伴走型アプリ開発サービス「ModuleApps2.0」を提供開始 〜アプリのグロース(成長)を目指して、リリース後もクライアントと伴走〜
株式会社NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社である株式会社DearOne(本社:東京都港区、代表取締役:河野 恭久、以下:DearOne)は、同社が提供する公式アプリ開発サービス「ModuleApps(モジュールアップス)」を大幅に改善し、ModuleApps 2.0(モジュールアップス ニーテンゼロ)として提供開始します。
- ModuleApps2.0 提供の背景
そうした中、公式アプリの普及率が高まり、既に飲食・小売業を中心としたOMO(Online Merges with Offline)の分野ではかなり多くの企業が公式アプリを所持するまでになりました。
DearOne自社調べでは飲食・小売・消費者サービス分野の売上上位100社の内、83%の企業が公式アプリを所持しています。※
※ DearOne自社調べ。小売業、飲食業、消費者サービスを10の小カテゴリに分類し、各カテゴリ売上上位10社ずつの2021年9月時点における公式アプリ所持状況を、App Store、Google Playストアにて調査した。
これは、企業公式アプリは所持する時代から、運用・グロース(成長)する時代へ変化したことを表しています。実際にModuleAppsを通してDearOneに寄せられるアプリに対する要望は、アプリの運用に関するものが増えてきました。
【アプリに対する要望の一例】
・アプリのダウンロード数をどうやって増やせばよいのか
・アプリで配信するクーポンなどの活用率を向上させたい
・アプリから店舗やECへ送客できているのか把握したい
ModuleAppsは、機能モジュールをベースとした低価格・短納期でのアプリ開発に加えて、デザイン・機能を柔軟にカスタマイズできることが特長のサービスでしたが、こうした社会の変化に合わせてさらにサービスを進化させ、ModuleApps2.0として提供することを決定いたしました。
アプリがグロースする、つまり多くのユーザーに継続的に利用され、店舗やECへの送客により収益に貢献するためには、以下が重要であるとDearOneは考えています。
・OODAループによる継続的改善
最初からすべての機能を盛り込んでアプリを開発するよりも、まずは小さくスタートしてユーザーの反応を見ながら、OODAループ(Observe、Orient、Decide、Act)のフレームワークで細かく、速く改修を加えることでユーザーに支持されるアプリに成長させる。
・Best of Breed(ベストオブブリード)
全ての機能をアプリ上で独自開発するのではなく、世の中にある優れたソリューションとアプリを柔軟に連携させることで、新しい機能をスピーディにアプリに実装する。
・ユーザー行動の把握
アプリ上でのユーザーの行動を正確かつ詳細に分析することで、ユーザーインターフェース(UI)、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させる。ボタンの配置やメニューの順番などを勘と経験で決定するのではなく、ユーザーの行動を元に最適な配置を判断する。
・アプリ運用の知見・ノウハウの蓄積
成功した施策・失敗した施策、他社の事例、業界の最先端動向等アプリマーケティングに関する最先端の情報の収集と、それを踏まえた自社アプリの戦略や指標設定、ロードマップの策定を行う。
ModuleApps2.0は、こうしたアプリのグロースに向けた課題に対応したサービスとなっています。
- ModuleApps2.0 の特長
以下の4つの特長があります。
1.標準機能モジュールを一新
ModuleAppsは、アプリに必要な各機能を部品(モジュール化)し、そのモジュールを組み合わせることで低価格、短納期でアプリを開発できるサービスでした。ModuleApps2.0もその基本設計思想を受け継ぎ、標準機能モジュールをベースにアプリの開発が可能です。これにより、大規模な開発を行わなくとも必要な機能をすぐにアプリに実装することができます。
さらに今回は現在の市場ニーズに合わせて標準機能モジュールを一新し、新規モジュールも追加しています。
【主な新規モジュール】
・アプリ内メッセージ
ユーザーの属性や行動に基づいて、 アプリ内でメッセージを発信できる機能。予約配信、セグメント配信が可能で、ユーザーに最適化されたタイミングでコンテンツを訴求することが可能。
・ARメジャー
スマートフォンのAR機能を活用して家具や家電の大きさを計測し、更にメモや画像をスマートフォンに保存する機能。家具やインテリア、ホームセンターなどのアプリに搭載するとユーザーの利便性が向上する。
2.他のマーケティングソリューションとの柔軟な連携
ModuleApps2.0は標準機能モジュールをベースとしたアプリ開発を行いますが、更にデザイン・機能の柔軟なカスタマイズが可能です。今回、アーキテクチャを大幅に見直したことでカスタマイズがより柔軟に対応できるようになりました。特に、他のマーケティングソリューションが提供するソフトウェア開発キット(SDK)をModuleApps2.0に実装することが容易になりました。
また、ユーザーの管理単位をアプリのID単位ではなく個人ID単位に変更しています。これにより会員システムなどと連動させた場合に個人単位での管理が可能になります。
これらの機能により、すでに企業で利用されている会員システムやマーケティングオートメーション、Web接客などの様々なデジタルマーケティングソリューションとアプリを連動させた統合的なマーケティングが実現可能になります。
3.ユーザー行動分析ツール「Amplitude」を標準搭載
ModuleApps2.0は、アプリ上でのユーザーの行動を精緻に把握するため、米国No.1※の行動分析ツール「Amplitude」を標準搭載しました。※
これにより、アプリ上でのユーザーの行動をダッシュボードで簡単に分析できるようになります。アプリに新しく実装した機能はユーザーに利用されているのか、クーポンの利用状況はどうなっているかなどをユーザーセグメントごとに分析することができ、その結果を次のアプリ改修に活かすことが可能です。
※ 出典:G2.com, Inc「Grid® Report for Product Analytics | Winter 2021」
※ ModuleApps2.0をご契約いただくことでAmplitude Starter Planがご利用可能。
4.伴走型サービス
アプリリリース後に担当者の方が不安に思うのは、「自分たちだけでアプリの運用ができるだろうか」という点です。
DearOneはこれまで多くの有名企業のアプリ運用の支援を行ってきました。こうした知見を結集し、ModuleApps2.0では、アプリ経験豊富なカスタマーサクセスによるアプリ伴走コンサルティングをサービスメニュー化しました。
本サービスではユーザーの利用状況のレポーティングに始まり、コンテンツの内容を含めたアプリ運用改善のご提案、アプリ業界の最新情報の提供、更には今後の機能追加方針についてもご相談に乗り、クライアント様と一緒にアプリのグロースを目指します。
DearOneはModuleApps2.0の提供を通じて、自社のミッションである「企業 - ユーザー間のコミュニケーションをテクノロジーでデザインする」を実現し、より多くの消費者の生活を豊かにする未来を目指して、今後も邁進いたします。
・ModuleApps2.0 公式サイト
https://moduleapps.com/
- 株式会社DearOneについて
また、米国No.1のユーザー行動分析ツールである「Amplitude」の日本総合代理店として、Amplitude認定資格を有したグロースチームによる、Amplitudeのサービス組込みから分析示唆出しを総合支援するメニューを提供しております。
そのほか、アプリのスクラッチ開発から、DMP/CDPの構築、分析業務、プロモーション支援等、企業のデジタルトランスフォーメーションの支援を行っております。
・代表者:代表取締役社長 河野 恭久
・本社:東京都港区虎ノ門 3-8-8 NTT虎ノ門ビル 4階
・URL: https://www.dearone.io/
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