【超直前独自アンケート】アクティビティ事業者にマスク着用に関する調査を実施お客様への着用ルールは「緩和する」と「お客様の判断」で約9割
独自の観光事業者インタビューでは、接客コミュニケーションの円滑化や自然環境保護の観点で、マスク着用ルールの緩和を歓迎する声も
調査結果サマリー
■お客様に対する3月13日以降のマスク着用は、53%が「お客様の判断に任せる」、36.8%が「緩和する」 ■従業員に対する接客時のマスク着用ルールは、「緩和する」が34.2%、「緩和しない」が26.5%、「個人の判断に任せる」が28.2%と意見が分かれるが、お客様との至近距離で接する事業者は「緩和しない」が多い。 ■マスク着用により不便に感じたことがあるかという質問に対しては、「ある」が67.5%、コミュニケーションや作業を行う際に不便と感じている。 ■13日以降、一部の感染対策も緩和する方向へ。 ■事業者への独自インタビューでは、自然環境保護の観点でマスク着用ルールの緩和を歓迎する声も。 |
調査結果
Q 3月13日以降、お客様に対して体験時のマスク着用ルールを緩和しますか?
お客様に対するマスクの着用ルールは、「個人の判断に任せる」が53%、「緩和する」が36.8%、「緩和しない」と「わからない・決めていない」がともに5.1%という結果となり、半数以上の事業者が「個人の判断に任せる」と回答しました。
なかでも、ものづくり体験を提供する事業者の多くが「個人の判断に任せる」と回答しました。
政府より個人の判断でのマスク着用というルールが発表されたなかで、屋内で至近距離での接客が多いものづくり体験においては、従業員自身はマスクを着用するなど一定の感染対策は行うものの、「様子を見る」や「お客様には強制できない」という意見が多くあがりました。
一方で、マリン・ウォーター系の野外アクティビティでは、マスクを外す必要がある場合や、十分な換気や人との距離が保たれているため、「緩和する」「個人の判断に任せる」という回答が多くなりました。
【理由】 ▼「緩和する」 ・国の方針に合わせるため ・マスクを外さないとできない体験のため ・野外体験のため、これを機に緩める ・海外国内旅行復活の機運向上とお客様利便性向上のため ▼「緩和しない」 ・室内で近い距離での活動になるため、安心感のため ・感染防止のため ・お互いの安全のため ▼「個人の判断に任せる」 ・お客様に対しては私たちが判断することではないため ・室内でのアクティビティなので、お客様が不快に思うようなら着用をしてもらうことになる ・野外や水中のアクティビティなのでもともと感染リスクが低いため ・とりあえず様子を見る ▼「わからない・決めていない」 ・お客様の反応がまだ分からないから ・検討中のため |
Q 3月13日以降、従業員に対して接客時のマスク着用ルールを緩和しますか?
従業員に対する接客時のマスク着用ルールは、「緩和する」が34.2%と最も多いものの、「緩和しない」が26.5%、「個人の判断に任せる」が28.2%と意見が分かれる結果となりました。
野外での体験を提供する事業者の多くは「緩和する」または「個人の判断に任せる」と回答する一方で、お客様と至近距離で接する機会が多い体験事業者などでは「緩和しない」という回答が最も多くなりました。
また「わからない・決めていない」とした事業者は、お客様の状況を見て判断したいという理由が多く、様子を見てから判断するという意見もあがりました。
その他に、野外のアクティビティの場合、屋内時はマスク着用、屋外ではマスクを外すなど、従業員に対して場面やシチュエーションによってルールを定める事業者もいるようです。
【理由】 ▼「緩和する」 ・国の方針に合わせるため ・野外での体験のため必要がない ・海は特にマスクは不要のため元々緩和をしている ・子供向け体験の場合、多くの表情を見せることも大事な伝える手段になるから ▼「緩和しない」 ・お客様と至近距離で接することが多いため ・従業員やお客様の安全のため ・お客様の間でマスク着用が少なくなるまではマスク着用する ・5類へ移行するまではマスクを着用しておきたい ▼「個人の判断に任せる」 ・開催人数などに応じて判断したい ・旅行復活の機運向上とお客様利便性向上のためマスクは外していいが着用したい人はしてもいい ▼「わからない・決めていない」 ・社内で検討がされていないため ・お客様のマスク利用状況を勘案して、都度の判断になると思う |
Q これまで、業務中にマスクを着用していることで、不便に感じたことはありますか?
