冬直前!ペットの「寒さ対策」徹底調査!
~寒さが厳しくなる冬の訪れに、気を付けたいポイントをTYLの獣医師が解説~
ペットの家族化推進をミッションとし、ペットが”家族”としてあたりまえになる世界の創造への貢献を目指す急成長ベンチャー企業の株式会社TYL(本社:東京都港区 代表取締役:金児 将平、以下TYL)は、「ペットの寒さ対策に関する意識調査」を実施しました。
◼︎調査背景
TYLでは、ペットが健康に暮らせる環境をつくり、ペットと飼い主ともに「幸せな生活」を送れるように「ペットの医療DX」を進めており、首都圏にて5店舗の動物病院の運営および往診サービスを提供しております。今回の調査は、気温が下がり始めた秋本番の今、訪れる冬に向けて飼い主の皆さんがペットとどのような冬支度をおこなっているのかを調査しました。ペットも飼い主も、お互いに健康で幸せな暮らしができることを願っております。
◼︎調査結果
・7割近くの飼い主「寒さへの対策はとくにしていない」。冬の寒さではペットが体調を崩さない傾向が強いか。
・寒さ対策を意識し始めるのは冬直前「11月ごろ」が最多。
・寒さ対策で便利なものは「電気毛布」「暖房器具」。衣類は脱いでしまうペットも…。食事内容も「温かさ」を重視する傾向あり。
・「もっと早くからやっておけばよかった」ことは「とくになし」とその他の対応で大きく分かれる結果に。
◇トピックス1
7割近くの飼い主「寒さへの対策はとくにしていない」。冬の寒さではペットが体調を崩さない傾向が強いか。
ペットの飼い主550名に対し「寒さへの対策としておこなっているもの・準備するものを選んでください」と質問したところ、約7割の飼い主が「とくにしていない」と回答。一方で、何らかの対策をおこなっている飼い主では、「ペット用ベッド・毛布/服などの衣類」が19.3%で最も多く、全体としては寒さ対策を積極的におこなう層が少ない傾向が見られました。

また、「今年(2025~2026年)の冬の寒さについて、心配はありますか?」という質問に対しては、「あまり心配していない(33.8%)」「まったく心配していない(32.7%)」と回答した人が全体の6割を超えました。さらに、「昨年(2024~2025年)と比べて今年は寒さへの対策を強化しようと考えますか?」いう質問でも、「いいえ」と回答した人が74.9%に上り、飼い主のなかで寒さへの関心はそれほど高くないことが明らかになりました。


「ペットが寒さで体調を崩したことはありますか?」という質問に対し、86.4%の飼い主が「いいえ」と回答しました。この結果から、夏に比べて冬はペットが体調を崩しにくく、そのため寒さ対策への意識が低い傾向にあることがうかがえます。

◇トピックス2
寒さ対策を意識し始めるのは冬直前「11月ごろ」が最多。
寒さ対策をおこなっているペットの飼い主176名に「ペットの寒さ対策を『とくに意識し始める時期』はいつですか?」と質問したところ、約4割の飼い主が「11月ごろ」と回答しました。それ以前から準備を始める人は「10月ごろ(23.3%)」「9月以前(1.7%)」にとどまり、全体の6割以上が寒さが本格化し始める11月以降に対策をおこなっていることが分かりました。

◇トピックス3
寒さ対策で便利なものは「電気毛布」「暖房器具」。衣類は脱いでしまうペットも…。食事内容は「温かさ」を重視する傾向あり。
ペットに対して寒さ対策をおこなっていると回答した飼い主176名に「寒さ対策で便利だったものはありますか?」と質問したところ、「はい」「いいえ」がそれぞれ50%ずつという結果になりました。具体的には、「ペット用電気マットが役立っていました」(40代後半・男性)、「人間用のこたつ、猫用のこたつ、24時間つけっぱなし」(50代後半、女性)など、暖房器具を活用する声が多く見られました。また、「毛布」(40代後半・男性、30代前半・女性 他数名)、「電気を使わずに体温で温かくなる生地を使ったマット」(50代前半・女性)など、寝具類を活用する飼い主も目立ちました。一方で、「猫ちぐら(藁・紙ひもなどで編み込んで作った、猫用の寝床)を購入してみたら温かそうで役に立った」(30代前半・男性)「服を着せているが、脱いでしまう」(30代後半、女性)といった声もあり、飼い主やペットの性格・環境によってさまざまな工夫がされていることが分かります。

