植物バイオテクノロジー教育を推進する埼玉県立杉戸農業高校と、産学連携による化粧品原料の技術開発にあたり、同校で「植物と化粧品の関り」をテーマとした特別講義を実施
産学連携による持続的で有効性の高い化粧品原料の開発
当社は、皮膚の課題解決のために最適な有効性を持つさまざまな天然素材を日本全国から開拓し、化粧品原料化することで、人の肌を綺麗にすることと、生産地の活性化を同時に目指す「ふるさと元気プロジェクト」を推進しております。しかし、高い有効性が見込まれる植物の中には希少性が高いものもあり、資源保護のため、入手や調達の維持が困難なことから、開発に着手できず、限られた資源の中で持続的に化粧品原料を製造できる方法を探索していました。
一方、杉戸農業高校の生物生産工学科では、植物細胞培養技術を活用して埼玉県の希少植物の保護にも長年取り組んでおり、教育の一環として培ってきた当該技術の出口戦略、社会貢献のあり方を模索していました。植物細胞培養技術は天然資源に負荷をかけることなく、バイオテクノロジーで物質生産が可能な注目のサステナブル技術です。
そこで今回、当社の化粧品原料開発技術に同校の植物細胞培養技術を活用することで、希少性によらず、少量の資源で、持続的に有効性の高い化粧品原料を開発する産学連携の取り組みに至りました。
▼ 参考:『ふるさと元気プロジェクト』について
https://www.saticine-md.co.jp/rd#anc_furusato
特別講義について
産学連携にあたり、同校生物生産工学科の2年次学生を対象に、彼らの研究成果が利用される「化粧品」「化粧品業界」の基礎知識や、彼らが日々研究を行っている植物が化粧品とどのような関わりを持っているのか、当社の取り組みである「ふるさと元気プロジェクト」等について講義を行いました。講義を通じて、彼らの研究が社会や産業においてどのような役割を担っているのかや、協業による技術開発の成果が将来どのような価値を発揮するのかを学んでもらうことで、日々の活動や当技術開発の意義を感じ、研究意欲の向上や、技術研鑽の一助に寄与したいと考えています。
参加した生徒からは「培養した植物細胞が役に⽴っているのがすごいなと思った」「化粧品には植物も関わっていると知り、化粧品にはどのような植物のどの部分が使われているのかもっと知りたい」といった感想が寄せられました。第一弾の講義が好評だったことを受け、第二弾の開催に至りました。今後も、同校と連携し、技術開発を推進させるため、様々な活動に取り組んでいく予定です。
今後の展望
当社と杉戸農業高校それぞれが持つ技術を組み合わせることにより、持続的な供給と高性能を両立させた化粧品原料の開発技術を確立します。そして、そこから開発された原料を、OEM製造を通じて長期にわたり多くの化粧品に配合することで、皮膚が抱える課題をしっかりと解決します。
今後も、日本の植物を独自に活用した持続的で有効性の高い化粧品原料の開発を進めていきます。また、杉戸農業高校と連携していくことで、同校の技術が化粧品開発に活用されるだけでなく、学生たちには社会や産業との関りを体感してもらい、有意義な学生生活の実現に貢献していきたいと考えています。
▼化粧品ブランド開発に関するご相談・お問い合わせはこちら
https://www.saticine-md.co.jp/form
サティス製薬とは
天然由来成分を中心とした高性能スキンケア化粧品の開発・OEM製造によって、ユーザー1人ひとりが持つ肌悩みを解消し、理想の肌状態へと導くモノづくりを行っています。D2Cブランドのスタートアップ支援を得意とし、ブランド立ち上げから運営の支援までトータルサポート。独自原料の開発や、製品の有効性・安全性評価試験、物流サービス、販売サイトなど、一気通貫でブランドの事業支援を行っています。
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