マスク着用により不便に感じたことがあるかという質問に対しては、「ある」が67.5%となり大半を占め、「ない」が24.8%、わからないが7.7%となりました。
主に不便だと感じる場面として、お客様の声が聞こえづらいことや、従業員の声が通りにくくなる、また双方の表情が見えないなどコミュニケーションに関わる意見が特に多くあがりました。また、野外アクティビティの場合、マスクによる息苦しさや夏になると暑苦しくなるという回答も多く寄せられました。
今後、マスク着用が個人の自由となるなかで、コミュニケーションがより円滑となり、お客様にとってもより充実したアクティビティ体験を行うことができるようになると予想されます。
【不便に感じることや場面】 ・表情がわからない ・海での仕事なので濡れたら息がしづらい ・聴覚障害がある方に口の動きを見て会話を読み取ってもらうのでそのような場面ではマスクを着用していると不便に感じる ・ガイドが中心となるため、案内時、声を張らないと聞こえづらい等の支障があった ・夏暑い日は熱中症や呼吸が苦しくなる |
アクティビティ事業者の実際の声
北海道 知床清里町ウエネウサルみどり ご担当者
もともと、マスク着用に関しては屋内と屋外で別ルールを定めています。屋内にいるときや車移動時には、マスク着用の協力をお願いしており、屋外ではマスクを外しても良いとご案内していました。13日以降も基本的にお客様の判断にお任せしますが、同様の対応も続けるつもりです。
従業員に関しては、屋外では、知床でガイドをする上で嗅覚がヒグマの居場所を知る重要なファクターとなるため、お客様の安全を第一優先に、お客様のご了承を頂いた上でマスクを下げて行動をしていました。
13日以降は、これまでよりもマスク着用ルールは緩和し、コロナ5類移行時までにマスク全廃を目指します。
最近、知床ではマスクのポイ捨てが非常に多く、重大な環境問題になりつつあります。マスク着用が減ることでこういった問題もなくなるのではないかと期待しています。
新潟県 ジュエリー工房COLON ご担当者
これまでは、ホームページ上でマスク着用のお願いを掲載し、パーテーションの設置やサーキュレーターや扇風機を設置して換気を行うなど対応してきました。
13日以降、パーテーションの再設置は考えていませんが、引き続きサーキュレーターや扇風機は設置し、マスクを数枚準備しておくつもりです。
お客様に対してはマスク着用の強制はしないものの、私自身は、様々なお客様と接する機会が多いため、自らが感染源とならないように、感染状況を見ながらマスク着用は続けます。
香川県 Shugin ご担当者
これまでは、間仕切りをそれぞれの机に置いていましたが、間仕切りがあることで、お客様に教えるために身を乗り出せず、また間仕切りが反射して見づらかったこともあったため、13日以降はこれを機に間仕切りはなくす予定です。お客様へはマスク着用についてはご自身の判断に任せます。私自身はそのときの状況によりマスクを着脱していきます。
マスクがあると不便なことも多かったため、国が号令掛けてくれたのは業界としてはありがたかったです。
調査概要
調査名:3月13日以降のアクティビティ事業者におけるマスク着用に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象者:KKday、アクティビティジャパンに現地体験を掲載または、観光事業者向け予約管理システム「rezio(レジオ)」を 導入している、全国のアクティビティ事業者717社
事業者地域:北海道/青森県/秋田県/山形県/岩手県/宮城県/福島県/栃木県/群馬県/埼玉県/東京都/神奈川県/山梨県/新潟県/長野県/静岡県/愛知県/岐阜県/三重県/石川県/福井県/滋賀県/京都府/大阪府/奈良県/和歌山県/鳥取県/広島県/岡山県/高知県/香川県/福岡県/長崎県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県
有効回答数:117社
調査実施期間:2023年3月3日(金)~3月7日(火)
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