女性の商品選択基準に「6つの価値」あり!食・美容・家電の購入決定要因を大公開
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、長年にわたる市場調査と分析の成果として、女性の購買決定における重要な要素を「6つの価値」として体系化。さらに具体的な購買決定要因を調査したところ、「6つの価値」の優先度が変わることが明らかになりました。
◆調査概要
「お買い物に関するアンケート」
調査期間:2024年12月13日(金)~2024年12月23日(月)
調査対象:15歳以上の女性524人
「食品に関するアンケート」
調査期間:2024年12月20日(金)~2024年12月27日(金)
調査対象:15歳以上の女性506人
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社ハー・ストーリィ
協力:一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会
◆「6つの価値」—女性の購買選択を左右する6つの視点
「6つの価値」は、商品そのものの特性に注目したプロダクト志向(機能・品質・デザイン)だけでなく、購入者自身のライフスタイルや価値観に重きを置くライフスタイル志向(社会貢献・環境配慮・個人の共感)を包括する、多角的な視点で女性市場を深く理解し、的確な戦略を構築するための強力な指針になります。
◆女性が重視する価値とは?クラスター分析で見えてきた価値観の多様性
食で重要視すること:品質、健康、味、課題解決
・全体:基本的価値と便宜的価値が最も重視されており、食品に対して「安心・安全・品質の高さ」や「手軽さ」を求める傾向が強いです。
・15~24歳単身者女性(クラスター:プレ社会人層)
情緒的価値 3.8(全体比+0.3)
個人的価値 4.3(全体比+0.4)
トレンドにも敏感な女性の層ということもあり、SNS映えする見た目かどうか、バズっているかどうかを重視しています。
・第一子が0~6歳の子を持つ女性(クラスター:乳・幼児期ママ層)
便宜的価値 4.3(全体比+0.2)
個人的価値 3.7(全体比-0.2)
家計のことを考えた手ごろな商品であること、「自分が食べたい」より子どもにとって良いものかを意識しています。
コスメ・美容で重要視すること:値ごろ、課題解決、品質、自分に合っている
・全体:品質やコスパといった便宜的価値と基本的価値も高いですが、個人的価値が最も重要視されていることから購入目的は「悩み解決」が第一であると言えます。
・40~64歳の夫婦二人の家庭(クラスター:ミドル夫婦層)
便宜的価値4.2(全体比+0.1)
個人的価値4.3(全体比+0.1)
夫婦2人で経済的にも余裕が見られる夫婦層。若年の夫婦層と比べて年齢が高い分悩みも増え、高機能・高品質を重視しつつ、使用感にもこだわります。
・第一子が7~15歳の子を持つ女性(クラスター:児童・思春期ママ層)
個人的価値4.1(全体比-0.1)
情緒的価値3.3(全体比-0.1)
家事育児仕事とマルチタスクになるこの層の女性は、自分の悩み解決やデザインよりも手軽さ、使いやすさを求めます。
家電で重要視すること:品質、値ごろ、使いやすさ、自分に合っているか、心地よい気分になれる
・全体:実用性や利便性、 安全性に次いで、個人的価値である自分にとって有益で満足感を与える家電を求める傾向があります。さらには、他2ジャンルにはなかった「心地よい気分になれる」を重視するという声も上がりました。
・39歳以下の夫婦世帯の既婚女性(クラスター:ヤング夫婦)
便宜的価値4.0(全体比-0.2)
情緒的価値3.9(全体比+0.3)
トレンドやデザイン性の高さを求める傾向が全クラスターの中でも一番高い傾向にあり、多少高額でも良いと思ったデザインの商品を選択します。
・65歳以上の女性(クラスター:セカンドライフ層)
基本的価値4.3(全体比+0.1)
持続的価値3.4(全体比+0.4)
機能や品質の他に商品購入を通じて社会に貢献している企業を応援したい気持ちがあり、どのクラスターよりも企業の姿勢に注目しています。
◆調査結果
女性消費者は、商品において優先することが変わるだけでなくクラスターでも価値観が異なることがわかりました。この購買行動を理解するには、「6つの価値」を軸とした多面的な視点にあります。商品の土台となる基本的価値から順に持続的価値まで「6つの価値」を自社商品・サービスが満たしているのかを分析することが、女性市場の可能性を広げる第一歩になります。
◆詳細記事は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW2月号』でご覧いただけます。
法人クラブ「in herstory」とは
女性インサイト研究に特化した法人クラブのサービス。年会費税込54,000円で3つの特典が受けられます。
1.女性月刊インサイトレポート『HERSTORY REVIEW』が会報誌として毎号届く
2.データの自由ダウンロード
・会報誌のバックナンバーの公開
・調査データのダウンロード、解説動画が見放題
・調査データのダウンロードおよび自由活用
3.一般女性たちとの座談会などにお得に参加できる
◆女性インサイト総研 株式会社ハー・ストーリィについて
女性たちをライフコース(職業・家族構成を加味した人生コース)とライフステージ(年齢・年代という人生の立ち位置)の交点から10のクラスターに分類し、それぞれの深層心理や消費行動を研究しています。そして、研究結果をもとに29のペルソナを作成し、具体的な女性像を発表する「女性インサイト」専門の会社です。
【会社名】株式会社ハー・ストーリィhttps://www.herstory.co.jp/
【所在地】〒106-0032 東京都港区六本⽊5-11-25 ⿃居坂アネックス5F
【TEL】03-5775-1581
【事業内容】⼥性視点マーケティング®事業(研究調査/専⾨情報出版/マーケティング⽀援/⼈材育成⽀援)
【設⽴】1990年8⽉20⽇
【代表取締役】⽇野 佳恵⼦
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