[独自レポートVol.34]【電気代上昇「家計負担」89.8%が実感】市場連動型プラン「知らない」32.7% 実施していない理由に28.9%が「仕組みが複雑で理解が難しい」を選択、情報不足が浮き彫りに

〜 適切な情報提供で新たな節約手法普及へ〜

国際航業株式会社

太陽光・蓄電池の経済効果診断「エネがえる(https://www.enegaeru.com/)」を提供する国際航業株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:藤原 協)は、月平均電気料金が20,000円以上で、ご自身で電気料金の契約または支払い状況を把握している方107名を対象に、家庭向け市場連動型電力料金プランに関する実態調査を実施しましたので、お知らせします。

※調査結果については、後述する条件を順守することでご利用いただくことができます。

  • 01|最近の電気料金の上昇について、89.8%が「負担」を実感

  • 02|「市場連動型電力料金プラン」の認知は「全く知らない」が32.7%、切り替え未検討層の47.4%が「条件が整えば検討したい」と回答

  • 03|「市場連動型電力料金プラン」へ切り替え検討に必要な情報、「料金シミュレーション」(68.4%)や「仕組みの説明」(57.9%)が上位に

※市場連動型料金プランとは

電力の市場価格(日本卸電力取引所の取引価格)に基づいて30分ごとに電気料金が変動する新しい料金体系です。需要が少ない時間帯は料金が安くなるため、電力使用時間を工夫することで電気代の節約が期待できます。

■調査概要

  • 調査名称:家庭向け市場連動型電力料金プランに関する実態調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年8月4日〜同年8月5日

  • 有効回答:月平均電気料金が20,000円以上で、ご自身で電気料金の契約または支払い状況を把握している方107名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪調査結果の利用条件≫

1 情報の出典として「エネがえる運営事務局調べ」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典として、下記リンクを設置してください。

URL:https://www.enegaeru.com/

■89.8%が、最近の電気料金の上昇について「負担」を実感

「Q1.最近の電気料金の上昇について、あなたのご家庭ではどの程度負担に感じていますか。」(n=107)と質問したところ、「とても負担に感じている」が58.0%、「やや負担に感じている」が31.8%という回答となりました。

Q1.最近の電気料金の上昇について、あなたのご家庭ではどの程度負担に感じていますか。

・とても負担に感じている:58.0%

・やや負担に感じている:31.8%

・あまり負担に感じていない:3.7%

・全く負担に感じていない:3.7%

・わからない/答えられない:2.8%

■電気代節約のために家庭で取り組んでいること、「LED電球への交換」や「エアコンの設定温度調整」など

「Q2.電気代節約のために現在ご家庭で取り組んでいることがあれば教えてください。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「LED電球への交換」が54.2%、「エアコンの設定温度調整」が50.5%、「家族への節電呼びかけ」が32.7%という回答となりました。

Q2.電気代節約のために現在ご家庭で取り組んでいることがあれば教えてください。(複数回答)

・LED電球への交換:54.2%

・エアコンの設定温度調整:50.5%

・家族への節電呼びかけ:32.7%

・待機電力の削減(コンセントを抜く等):23.4%

・省エネ家電への買い替え:19.6%

・電力契約プランの見直し:17.8%

・太陽光発電の設置:16.8%

・使用時間帯の調整:14.0%

・蓄電池の設置:13.1%

・電力会社の切り替え:11.2%

・その他:0.9%

 ー節電

・特にない:14.0%

・わからない/答えられない:3.7%

■「市場連動型電力料金プラン」の認知率、「聞いたことがある程度」が28.0%、「全く知らない」が32.7%

「Q3.市場連動型電力料金プランについて、どの程度ご存知ですか。」(n=107)と質問したところ、「全く知らない」が32.7%、「聞いたことがある程度」が28.0%という回答となりました。

※「市場連動型電力料金プラン」とは、電力市場の価格に合わせて電気の1kWhあたりの単価が時間帯や日によって変動するプランを指します。固定価格プランと異なり、需給がひっ迫する時期には単価が上がることがあり、落ち着く時期には下がることもあります。例:天候や需要で野菜の値段が変わるのと同じイメージです。

Q3.市場連動型電力料金プランについて、どの程度ご存知ですか。

・詳しく知っている:15.9%

・ある程度知っている:18.7%

・聞いたことがある程度:28.0%

・全く知らない:32.7%

・わからない/答えられない:4.7%

■「市場連動型電力料金プラン」に対する不安、「電気料金が急激に高くなるリスク」が49.5%で最多

「Q4.市場連動型電力料金プランに対して不安や懸念に感じる点があれば教えてください。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「電気料金が急激に高くなるリスク」が49.5%、「毎月の料金が予測できず家計管理が困難」が36.4%、「長期的な電気代の見通しが立たない」が32.7%という回答となりました。

Q4.市場連動型電力料金プランに対して不安や懸念に感じる点があれば教えてください。(複数回答)

