マルチモーダル&マルチスケールなモビリティハブの実証実験について
品川港南エリアを起点とした東京ベイエリアにおける複数種類の次世代モビリティと舟運を乗り継ぐ回遊実証実験を実施
NTTアーバンソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 池田 康)は、品川港南エリアの魅力や価値の最大化、地域の課題解決などをはかる「品川港南2050プロジェクト」の取り組みの一環として、scheme verge株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役 嶂南 達貴)と共同で、2025年10月11日(土)~10月13日(月・祝)に次世代モビリティや舟運を用いた品川港南エリアと近隣の天王洲・お台場エリアをつなぐ実証実験を実施します。
なお、本実証はNTTアーバンソリューションズが東京都、東京国際芸術祭実行委員会、MEET YOUR ART FESTIVAL 実行委員会と共同で主催するイベント「TOKYO BAY DISCOVERY JOURNEY 2025」において実施されます。

■実施背景
品川港南エリアは、新幹線や空港路線などが接続する国内有数の交通の要衝であり、アートやサイエンス、歴史的景観などの文化資源の集積が進む東京ベイエリアに面しています。また、将来的にはリニア中央新幹線の開通が予定されていることや、周辺エリアの都市再生の進展により、さらなる交通結節点としての機能を獲得していくことが期待されます。
一方で、駅を降りたあとの移動の選択肢が少なく、また、隣接エリアへの移動経路として運河沿いの空間を活かせていないといった課題が挙げられます。
NTT アーバンソリューションズならびに scheme verge は、本イベント期間、品川港南エリアにおける”ベイエリアの玄関口”としての機能を街一体で高めることを目的として、2か所のモビリティハブと1か所のモビリティポートを設置し、実証実験を行います。
■実証実験のポイント
都市空間における新たな移動体験として、個人の状況や好みに合わせて利用できる複数種類の次世代モビリティを用意することにより、複数モビリティの組み合わせ利用によるエリア回遊の需要や課題、解決策を確認します。
狭域(=品川港南エリア)および中域(=東京ベイエリア)での交通結節点としてのハブ機能の検証に加え、新幹線・空港・リニア等で繋がるエリアを広域と捉え、異なるスケールの移動手段の連動性を高めることにより、品川港南エリアを起点としたハブ機能の形成をめざします。

実証実験で確認したいポイント |
①マルチモーダル(複数種類のモビリティ)なエリア回遊の需要 ✔️マルチモーダルなモビリティを乗り継ぐエリア回遊 陸:1人乗り(着座、立ち乗り)、複数人乗り(着座) 海:中型船 |
②マルチスケール(広域交通結節点型)モビリティハブの有効性 ✔️マルチスケールな移動手段のハブ機能を標ぼうしたモビリティハブ 狭域:品川港南エリア 中域:品川・天王洲・お台場からなる東京ベイエリア 広域:新幹線・空港・リニア等で繋がるエリア |

■モビリティのラインナップ
一人乗りモビリティ

RODEM(㈱テムザック)
どんな⼈も境界なく移動を楽しめる、真のバリアフリーを実現するユニバーサルデザインの次世代スマートモビリティです。

C+walk T(トヨタ自動車㈱)
歩行者と同じ空間で、自然な移動ができる三輪電動モビリティ。乗り降りしやすく、操作もしやすい立ち乗りタイプです。

C+walk S(トヨタ自動車㈱)
快適に座って移動できる三輪電動モビリティ。荷物を積める収納力と、小回りの利く設計で、街中の移動をサポートします。

新型電動モビリティ(㈱ドコモ・バイクシェア)
自転車のような特定小型原動機付自転車。停車時や発進時のふらつきが少なく、転倒リスクを大きく軽減し、乗り心地も快適です。

UNI-ONE(本田技研工業㈱)
座ったまま体重移動だけで自在に操作できます。視線の高さが調整でき、移動中も周囲と自然にコミュニケーションが取れます。

ストリーモ(㈱Striemo)※10月11日のみ
歩く〜自転車のスピードまで自分のペースで移動できます。停止時も自立し、極低速から快適な速度まで転びづらく、安定した走行を可能にします。
複数人乗りモビリティ

PARTNER MOBILITY ON(久留米工業大学)
家族や友人と互いの温もりを感じながら、想い出を作ってほしいという願いから開発された、3名まで並んで座れるベンチ型モビリティです。

