インサイトテクノロジー、PDF文書の画像に含まれる個人情報を自動検知・秘匿化する「イメージマスキング」機能を提供開始
AIが人物の顔や車のナンバープレートなどを高精度に検出、行政機関・自治体における情報公開業務の効率化に貢献
株式会社インサイトテクノロジー(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:森田 俊哉、以下:インサイトテクノロジー)は、AIを活用した情報秘匿支援ツール「Insight Masking 墨消しEdition」に、画像検知機能を新たに搭載したことをお知らせします。
本機能により、国の行政機関や地方公共団体における行政文書の開示請求対応(情報公開業務)において、PDF文書内に含まれる画像情報に対しても自動で検知・墨消しが可能となり、より高精度な個人情報保護と業務効率化を実現します。
行政機関や自治体が保有する行政文書には、テキスト情報だけでなく、個人情報を含む多様な画像データが存在します。
従来の開示請求対応では、職員が目視で画像箇所を確認・墨消しする必要があり、多大な時間と労力がかかるほか、見落としリスクも課題となっていました。
今回新たに追加された画像検知機能により、「Insight Masking 墨消しEdition」は、PDF文書内の画像領域を自動解析し、画像内の個人情報・機密情報を検出して自動的に墨消し処理できるようになりました。この墨消し処理には、単純な黒塗りではなく、情報漏洩リスクを断つために対象領域を完全に削除する処理が採用されています。
これにより、行政文書開示に伴う作業工数の削減と、より確実な情報保護を両立します。
導入効果
-
作業時間を大幅に短縮
開示対応にかかる時間を大幅に削減し、限られた人員でも迅速な処理が可能になります。
-
ミスや見落としを防止
個人情報が含まれるテキストや画像をAIが自動で検出するため、ヒューマンエラーを防ぎ、情報漏えいリスクを低減します。
-
住民対応の信頼性を向上
正確でスピーディーな開示対応が可能になり、情報公開制度への信頼と行政の透明性を高めます。

今後の展望
本機能はSaaS版としてリリースされますが、今後は仮想アプライアンス版でのリリースも予定しております。また、PDF文書の画像だけでなく、画像ファイル単体(JPG、 PNG等)のマスキングへの対応も計画しています。
当社は今後も、行政機関・自治体・公的機関を中心としたお客様の「情報公開の適正化と効率化」を支援し、AIを活用したデータマスキング技術のさらなる進化に取り組んでまいります。
インサイトテクノロジーについて
インサイトテクノロジーは、1995年の創業時から一貫してデータベース技術を追究し、企業自らが良質なインサイトを得るためのデータ活用基盤「インサイト・インフラ」関連の製品をプロフェッショナルサービスとともに提供しています。
現在では、企業におけるデータの価値を最大化できるよう、データ利活用の統制を図り、データ活用推進を支える攻めと守りの両面のメリットをもたらすデータガバナンスソリューションを提供しています。
また、インサイトテクノロジーが主催するデータ技術者向けカンファレンス「db tech showcase」には、世界中からデータ技術のエキスパートが講師として登壇し、毎年1,000名規模のエンジニアが参加しています。
・株式会社インサイトテクノロジー URL:https://www.insight-tec.com/
・db tech showcase URL:https://www.db-tech-showcase.com/
※記載されている企業名、商品名、サービス名は、株式会社インサイトテクノロジーならびに各社の商標または登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社インサイトテクノロジー
マーケティング本部
担当: 双木、中川
TEL: 03-5475-1450
E-mail:insight-mktg@insight-tec.co.jp
すべての画像