【ビル管理者108人にアンケート】75.9%が自分の管理しているビルの「共用部分」でのクラスター発生を不安視

〜「空気の見える化」でコロナ対策と省エネを同時に実施したいとの声、多数〜

株式会社UPDATER

 「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)のエアテック事業「みんなエアー」(https://minnaair.com/)は、ビル管理者108名を対象に、「管理ビルの共用部分のコロナ対策」に関する実態調査を実施しました。

■調査概要
「管理ビルの共用部分のコロナ対策」に関する実態調査  
https://minnaair.com/blog/4013/
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年3月11日〜同年3月12日
有効回答:ビル管理者108名


■調査サマリー



 
  • ビル管理者の72.2%が、「共用部分」でコロナ対策を実施

「Q1.あなたの管理しているビルの「共用部分」ではコロナ対策は実施していますか。」(n=108)と質問したところ、「入念にコロナ対策を実施している」が30.5%、「コロナ対策を実施している」が41.7%という回答となりました。

・入念にコロナ対策を実施している:30.5%
・コロナ対策を実施している:41.7%
・あまりコロナ対策を実施していない:17.6%
・全くコロナ対策を実施していない:10.2%


 
  • コロナ対策実施内容、「マスク着用の徹底」が89.7%、「体調不良時の勤務の禁止」が76.9%

Q1で「入念にコロナ対策を実施している」「コロナ対策を実施している」と回答した方に、「Q2.コロナ対策で実施しているものをお答えください。(複数回答)」(n=78)と質問したところ、「マスク着用の徹底」が89.7%、「体調不良時の勤務の禁止」が76.9%、「アクリルパーテーションの設置」「従業員の用いる機器の消毒」が74.4%という回答となりました。

・マスク着用の徹底:89.7%
・体調不良時の勤務の禁止:76.9%
・アクリルパーテーションの設置:74.4%
・従業員の用いる機器の消毒:74.4%
・社内の換気の励行:67.9%
・フィジカルディスタンス(ソーシャルディスタンス)の確保:62.8%
・空気改善機器による対策:52.6%
・その他:6.4%

※「マスク着用の徹底」は管理ビルの共用部分で行っているコロナ対策を指します。

 

 
  • 他にも、「入店テナントさんへの報連相の徹底とお願い」や「社員同士の会食禁止、掲示物による注意喚起」などの対策も

Q1で「入念にコロナ対策を実施している」「コロナ対策を実施している」と回答した方に、「Q3.コロナ対策で実施しているものをQ2以外にあれば自由にお答えください。(自由回答)」(n=78)と質問したところ、「入店テナントさんへの報連相の徹底とお願い」や「社員同士の会食禁止、掲示物による注意喚起」など52の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・入店テナントさんへの報連相の徹底とお願い。(京都府)
・社員同士の会食禁止、掲示物による注意喚起。(神奈川県)
・同時勤務の分離。(大阪府)
・手洗い。(愛知県)
・入館時の体温測定。(熊本県)
・フェイスシールド、手袋。(東京都)

 

 
  • ビル管理者の73.2%が、空気改善機器によるコロナ対策に「フィルター系」を導入

Q2で「空気改善機器による対策」と回答した方に、「Q4.どの種類の空気改善機器を導入していますか。(複数回答)」(n=41)と質問したところ、「フィルター系」が73.2%、「イオン系」が26.8%、「噴霧系」「光触媒系」が14.6%という回答となりました。

・フィルター系:73.2%
・イオン系:26.8%
・噴霧系:14.6%
・光触媒系:14.6%
・オゾン系:9.8%
・UV系:0.0%
・その他:2.4%



 
  • ビル管理者の75.9%が、管理ビル内における「共用部分」の感染リスク・クラスターの発生に不安

「Q5.あなたは勤務時間中、管理ビル内における「共用部分」の感染リスク・クラスターの発生に不安を感じますか。」(n=108)と質問したところ、「かなり不安」が12.9%、「やや不安」が63.0%という回答となりました。

・かなり不安:12.9%
・やや不安:63.0%
・全く不安はない:24.1%



 
  • 67.5%のビル管理者が、「空気の見える化」で安心して過ごせる空気環境を期待

「Q6.空気質の数値化など「空気の見える化」を行うことで、安心して過ごせる空気環境になることを期待しますか。」(n=108)と質問したところ、「かなり期待する」が17.5%、「やや期待する」が50.0%という回答となりました。

・かなり期待する:17.5%
・やや期待する:50.0%
・あまり期待しない:20.4%
・全く期待しない:2.8%
・どちらともいえない:9.3%



 
  • 約8割が、適切な換気により「空調設備の省エネ対策」を希望

「Q7.必要以上の換気をすると空調設備のエネルギー使用量も過剰になりますが、適切な換気をし、省エネ対策も実施したいと思いますか。」(n=108)と質問したところ、「非常に思う」が25.0%、「やや思う」が54.6%という回答となりました。

・非常に思う:25.0%
・やや思う:54.6%
・あまり思わない:13.9%
・全く思わない:3.7%
・どちらともいえない:2.8%



 
  • コロナ禍でのビル利用、「不特定多数が随時流入する空間を常に対策し続けるのは難しい」や、「建物管理コスト削減のため、より合理的で効果的な衛生管理の在り方を模索すべき」などの声も

「Q8.コロナ禍でのビル利用に関してあなたの考えを自由に教えてください。(自由回答)」(n=108)と質問したところ、「不特定多数が随時流入する空間を常に対策し続けるのは難しい」や「建物管理コスト削減のため、より合理的で効果的な衛生管理の在り方を模索すべき」など70の回答を得ることができました。

