日本対がん協会プロジェクト「対がんセミナー」動画を公開
「ブレスト・アウェアネス」や大腸がん医療の最新情報、組織型検診への課題を専門家が解説
公益財団法人日本対がん協会は、がん予防・検診の推進や正しい知識の普及などを目的とするプロジェクト「対がんセミナー」の動画を公開しました。
対がんセミナーでは専門家や当事者の解説を動画で収録し、協会公式YouTubeチャンネルで発信していきます。市民や患者、医療関係者や自治体職員をはじめ多様な層に向けて、正しい知識の最新情報をわかりやすく提供していきます。
日本対がん協会は、「がんで苦しむ人や悲しむ人をなくしたい」を全体目標に掲げ、「がん予防・検診の推進」「がん患者・家族の支援」「正しい知識の普及・啓発」などにかかわる各種事業に取り組んでいます。
このため、対がんセミナーでは、がんに関する最新の医療情報や検診情報、患者・家族の支援に関するテーマを中心に取り上げます。
テーマ選択は以下の3つの視点を柱にしています。
・「かわる」:がん医療政策の改善に向けた知識や視点
・「わかる」:市民や患者が理解すべき基礎的な情報
・「さぐる」:新しい医療や社会的動向の最前線
今回公開したのは以下の3本です。
1 植松孝悦(うえまつ・たかよし)静岡県立静岡がんセンター乳腺画像診断科兼生理検査科部長
「『乳房を意識する習慣』ブレスト・アウェアネスってなんだろう?」(約21分間)
「ブレスト・アウェアネス」という言葉を聞いたことがありますか。「乳房を意識する生活習慣」です。ふだんから乳房の状態を意識し、乳房の変化に気がついたら医師に相談することや、40歳になったら2年に1度乳がん検診を受ける習慣のことです。専門家が詳しく解説します。

2 小林望(こばやし のぞむ)国立がん研究センター中央病院検診センター長
・「いちからわかる大腸がん~大腸がんファクトシートから見た最新事情~」(約14分間)
日本でも男女ともに罹患数が最も多いのは大腸がんです。死亡数も女性では1位、男性2位です。いったいどんながんなのか、どんなことがリスクになるのか、どんな検診を受けるべきか、最新事情を国立がん研究センターの専門家が紹介します。

3 小林望(こばやし のぞむ)国立がん研究センター中央病院検診センター長
・「大腸がん検診を受けやすくするために…カギを握る組織型検診」(約17分間)
日本のがん検診の体制は海外と比べて不足しているという指摘があります。がん検診を受ける人を増やして、がんで苦しむ人を少しでもなくすためには、「組織型検診」への移行が課題です。国立がん研究センターの専門家が、現状や課題について話します。

■日本対がん協会公式サイト
■日本対がん協会公式YouTubeチャンネル
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