・電気料金が急激に高くなるリスク:49.5%

・毎月の料金が予測できず家計管理が困難:36.4%

・長期的な電気代の見通しが立たない:32.7%

・市場価格の変動が理解できない:27.1%

・契約内容や料金計算が複雑:25.2%

・仕組みの理解が困難:23.4%

・電力会社の選択が難しい:20.6%

・停電などの供給不安:19.6%

・解約時の条件や手続きが不安:15.9%

・サポート体制が不十分:13.1%

・その他:0.0%

・特にない:11.2%

・わからない/答えられない:8.4%

■「市場連動型電力料金プラン」の魅力、第1位「市場価格が安い時に大幅に節約できる」

「Q5.市場連動型電力料金プランのメリットとして魅力を感じる点があれば教えてください。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「市場価格が安い時に大幅に節約できる」が42.1%、「従来プランより電気代を削減できる可能性」が29.9%、「リアルタイムの電気料金を確認できる」が20.6%という回答となりました。

Q5.市場連動型電力料金プランのメリットとして魅力を感じる点があれば教えてください。(複数回答)

・市場価格が安い時に大幅に節約できる:42.1%

・従来プランより電気代を削減できる可能性:29.9%

・リアルタイムの電気料金を確認できる:20.6%

・電気使用時間を調整して節約効果を高められる:16.8%

・電力市場の動向を学べる:15.9%

・環境に優しい電力の利用機会が増える:15.0%

・家庭のエネルギー管理意識が向上する:13.1%

・将来的な電気代削減効果が期待できる:13.1%

・新しい電力サービスを体験できる:7.5%

・その他:0.0%

・特にない:15.9%

・わからない/答えられない:13.1%

■「市場連動型電力料金プラン」への検討について、回答者の40.3%が「検討したことがない」実態

Q3で「詳しく知っている」「ある程度知っている」「聞いたことがある程度」と回答した方に、「Q6.市場連動型電力料金プランへの切り替えを検討したことがありますか。」(n=67)と質問したところ、「検討したことがない」が40.3%、「現在積極的に検討している」が23.9%、「検討し、すでに切り替えている」が17.9%という回答となりました。

Q6.市場連動型電力料金プランへの切り替えを検討したことがありますか。

・検討したことがない:40.3%

・現在積極的に検討している:23.9%

・検討し、すでに切り替えている:17.9%

・以前検討したことがあるが、切り替えていない:16.4%

・あてはまるものはない:0.0%

・わからない/答えられない:1.5%

■「市場連動型電力料金プラン」に切り替えていない理由は、「料金変動のリスクが心配だから」が50.0%で最多

Q6で「検討したことがない」「以前検討したことがあるが、切り替えていない」と回答した方に、「Q7.切り替えていない・検討していない理由として当てはまるものを教えてください。(複数回答)」(n=38)と質問したところ、「料金変動のリスクが心配だから」が50.0%、「仕組みが複雑で理解が難しいから」が28.9%、「現在のプランで満足しているから」が23.7%という回答となりました。

Q7.切り替えていない・検討していない理由として当てはまるものを教えてください。(複数回答)

・料金変動のリスクが心配だから:50.0%

・仕組みが複雑で理解が難しいから:28.9%

・現在のプランで満足しているから:23.7%

・切り替え手続きが面倒だから:21.1%

・メリットがよくわからないから:18.4%

・情報収集する時間がないから:7.9%

・家族の理解が得られないから:5.3%

・相談できる人がいないから:2.6%

・その他:5.3%

 ーマンション単位で契約しているから

・わからない/答えられない:2.6%

■回答者の50.0%が、市場連動型電力料金プランへの切り替えについて「検討したい/条件が整えば検討したい」と回答

Q6で「検討したことがない」「以前検討したことがあるが、切り替えていない」と回答した方に、「Q8.今後、市場連動型電力料金プランへの切り替えを検討したいと思いますか。」(n=38)と質問したところ、「ぜひ検討したい」が2.6%、「条件が整えば検討したい」が47.4%という回答となりました。

Q8.今後、市場連動型電力料金プランへの切り替えを検討したいと思いますか。

・ぜひ検討したい:2.6%

・条件が整えば検討したい:47.4%

・全く検討したくない:39.5%

・わからない/答えられない:10.5%

■市場連動型電力料金プランへの切り替えを検討するために、回答者の68.4%が「詳細な料金シミュレーション」が必要と回答

Q8で「ぜひ検討したい」「条件が整えば検討したい」と回答した方に、「Q9.検討するために必要だと思う情報やサポートを教えてください。(複数回答)」(n=19)と質問したところ、「詳細な料金シミュレーション」が68.4%、「わかりやすい仕組みの説明」が57.9%、「過去の料金変動データ」が52.6%という回答となりました。

Q9.検討するために必要だと思う情報やサポートを教えてください。(複数回答)

・詳細な料金シミュレーション:68.4%

・わかりやすい仕組みの説明:57.9%

・過去の料金変動データ:52.6%

・実際の利用者の体験談・事例:36.8%

・解約時の条件説明:36.8%

・専門スタッフによる個別相談:26.3%

・お試し期間の設定:26.3%

・料金上限設定などのリスク軽減策:21.1%

・家族向けの説明資料:10.5%

・電話・メールサポート体制:5.3%

・その他:0.0%

・特にない:0.0%

・わからない/答えられない:0.0%

■「具体的にどれだけ変わるのか」や「利用者の口コミ」などのニーズも

Q9で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外に、検討するために必要だと思う情報やサポートがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=19)と質問したところ、「具体的にどれだけ変わるのか」や「利用者の口コミ」など12の回答を得ることができました。