 
<自由回答・一部抜粋>
・不特定多数が随時流入する空間を常に対策し続けるのは難しい。(福島県)
・働き方改革やコロナ対策で建物内の滞留人員は減り物件収支は低下する一方で、建物管理コストは上がる傾向にあり、より合理的で効果的な衛生管理の在り方を模索すべき。(大阪府)
・ビル側にまかせるのは限界があるため、一人一人がしっかり対策してほしい。(東京都)
・エレベーターの人数制限や会議室の換気等、目が行かない、面倒臭いと思うことこそ入念に実施すべきだと思う。(兵庫県)
・換気によってきれいな空気にしたい。(愛知県)
・不特定多数の人間が頻繁に出入りする施設に対して感染予防対策をするのは不可能に近い。できる事と言えば換気の徹底だが、ロスナイ換気ができない当該ビルでは、熱源費用が嵩むことになる。(兵庫県)
・複合商業施設のため不特定多数のお客様が来店されます。結局のところお客様個人におかれて対応していただくしか方法がないのが実情。(京都府)

 

 
  • まとめ

今回は、ビル管理者108名を対象に、「管理ビルの共用部分のコロナ対策」に関する実態調査を行いました。

まず、ビル管理者の72.2%が、管理しているビルの「共用部分」でコロナ対策を実施していることが分かりました。コロナ対策の具体的な実施内容については、「業務時のマスク着用の徹底」が89.7%で最多、次いで「体調不良時の勤務の禁止」が76.9%という結果になりました。他にも、「入店テナントさんへの報連相の徹底とお願い」や、「社員同士の会食禁止、掲示物による注意喚起」などの対策も挙げられました。また、空気改善機器によるコロナ対策を実施しているビルの73.2%が、「フィルター系」機器を導入していることが分かりました。

また、様々な対策を実施するも、ビル管理者の75.9%が、管理ビル内における「共用部分」の感染リスク・クラスターの発生に不安を感じていることも明らかに。67.5%が、「空気の見える化で安心して過ごせる空気環境になることに期待する」と回答しました。更に、約8割が「適切な換気により空調設備の省エネ対策を希望する」という結果となりました。

今回の調査では、ビルの管理者が、「共用部分」でのクラスター発生防止のために、マスク着用の徹底や勤務時の体調管理はもちろん、テナントとの情報共有や掲示物などにも工夫を凝らしていることが分かりました。しかし、「不特定多数が随時流入する空間を常に対策し続けるのは難しい」と頭を抱える声や、「建物管理コストは上昇傾向にあり、より合理的で効果的な衛生管理の在り方を模索すべき」とコスト面を危惧する声が挙がりました。どれだけ対策を講じても、様々な人が利用するビル内において、共同スペースのクラスター発生対策は難しいと感じており、コストと利用者の意識に頼らざるを得ない対策には限界があると考えられているようです。ビルの管理者だけでなく利用者にとっても、「空気の見える化」が安心して過ごせるビルの環境づくりに一役を買うのではないでしょうか。

 

■みんなエアーについて
 みんなエアーでは、「みんなの力で世界の空気をアップデート」をテーマに、‟空気”を切り口として、様々な社会課題を解決する事業です。現在は「働きやすい環境を全国に100万スポット創出する」ことを目標に、「おいしい空気プロジェクト」などを進行中。職場のストレス計測や空気質モニタリングにより、「人」と「環境」に合わせた空気づくりをサポートしています。

 ■AIR Lab.JOURNALについて
 AIRLab.JOURNALでは、空気にまつわる様々疑問の解決やエビデンスに基づく情報のほか、企業や店舗での取り組み事例インタビュー、みんなエアーが行った実態調査なども公開しています。
 編集メンバーは、元は空気業界とは無縁の普通のママ3名。
専門用語やリスクの記載が多い論文・記事を見る中で、私たちの生活に密着した空気の話だからこそ、それらの研究成果をわかりやすく解説し、
『空気清浄機でウイルスは除去できる?空気環境対策で知っておきたいこと』
https://minnaair.com/blog/2470/
『さまざまな業種にアンケートしたコロナ対策実態調査』
https://minnaair.com/blog/category/view-by-data/
『ウェルビーイングのリーディングカンパニーに聞く空気環境対策』
https://minnaair.com/blog/3055/    など、具体的に暮らしに役立つ情報として発信します。
メディアURL : https://minnaair.com/blog/

 

 ■「みんなエアー」事業概要
事業名    :みんなエアー
事業開始   :2020年3月
サービス内容 : 空気質調査、24時間空気質計測・データ化管理、空気環境対策機器の販売・リース・レンタル、アフターサービス、オウンドメディア運営                           
ソリューション: 空気のDXサービス『MADO』、エアロシールド(エアロシールド株式会社製)、 KOROSUKE (ヨーホー電子株式会社製)、7 Guards Pro(DR.C医薬株式会社製)) 他   
主要導入先  : 株式会社エポスカード、株式会社SBI証券、TBSラジオ、サンドラッグ、        他  全国約2000施設へ導入
URL      : https://minnaair.com/

 
■会社概要
会社名     :株式会社UPDATER
設立    :2011年5月
代表取締役   :大石英司
所在地     :東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
事業内容    :電力事業(電力小売事業、再生可能エネルギー発電所の開発・販売・メンテナンス、地域新電力コンサルティング事業等)、空気環境対策事業(みんなエアー)、ライフスタイル事業(TADORi等)
URL       :https://minden.co.jp/

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会社概要

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URL
https://minden.co.jp
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
電話番号
03-6805-2228
代表者名
大石英司
上場
未上場
資本金
13億498万円
設立
2011年05月