する環境を創造します。データインフラストラクチャーのリーダーとして、かつてなく多様化するデータの保存、保護、アクセス、変換に必要なイノベーションを推進していきます。先進的なデータセンターからモバイルセンサー、パーソナルデバイスまで、データが存在するあらゆる場所において、業界をリードするウエスタンデジタルのソリューションはデータの可能性を広げます。ウエスタンデジタルは、Western Digital®、G-Technology™、SanDisk®、およびWD®のブランドでデータ・セントリック・ソリューションを展開しています。

Zoned Storageの詳細については、ZonedStorage.io( https://zonedstorage.io/ )をご覧ください。

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会社概要

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URL
https://www.westerndigital.com/ja-jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南1-6-31 品川東急ビル3F
電話番号
-
代表者名
小池淳義
上場
未上場
資本金
190億1000万円
設立
1970年04月