一方、食事内容について「寒い時期にあわせて食事内容を調節することはありますか?」と質問したところ、これまでの質問と同様に「とくにしていない」と回答した人が最も多く、46.6%を占めました。「温かい食事にする(37.5%)」という回答も一定数見られましたが、「カロリーを増やす」(15.9%)、「サプリメントを追加する」(10.8%)といった回答との差は大きくありませんでした。全体として、寒さ対策をおこなっている飼い主の中でも、食事による工夫を重視していない層が半数近くを占めていることが分かります。

◇トピックス4
一番負担は「電気代・コスト」。「外出時の寒さ対策」「掃除・衛生面」が続く。
ペットに対して寒さ対策をおこなっていると回答した飼い主176名に「ペットの寒さ対策でもっとも『大変』と感じることは何ですか?」と質問したところ、「電気代・コスト」と答えた飼い主が29.5%でもっとも多く、次いで「外出時の寒さ対策」「掃除や衛生面」がいずれも21.0%という結果になりました。寒さ対策として暖房器具を使用する飼い主が多い一方で、近年の電気代高騰が大きな負担となっていることがうかがえます。

■ペットと「寒さ」飼い主が取るべき適切な対応とは?~TYL 取締役 兼 アニホック動物病院グループ 総獣医師長 藤野洋が解説~
(1)今回の調査では、夏の暑さに比べて寒さ対策をおこなう飼い主は比較的少ない傾向が見られました。では、ペットにとって寒さ対策はどの程度必要なのでしょうか?
寒さ対策の必要性は「動物種」「年齢」「体格」「被毛の状態」によって大きく異なります。一般的に犬や猫は人間よりも寒さに強いとされていますが、小型犬・短毛種・子犬・高齢の犬猫・持病のある子などは体温調節が難しく、寒さの影響を受けやすい傾向があります。また、近年はエアコンの効いた室内環境に慣れているペットも多く、外気温との温度差や床からの冷えが体調不良の原因となるケースも見られます。そのため、「人が少し肌寒いと感じる時期」から、ペット用のブランケットやマット、ベッドを用意し、冷気が直接体に当たらないよう工夫することが理想です。過度に温める必要はありませんが、ペットが丸くなって寝る、震える、寝床を変えるといった行動が見られる場合は、快適な温度環境を調整してあげることが大切です。
(2)気象庁の寒候期予報(2025年12月~2026年2月)によると、12月には真冬並みの寒気が予測されており、例年よりも早い冬の訪れが見込まれています。では、いまから気を付けておくべき対策にはどのようなものがあるでしょうか?
まず、室内環境の見直しから始めましょう。冷気は床にたまりやすいため、ベッドの位置を少し高くする、マットやラグを敷くなど、底冷えを防ぐ工夫が効果的です。暖房を使用する際は温度が上がりすぎないよう注意し、ペットが自由に移動して快適な場所を選べるよう、暖かい場所と涼しい場所の両方を用意しておくことが理想です。また、暖房による乾燥にも注意が必要です。乾燥した空気は皮膚トラブルや呼吸器疾患の原因になることがあるため、加湿器を活用したり、こまめに水分補給を促したりして、適度な湿度を保つよう心がけましょう。特に子犬や高齢の犬猫、持病のあるペットは急な気温変化で体調を崩しやすいため、少しでも異変が見られた場合は様子を見ず、すぐに動物病院を受診できるよう準備を整えておくことが大切です。
■調査概要
調査テーマ:ペットへの寒さ対策に対する意識調査
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象者:ペットの飼い主550名
調査実施日:2025年10月7日~2025年10月8日
調査主体 :株式会社TYL
■TYL について
TYL は「ペットの家族化推進」をミッションとして掲げている急成長ベンチャーで、動物病院および隣接領域への経営支援とペットの飼い主支援という両輪でサービスを展開しており、ペットが健康に暮らせる環境を作り、ペットと飼い主ともに幸せな生活を送れるように、人とテクノロジーを駆使して価値ある仕組みの構築を進めております。動物病院および隣接領域への経営支援では、人材紹介事業や求人媒体を運営、また経営に関わる課題等のコンサルティング等をおこなっています。飼い主支援では、ペットのヘルスケアに係る往診事業や病院の運営を提供しております。
コーポレートサイトURL:https://pet-tyl.co.jp/
■会社概要
名称:株式会社 TYL
代表取締役社長:金児 将平
設立:2017年8月1日
資本金:225,124,800 円 ※資本準備金含む
所在地:東京都港区芝 2-13-4 住友不動産芝ビル 4号館4階
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