グリーンスローモビリティ(ヤマハ発動機㈱)
時速20km未満で公道を走行可能な電動小型車両(7名乗り)です。ゴルフカーの技術をベースに、安全性・快適性・操作性を兼ね備えています。

電動トゥクトゥク(㈱eMoBi)
3人乗りの次世代コンパクトEVです。エンジン音のないEVならではの静かな車内で、会話を楽しみ、風を感じながら移動ができます。
舟運

ジーフリート(㈱ジール)
ヨーロッパのカナルクルーズ船をイメージした大型パーティークルーザー。360度の眺望が楽しめるスカイデッキでは、心地の良い開放的な空間を体感いただけます。
■今後の展開
品川港南エリアと天王洲・お台場のアクセス性の向上は、観光や生活動線として新たな移動の選択肢を提供し、さらなる東京ベイエリア全体の魅力アップに貢献することが期待されます。NTTアーバンソリューションズは、本実証実験の検証結果を品川港南エリアの未来を見据えた取り組みに活用することにより、より良い街づくりの推進につなげてまいります。
■開催概要
イベント名 :「TOKYO BAY DISCOVERY JOURNEY 2025」
開催日 :2025年10月11日(土)~10月13日(月・祝)
予約方法 :TOKYO BAY DISCOVERY JOURNEY公式サイトより(https://horai.sv/tbdj)
①品川⇆天王洲「NEW MOBILITY」
運行日時 :10月11日(土)~10月13日(月・祝) 10:30-17:30
※雨天中止
料金 :片道:一般300円 学生200円 往復:一般600円 学生400円
受付会場 :こうなん星の公園(東京都港区港南1丁目9−24)
港南公園D(東京都港区港南4丁目5−1)
※出発時間により受付会場が異なりますので、ご注意ください。
②天王洲⇆お台場「ART & CRUISE」
運行日時 :10月11日(土) 12:15-15:25
10月12日(日) 12:15-15:25
10月13日(月・祝) 12:15-15:25
※小雨実施。強風・荒天時は中止
(詳細な運行ダイヤはTOKYO BAY DISCOVERY JOURNEY2025公式サイトにて
お知らせします)
料金 :片道:一般800円 学生:500円 往復:一般1600円 学生1000円
受付会場 :天王洲ピア桟橋(東京都品川区東品川2丁目2-24)
お台場海浜公園発着場/ 縄定 お台場船着き場その2
(東京都港区台場1丁目4−1 海上バスのりば西側)
主催 :東京都
東京国際芸術祭実行委員会
品川港南2050プロジェクト事務局(NTTアーバンソリューションズ株式会社)
MEET YOUR ART FESTIVAL 実行委員会
商品企画販売:scheme verge株式会社
後援 :港区、品川区
協力 :NTT株式会社、株式会社NTTデータグループ
中川特殊鋼株式会社、一般社団法人エリアマネジメントTENNOZ
関連WEB :東京国際芸術祭実行委員会 公式サイト(https://tokyo-art-festival.jp/)
MEET YOUR ART FESTIVAL 公式サイト(https://avex.jp/meetyourart/festival/)
NTTアーバンソリューションズ「TOKYO BAY DISCOVERY JOURNEY 2025」開催決定のお知らせ(https://www.ntt-us.com/topics/2025/09/topics-250910-01.html)
【関連リリース(NTTアーバンソリューションズとの過去の取り組み)】
・⾈運利⽤による回遊促進に向けた実証実験の実施について
〜アート・ミュージアムを軸に東京ベイエリアの移動を楽しく便利に〜 (2024年9⽉30⽇)
https://www.ntt-us.com/news/2024/09/news-240930-01.html
【お問い合わせ先】
scheme verge株式会社 alliance@schemeverge.com
【scheme verge について】
会社名:scheme verge株式会社
本社所在地:東京都文京区向丘2-3-10 東大前HiRAKU GATE 401
代表者:代表取締役CEO 嶂南 達貴
設立年月:2018年7月
ウェブサイト:http://www.schemeverge.com
東京都知事 登録旅行業 第2-8136号(第二種旅行業)
事業内容:都市・交通ソリューションの設計・開発・提供/上記の障壁となる技術課題、社会課題、政策課題、国際課題についての調査及び提言/上記にまつわる情報処理・情報通信・情報提供に関するサービスおよびソフトウェアの開発・販売・賃貸
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