ミマキが繊研合繊賞・サステイナブル部門賞を受賞
ポリエステルの脱色・アップサイクル技術「ネオクロマト加工」3社合同で開発と実用の展開
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、ポリエステルの脱色・アップサイクル技術「ネオクロマト加工」の開発と実用の展開が2024年度繊研合繊賞・サステイナブル部門賞を日華化学株式会社・エレファンテック株式会社及び当社の3社合同で受賞したことをお知らせいたします。繊研合繊賞は化合繊業界の発展を期待し優れた素材、技術開発、マーケティング活動などに贈られるもので、今回で第55回となります。
ネオクロマト加工は分散染料プリント・染色されたポリエステル生地に専用の薬剤を塗布し、熱を加えると脱色できる技術です。脱色後は新たに染色・プリントすることが可能(当社は再プリントまでの工程を「ネオクロマトプロセス」と呼称)で、使い捨てされることが多いのぼり旗や衣料品などの再利用に適用できます。
日華化学株式会社とエレファンテック株式会社が共同開発した「ネオクロマト加工」と、市場における展開を進める当社の取り組みを含め繊研新聞社様より高い評価を頂きました。2024年11月には株式会社ロフトの店舗装飾用タペストリーを循環利用するプロジェクトにも試験的に導入されており、当社では2025年度中の製品発表に向けて取り組んでおります。

受賞製品のご紹介
捺染ポリエステル生地から染料を脱色する「ネオクロマト加工」
今回サステイナブル部門賞を受賞したネオクロマト加工は、捺染されたポリエステル生地を脱色しアップサイクルを可能とします。世界のテキスタイル素材において年間生産量の約80%に相当する廃棄量が発生しており*、使用期間が終わったのぼり旗や不要になった衣料品を脱色・再プリントすることで生地の廃棄削減に寄与します。また当社のインクジェットプリンタと開発中の脱色機を使用し、消費者の近くでアップサイクルが可能になります。廃棄に掛かる環境負荷に加え、回収やリサイクルに掛かる膨大なエネルギーの削減によりテキスタイル産業の持続化を推進します。
*当社調べ

株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタおよびそのインク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を⾏っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント工程のトータルソリューションを提供することにより、お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを目指しています。
企業・IRサイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/
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