【解体される建物の家具や木材を再び活用】 “古物循環”と”オフグリッド”の拠点「山脈」を神戸市につくるクラウドファンディング実施中
【「空き家問題」「環境問題」を”可能性”に、そして”文化”に】 リターン:廃材商品(ペンダントライト、フォトフレーム)や、山脈でオフグリッドキャンプなど多数
国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MotionGallery(本社:東京都中央区 /代表取締役:大高健志)は、今春4月、廃屋建築回収集団の合同会社廃屋が神戸市北区にオープン予定の古物循環とオフグリッドの拠点『山脈』をつくるためのクラウドファンディングを実施しています(現在69万円/目標300万円、2025年4月25日23:59まで)。
https://motion-gallery.net/projects/sanmyaku
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神戸電鉄有馬口駅から徒歩5分に位置する築60年になる木造住宅をリノベーションした『山脈』は、家屋や施設の解体やリノベーション、引っ越しなどに伴って手放される家具、雑貨、古材の販売を中心とした店舗と、喫茶スペース、オフグリッドな暮らしを体験できるキャンプサイトからなります。解体で出てくる木材は一般的にはゴミですが、視点を変えればまだまだ利用価値のある立派な資源。それらを救い出し、新たな役目を持たせることは、ごみの削減やCO2の固定につながることはもちろん、暮らしの消費のあり方を新しくするきっかけになると考え、再び活躍できる場を作るための拠点として、「あるものを生かす暮らし」の魅力を発信していきます。
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【構想の背景】
あと数年で1,000万件に到達するという空き家は行政、自治体はもちろん、所有する方々にとっても非常に大きな問題となっています。法律の問題、家庭の問題、地域の問題、立地の問題等、様々な面での不具合が重なり、次の方が住み継ぐことが難しい現状があり、環境問題も空き家問題と切っても切り離せない課題です。建設業が環境に与える負荷は様々ある産業の中でも指折りに大きく、それらの解決に取り組みたい! と、いうのは半分建前で、建築の仕事に携わる中で知った捨てるモノの多さに「資源・資材としての可能性」を感じました。しかし、それらを使うための手段があるかというと、ないからこそゴミにせざるを得ないのが現状。それらを掬い上げる仕組みやサービスをしっかり作り、可能性を形にしたい。そしてそれを共有したい!という思い至りました。
たくさんの建物を再生する中で、「廃材の利活用」を大きなアイデンティティとし、リノベーションに使う材料の8割以上を廃材とすることを目標に、様々な手段でゴミとなるはずだったものを資源に変えてきたことで、徐々に家の解体前に連絡をいただいたり、不用品の利活用を相談いただけるようになり、ストックする場所はもちろん、活用先もキャパシティを超えてきています。次のアクションとして 、「利活用する担い手を増やすこと」「使い道そのものを開発して広めること」 を目指し、店舗を作ります。
【山脈と目指す未来】
まだ使えるものに光を当てることで、産業廃棄物としてお金をかけて捨てられていたものが資源となり、古材を生かす手段を広めることで、空き家を直して住まう選択肢を多くの人に届けます。そうした手段を広める拠点ができれば地域の空き家は減り、移住者を増やすきっかけにもなります。そんなアクションを通して、 「まだ使えるものを生かす暮らし」の社会的価値と文化的価値をあげたいと考えています。
社会的価値は、古材や古家具の利活用にまつわるCO2の排出量を可視化するなどの手段で、自然環境にどんなメリットがあるかの事実を見出し、アクションすることの価値を高めます。経済の仕組みからすると「価値がない」と判断されるが故に破棄される物がほとんどです。再び使えるようにするためにかかる手間と時間をかけられない。この手間と時間を誰もがかけてもいい、と思える意味と価値を可視化していきたいと思います。
文化的価値は、「まだ使えるものを生かす暮らし」をもっと掘り下げ、片っ端から試し、その過程をとにかく遊んで楽しむ!ことでその魅力を引き出していきます。新しい方がいい、めんどくさくない方がいい、新品を選ぶメリットの方が明らかに優位な現代ですが、そこにある価値観に一石を投じ、暮らしの選択肢を広げていきたいと思います。
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【取り組むこと】
古物循環の仕組み このような流れで古材や古家具を循環させていきます。また、アーティストやクリエイターへの資材提供も積極的に行います。
販売予定の商品ラインナップ:主な取り扱いは家具、雑貨、古材
レスキュープロダクト|お引取りし、掃除・補修をしてきれいにした商品