Q10.Q9で回答した以外に、検討するために必要だと思う情報やサポートがあれば、自由に教えてください。(自由回答)

■まとめ

今回は、月平均電気料金が20,000円以上で、ご自身で電気料金の契約または支払い状況を把握している方107名を対象に、家庭向け市場連動型電力料金プランに関する実態調査を実施しました。

まず、電気料金の上昇については、89.8%が負担に感じており、電気代節約へ向け、「LED電球への交換」(54.2%)や、「エアコンの設定温度調整」(50.5%)に取り組んでいることがわかりました。また、「市場連動型電力料金プラン」の認知度については、「詳しく知っている」が15.9%、「ある程度知っている」が18.7%と、合わせても34.6%にとどまり、「全く知らない」が32.7%という状況が明らかになりました。市場連動型プランに対する不安・懸念としては、「電気料金が急激に高くなるリスク」が49.5%で最多となり、「毎月の料金が予測できず家計管理が困難」が36.4%で続いています。一方、メリットとして魅力を感じる点では、「市場価格が安い時に大幅に節約できる」が42.1%、「従来プランより電気代を削減できる可能性」が29.9%で上位にあがりました。

今回の調査では、電気料金の高騰が続く中で多くの家庭が負担を感じている実態が浮き彫りになりました。燃料価格の高騰により電気料金が歴史的高水準で推移する中、家庭では様々な節約対策が講じられているものの、より効果的な電力コスト削減手法への関心が高まっています。市場連動型電力料金プランは、市場価格に応じてダイナミックに料金が変動する仕組みであり、適切な情報提供と理解促進により、家庭のエネルギーコスト最適化を実現する新たな選択肢として期待されています。料金変動リスクへの不安を軽減するための詳細なシミュレーションや分かりやすい仕組みの説明、リスク軽減策の提供により、効率的な電力利用を通じた家計負担軽減の実現が求められるでしょう。


■エネルギー診断APIの決定版|独自の経済効果シミュレーターにカスタマイズ

「エネがえるAPI」は、国際航業が提供するB2B SaaS型の電力・エネルギーシミュレーションサービスをAPI化し、電力・ガス会社、太陽光・蓄電池メーカー、商社、自治体などに提供するエネルギー診断特化型APIサービスです。

<主な機能>

1.電気料金・太陽光・蓄電池の経済効果診断(住宅用・産業用対応)

2.EV・EV充電器・V2Hの経済効果診断

3.電気料金プラン単価参照(全国100社・3,000プラン以上を月1回自動更新)

4.全国自治体のスマートエネルギー補助金情報参照(約2,000件の補助金情報を提供)

5.市場連動型料金プラン対応

APIの詳細:https://www-apidoc.enegaeru.com/sys/


『エネがえる』とは

「エネがえる」のビジョンは"むずかしいエネルギー診断をかんたんにカエル"です。エネがえるは、住宅用から産業用まで太陽光パネル・蓄電システムやEV(電気自動車)・V2H(Vehcle to Home)販売に関わる営業担当者が、誰でもカンタンに需要家・施主向けの提案書を自動作成できる経済効果の試算ツールです。計算が難しい太陽光・蓄電システム、EV・V2Hの経済効果を誰でも専門知識なしにシミュレーションできるエネルギー診断特化型クラウドサービス(SaaS形式/API形式の2タイプ)として大手電力会社や有名太陽光・蓄電システムメーカー・国内TOPクラスの販売施工店まで全国700社以上に提供しています。

▼「エネがえる」公式Webサイト

・エネがえるASP(住宅用太陽光・蓄電池提案用):https://www.enegaeru.com/

・エネがえるBiz(産業用自家消費型太陽光・蓄電池提案用):https://biz.enegaeru.com/

・エネがえるEV・V2H(EV・V2H提案用): https://evv2h.enegaeru.com/

・エネがえるAPI(Web連携用API):https://www.enegaeru.com/documents/api-document


■国際航業株式会社 会社概要

ミッション「空間情報で未来に引き継ぐ世界をつくる」の実現にむけて、地理空間情報技術を軸とし、防災・減災、行政マネジメント、インフラマネジメント、脱炭素・環境の分野での技術コンサルティング事業を展開。社会課題の解決に取り組んでいます。

設立:1947(昭和22)年9月12日

URL:https://www.kkc.co.jp/

所在地:〒169-0074 東京都新宿区北新宿2丁目21番1号 新宿フロントタワー

資本金:67億94百万円(2025年3月31日時点)




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会社概要

国際航業株式会社

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URL
https://www.kkc.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
東京都新宿区北新宿2丁目21番1号 新宿フロントタワー
電話番号
03-6362-5931
代表者名
藤原 協
上場
未上場
資本金
67億9400万円
設立
1947年09月