QNX、ロボットシステムのパフォーマンス向上を実現するAMDとの協業拡大を発表

AMDアダプティブコンピューティングデバイス向けの新たなQNXボードサポートにより、次世代の高性能アプリケーション開発を実現

BlackBerry Japan 株式会社

ドイツ・ニュルンベルク – 2025年3月11日  BlackBerry Limited(本社:カナダオンタリオ州、CEO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB)の事業部門であるQNXは、ロボットシステムをはじめとする組み込みデバイスのパフォーマンスを強化することを目指し、AMD(本社:米国カリフォルニア州)との協業を拡大し、より幅広い種類のAMDアダプティブコンピューティングデバイスをサポートすることを発表しました。この取り組みにより、ポートフォリオには新たに、AMD Kria™ SOMおよびAMD Zynq™ UltraScale+向けのQNX® Software Development Platform(ソフトウェア開発プラットフォーム、SDP)8.0と、開発者がQNX® Operating System(OS)およびQNX® Hypervisor上で高性能アプリケーションを実行できるようにするVersal™ アダプティブ SoC プラットフォームが含まれます。

2024年4月に発表した協業内容に基づいて、QNXとAMDは、組み込みシステムにおけるイノベーションの限界に挑戦し続けています。今回のAMDデバイスを対象とするサポートの強化は、産業、医療、自動車、ロボット分野のワークロードに対する堅牢なソリューションの提供というQNXのコミットメントを明確に示すものであり、QNXのリアルタイムOS(RTOS)機能を活用することで、組み込みソフトウェアに不可欠である厳格なタイミング制約内でのシステム動作を実現します。

AMDの組み込みソフトウェア部門ソリューションエンジニアリング担当ディレクターであるSimon George氏は、次のように述べています。「当社とQNXとの関係を深めることで、QNX SDP 8.0の強化された機能を組み込みシステム市場に提供できることを大変嬉しく思います。AMDのアダプティブプラットフォームと高い実績と信頼性を持つQNXのRTOSおよびハイパーバイザーの組み合わせにより、開発者は組み込みシステムの可能性を最大限に引き出せるようになります。」

QNXの最高執行責任者兼製品エンジニアリングサービス担当責任者であるJohn Wallは、次のように述べています。「QNXによるAMDのアダプティブ製品および組み込み製品へのサポート拡大は、組み込みシステムにおけるイノベーションを推進するという、私たちに共通のビジョンを具現化するものです。この協業により、開発者は両社の強みを活かして次世代の自律型システムを開発できます。組み込みのリアルタイムワークロードでは、一般的に自動運転ナビゲーションや物体検知用のディープラーニングモデルの実行など、高演算負荷のタスクを伴うことが多くあります。QNX SDP 8.0は、マルチコアプロセッサー、ハードウェアアクセラレータ、GPUの使用を最適化することで、こうした需要に対して効率的に対応します。」

ロボット開発者は、QNXを使用することで最先端AMDテクノロジーの処理能力を駆使することで、高度なアプリケーション開発が可能になります。QNXの決定論的なスケジューリングと低レイテンシのリアルタイム性能により、センサー処理や動作制御などの優先度の高いタスクが確実かつ迅速に実行され、予測不能な遅延を回避しつつシームレスな運用を支援します。

AMDデバイスのサポート拡大に向けたQNXのイニシアチブは、広範かつ強力なソリューション群を開発者に提供することで、多様で競争力の高い組み込みシステムの環境を構築するという、QNXのコミットメントを反映しています。QNXは、ハードウェア固有のソフトウェアの抽象化レイヤーを採用することで、特定の開発プラットフォームに対するQNXソフトウェアの実装を容易にします。これにより、QNXの動作環境の準備に必要な初期化処理と、アーキテクチャおよびハードウェア固有のタスクなどが提供されます。

詳細は、QNX.comをご覧いただくとともに、@QNX Newsをフォローしてください。

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QNXは、BlackBerry Limited(NYSE: BB; TSX: BB)の事業部門として、人々の体験を豊かにし、テクノロジー主導型の産業の可能性を広げ、ソフトウェア定義型企業が成長できる信頼できる基盤を提供しています。当事業部門は、安全かつセキュアなオペレーティングシステム、ハイパーバイザー、ミドルウェア、ソリューション、開発ツールの提供において業界をリードし、信頼される組み込みソフトウェアの専門家によるサポートとサービスを提供しています。QNXテクノロジーは、現在2億5500万台以上の自動車を含む、世界で最もクリティカルな組み込みシステムで採用されています。QNXソフトウェアは、自動車、医療機器、産業用制御装置、ロボット、商用車、鉄道、航空宇宙・防衛など幅広い業界で信頼を獲得しています。1980年に設立されたQNXは、カナダ・オタワに本社を置いています。詳細については、qnx.comをご覧ください。

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂1-11-30
電話番号
-
代表者名
アガルワル サッチン
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年05月