トルコのホテルベッド100万台以上がサステナブル・ツーリズムの認証を取得

サステナビリティ認証を取得したホテルが最も多い地域“アンタルヤ”

トルコ文化観光省が先月、ロンドンで開催された欧州最大の旅行・観光関連のビジネス見本市「ワールド・トラベル・マーケット（WTM）」に合わせて発表した数字によると、トルコの100万台以上のホテルベッドが現在サステナブル・ツーリズムの認証を受けています。具体的には1,044,189のベッドを有する7,500以上のホテルが、トルコのサステナブル・ツーリズムプログラムに参加し、サステナブル・ツーリズム認証と証明書を取得しています。この認証プロセスはグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会（持続可能な世界観光協議会）とのパートナーシップにより開発されたもので、トルコは同協議会と政府レベルで協定を結んだ世界初の国でもあります。

トルコは、宿泊施設のサステナブル・ツーリズム認証が法律で義務付けられているなど、観光への持続可能なアプローチが「必須」とされている世界でも数少ない国のひとつです。持続可能な観光国家プログラムの進捗状況を見ると、アンタルヤで1,144、イスタンブルで966、ムーラで639、イズミルで488の宿泊施設が認証を受けています。

メフメット・ヌリ・エルソイ文化観光大臣は、今回の認証と認定に関して次のように述べました。「2023年の最初の9ヶ月間で、4,500万人以上の人々がトルコを訪れ、2022年の同時期から12.4％増加しました。私たちは観光産業の成長に力を注いでいますが、将来の世代のために国の資源を保護することも同様に尽力しています。観光地と観光商品を紹介すると同時に、私たちのサステナブル・ツーリズムプログラムが、目標に向かって迅速かつ効果的に前進していることを発表でき、非常に嬉しく思います。トルコ国内で最大の観光地域にある100万以上のホテルベッドが持続可能であることが検証され、認証されました。トルコを訪れる相当数の外国人旅行者の方々がこれらの宿泊施設に滞在されたことを光栄に思います。」

ワールド・トラベル・マーケット（WTM）のブースでは、トルコのサイクリング・ルート、持続可能な観光プログラム、トルコ全土で体験できる50のサステナブルな観光紹介のほか、トルコの豊かな歴史と文化遺産、そして持続可能なグルメ観光も紹介しました。

トルコについて

地中海沿岸に位置し有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、何世紀にもわたり文化的な交流と多様性の拠点と考えられてきました。多様な文明が反映された歴史、遺跡、自然や美食を有し、多目的なデスティネーションです。伝統とモダンが融合した芸術やファッションをはじめ、ダイナミックなショッピングやエンターテインメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。2022年には全世界から約5,140万人の訪問者を迎え、世界第3位の観光市場となっています。2023年はトルコ共和国として建国100周年の年です。

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トルコ観光広報・開発庁（TGA）について

トルコ観光広報・開発庁（TGA）は、国内外の観光市場においてのトルコのブランディングを確立させ、観光やビジネスにとって魅力的な渡航地としての認知を高めるため、文化観光省が定めた観光戦略や政策に基づき、あらゆるプロモーション、マーケティング、コミュニケーション活動を行っています。世界各地の現在の観光機会を促進・販売するとともに、観光の潜在的分野を発見・改善・確立していきます。