古材|お引取りした木材やデッドストック材。内装材に使用可能な板材や柱材などの商品
リメイクプロダクト|お引取りしたものに手を加え、新たな形に作り変えた商品
デザインレスキュープロダクト|名もなき古民具を図面に起こし新しい木材で甦らせた商品(踏み台、スツール、本棚など)
ビスポークリペア|家具修理・リメイク(桐箪笥のTVボード、戸板ダイニングテーブル、古材フォトフレームなど)セレクトプロダクト|共感するコンセプトを持った製品(仕入れ・委託など)
地域資源循環のためのネットワーク:同業者・異業種の仲間たちと共にレスキューを実践し、それぞれの業種が活用するのが得意な品物、材質をシェアし合い、より多くの資源を私たちの暮らしに戻していくことを目指します。
オフグリッドな仕組み
敷地内に様々なオフグリッドにつながる様々な仕組みを導入したキャンプベースを作ります。
ニトクラフトの太陽熱温水器の導入/店舗使用の電気自炊のためのソーラー発電/井戸水の飲料水化
その他にも、
再生可能エネルギー電力の使用/露天五右衛門風呂/太陽熱や古材を燃やす薪ストーブを熱源にした床暖房/古材薪サウナ/食品残渣を堆肥化するコンポスト/兵庫の野菜や古材清掃タワシにするヘチマを育てるマイクロファーム/浄化槽による自主下水浄化設備の導入/資源回収ステーションの設置
などの実装を準備中。
皆さんの暮らしにも取り入れやすいように、どうやって導入したか、何を買うといいのか、誰に聞くと詳しいか、などなどが見えやすく・わかりやすく公開していきます。
【クラウドファンディング概要】
プロジェクト名:解体される建物を地域資源に変える!循環とオフグリッドの拠点「山脈」をつくりたい!
https://motion-gallery.net/projects/sanmyaku
▼資金の使い方
下水設備の整備(浄化槽100万円)
井戸水の生活用水化(ポンプ交換15万円、水質調査5万円、井戸水除菌器15万円、浄水器30万円)
オフグリッド設備導入(太陽光発電機器の設置40万円、太陽熱温水器の設置40万円、床暖房の設置20万円)
キャンプベースの整備(庭の整備20万円、テントサウナの設置15万円)
▼スケジュール
2025年2月中旬にプレオープン、4月上旬のオープンを目指し工事中。
▼リターン(3,500円~20万円)
山脈でオフグリッドキャンプ、山脈でデイキャンプ、オリジナル防水ステッカー、オリジナル抜染プリントTシャツ、山脈でPOP UP開催、セミオーダーの廃柱旋盤脚テーブルの交換券、廃材ペンダントライト交換券、
廃材フォトフレーム、店長丸山謹製!日本全国津々浦々おすすめの店GoogleMAPリスト、店長丸山と語り倒せる券、店長丸山どこでも行きます券、番頭みやこの合同会社廃屋リノベ物件ツアーinKOBE、企業向け!手書き鏡広告、山脈レスキュー品お買い物チケット等
▼店舗
神戸市北区有野町唐櫃(有馬口駅から徒歩5分)
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【起案者:『山脈』店長/合同会社廃屋スタッフ 丸山僚介】
ものづくりを生業にすることを目指し、大学で家具デザインを学ぶ。震災を機にモノや暮らしを支える仕組みそのものの価値観が揺らぐ社会を目の当たりにし、「ことづくり」の重要性に集中するようになり、デザインで社会課題と向き合うデザイン・クリエイティブセンター神戸の企画運営に6年間従事。ReBuilding Center JAPANのアクションに心動かされ、建築にまつわる仕事にシフトし、工務店にて3年勤務、現在に至る。
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【合同会社廃屋】
自他共に認める廃屋ジャンキーの西村周治を代表とした建築集団。「無理をしない」「素人がつくる」「屋根が落ちてからが本番」を合言葉とする。2020年頃から神戸市内の廃屋を複数棟買い上げ、リノベーションを始める。集落ごと空き家になった住宅群をまとめて引き取った拠点『バイソン』は住居、アーティストインレジデンス、イベントスペース、店舗、ギャラリー、創作スペースなど、様々な活動を支え、日々アップデートしている。廃屋を直す建材は、まちで捨てられる廃材をお引取させていただいたものを活用し、住宅や店舗の閉店や移転に伴う廃棄など、建物の新陳代謝の中で利活用を見出せなかった古材・古家具・古道具を引き取らせていただき、その時折々で工事中の物件に再インストールしてきた。これまでに生まれ変わらせてきた物件は約30件、現在も3件をリノベーション中。
一般のお問合せ:contact@motion-gallery.net
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MOTION GALLERYは、みんなの共感をパワーに、社会に新しい体験・価値観をもたら す創造的なプロジェクトを実現するクラウドファンディング・プラットフォームです。
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