フレクト、本田技研工業と「VRPによるテストスケジュールの自動作成」に関する共同論文を発表
株式会社フレクト(本社:東京都港区、代表取締役 CEO 黒川幸治、以下フレクト)は、本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、取締役代表執行役社長 三部敏宏、以下本田技研工業)と共同で執筆した論文「VRPによるテストスケジュールの自動作成」※1を発表しました。本論文は本田技術研究所の論文サイトにて掲載されています。
近年、人口減少による人手不足が深刻化する中で、効率的なリソースの活用と業務最適化は重要な課題となっています。
フレクトでは、2020年に研究開発室を立ち上げて以来、ビジネスや産業の分野において複雑な業務を数学的・論理的に最適化するオペレーションズ・リサーチ※2(Operations Research、以下OR)の研究を進めています。ORを活用したシステムは、配送計画や在庫管理、シフト表作成など、さまざまな分野や業種での応用が可能です。
今回、本田技研工業との共同執筆によって発表された「VRPによるテストスケジュールの自動作成」では、新型車の開発期間短縮とコスト削減を目指し、必要なテスト車両の台数を最小化し、最適なテストスケジュールを算出する手法を検討しました。具体的には、衝突テストのスケジューリングには数理最適化手法、機能テストのスケジューリングには数理最適化手法の中の配送計画問題を応用し、考慮すべき制約条件を自動計算に取り入れることができました。また、表計算ソフトと簡易アプリケーションを活用して手法の有効性と有用性を検証した結果、従来90時間かかっていた作業がわずか6時間に短縮できました。
詳しくは本田技術研究所の「VRPによるテストスケジュールの自動作成」に関するページをご覧ください。
こちら https://www.hondarandd.jp/point.php?pid=1407&lang=jp
フレクトは今後も、先端テクノロジーの研究開発を通じて、企業や社会の課題解決に取り組んでまいります。
※1 Vehicle Routing Problem:デポ(depot)と呼ばれる特定の施設に待機する車両によって、顧客の需要を運搬(または収集)し、再びデポに戻る。このとき顧客の位置・需要量・作業時間、利用可能な運搬車台数ならびに運搬車の最大積載量・最大稼働時間、地点間の移動時間・移動距離・移動費用などが与えられたとき、総移動時間・総移動距離・総移動費用・必要な運搬車台数などを最小化する顧客訪問順(ルート)を求める問題
※2 オペレーションズ・リサーチ:現象を抽象化した数理モデルを構築し、モデル分析に基づいて種々の問題、とりわけ意思決定問題の解決を支援する方法論や技法
株式会社フレクト
フレクトは、クラウド先端テクノロジーとデザインで新しい顧客体験をカタチにする「攻めの DX※ 」支援を手掛ける国内トップクラスのクラウドインテグレーターです。顧客を中心に360°で繋がるクラウドサービスを幅広く提供するSalesforceやAPI連携プラットフォームの大手MuleSoftからは、豊富な実績や高い技術力が評価され、最高位のパートナー認定を受けています。
※ 攻めのDX: 収益や顧客エンゲージメントの向上を目的として、顧客接点の変革、サービス・商品の変革、ビジネスモデルの変革を通じて新たな顧客体験を創出するためのデジタル化
本社: 〒105-0023 東京都港区芝浦1丁目1番1号 浜松町ビルディング11F
代表者: 代表取締役CEO 黒川 幸治
設立: 2005年8月
TEL: 03-5159-2090
事業内容:DX支援のプロフェッショナルサービス「クラウドインテグレーションサービス」
企業サイト: https://www.flect.co.jp
研究開発室: https://rd.flect.co.jp/
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